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最前線で医師と連携する臨床検査技師 タスク・シフト/シェアが医療の質向上のカギ

北海道医療センターの成功への道筋と課題とは 北海道医療センター院長 伊東 学先生インタビュー

【画像:https://kyodonewsprwire.jp/img/202410288902-O1-Ix1eYsaG

報道関係各位
2024年10月30日

2024年4月スタート!タスク・シフト/シェアはどこまで進んでいるのか
最前線で医師と連携する臨床検査技師
タスク・シフト/シェアが医療の質向上のカギ
成果をあげている北海道医療センターの成功への道筋と課題とは
北海道医療センター院長 伊東 学先生インタビュー

 臨床検査技師及び衛生検査技師の職能団体である一般社団法人日本臨床衛生検査技師会(東京都大田区、代表理事会長:横地 常広)は、月刊誌「Wedge」11月号に、4月からはじまった「医師の働き方改革」に伴う医療のタスク・シフト/シェア、臨床検査技師の役割に関するインタビューを掲載しました。
 本文は、当会HP[https://www.jamt.or.jp/news/asset/pdf/996dd56245e4c5e3b2433223faedc06b9f1b412b.pdf]でご覧になれます。

「Wedge」11月号(10/19発売)から
 「医師の働き方改革」による時間外労働の上限規制が医療分野に拡大し、2024年4月から開始された。医師の仕事を他業種でも対応できるいわゆる「タスク・シフト/シェア」によって、医師の労働時間短縮を実現すべく法律も改正された。では、実際、タスク・シフト/シェアはどこまで進んでいるのか?医師と臨床検査技師が最前線で連携し、着実に成果をあげている北海道医療センター院長の伊東 学先生に話を聞いた。

タスク・シフト/シェアは医療の安全や質の向上につながっていく ※要約
 北海道医療センターでは、臨床検査技師が担う役割の一例として、脊椎・脊髄の手術中の検査である「体性感覚誘発電位(SEP)」、「運動誘発電位(MEP)」の検査を臨床検査技師が担当している。これは手術中に脊髄や神経に障害を与えていないかをリアルタイムでモニタリングする検査だが、これを臨床検査技師が行うことで医師は手術に集中できるようになった。一方、臨床検査技師も医師と対等の立場で仕事に臨むこととなり、自分たちの責任を果たそうと自ら勉強しスキルをあげてきており、より安全性の高い医療が提供できるようになった。
 「タスク・シフト/シェア」は仕事の肩代わりではなく、医療がよりハイテク化している現在、医師だけではできなくなったことを専門職が責任をもって行い、よりレベルの高いものにして医療チームに還元することで、医療全体の安全性や質を高めていくことだと考えている。

【画像:https://kyodonewsprwire.jp/img/202410288902-O3-K722RiwP

 
タスク・シフト/シェア成功のポイントは目的を明確に、権限を委譲すること ※要約
 タスク・シフト/シェアの成功にはスタッフ全員に目的を明確に伝え、チームとして理想の医療に到達するという思いを、時間をかけて形成することが重要である。そうすることで、少しずつモチベーションがあがっていく。権限を委譲することも必要。医学が日々進歩し、さらに高齢化が進んでいる今は、退院後の患者さんの生活を専門職が集まって考えなければならない総力戦の時代になってきている。だからこそ、専門職の権限を大事にし、それぞれの意見を最終的に医師が治療や退院後の生活に落とし込んでいく方法がよいだろう。

医師と臨床検査技師とのコミュニケーションの積み重ねが安心・安全な医療の提供へ ※要約
 タスク・シフト/シェアは今までの考え方をどう打ち破るかで変わる。医師にとっても、臨床検査技師にとっても、今まで通りで何とかなっていることに対して、忙しい中で変革にチャレンジする意欲の源は、最終的には各々の医療に対するモチベーションである。臨床検査技師の長けている検査技術に対して、臨床的な観点から医師がフィードバックすることで現場のスキルをあげていくことが、タスク・シフト/シェアで医療の安全性を確保することにつながる。北海道医療センターでは、医師と臨床検査技師がコミュニケーションをとりディスカッションをすることを繰り返してきた。それにより臨床検査技師のスキルが向上し、モチベーションのアップ、自主的な勉強などにつながってきた。この積み重ねにより、安心・安全で効果的な医療が提供できると確信している。

記事全文は以下からご覧になれます。
https://www.jamt.or.jp/news/asset/pdf/996dd56245e4c5e3b2433223faedc06b9f1b412b.pdf
【画像:https://kyodonewsprwire.jp/img/202410288902-O4-W7V38a5F

Wedge5月号 「医師の働き方改革が4月からスタート 臨床検査技師はどう貢献できるか」は以下よりご覧になれます。
https://www.jamt.or.jp/news/asset/pdf/f2063c7c5d09546caafff8819c1b26406dcfa0fe.pdf

【画像:https://kyodonewsprwire.jp/img/202410288902-O6-MYPe242b

「一般社団法人 日本臨床衛生検査技師会」について
一般社団法人 日本臨床衛生検査技師会(Japanese Association of Medical Technologists:JAMT)は昭和27年に発足した日本衛生検査技術者会が前身となり発展してきました。創立当初、検査技師に対する一般の認識は低いものでしたが、私達の活動を通じ、高度な検査技術を持つ技師の重要性が広く社会に認知されつつあります。今後は各国の検査技師会との交流を通じ、医療の国際化にも貢献して参りたいと考えております。

【概要】
◇名 称 : 一般社団法人 日本臨床衛生検査技師会
◇所在地 : 〒143-0016 東京都大田区大森北 4 丁目 10 番 7 号
◇代表者 : 代表理事会長:横地 常広
◇創 立 : 昭和 27 年 7 月 27 日
◇URL : https://www.jamt.or.jp/
◇事業内容:
1.公益目的事業
 1)臨床検査精度保証事業 2)臨床検査精度管理調査事業
2.学術・職能支援事業
 1)学術・技術振興事業 2)学術・職能教育研修事業 3)厚生労働大臣指定講習会4)国際協力事業
 5)会誌「医学検査」発行事業 6)学会運営事業 7)出版事業 8)支部運営事業 9)日臨技認定制度
3.政策渉外・組織強化事業
 1)法・渉外活動 2)組織対策・組織運営 3)共済事業 4)調査研究

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