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サラリーマンのお小遣いは2年ぶりに上昇-「2014年サラリーマンのお小遣い調査」結果について

〜昼食代は23円増の541円とワンコイン+消費税8%の水準。1ヵ月の飲み代は770円増の8,459円〜

当行は、20代から50代の男性サラリーマン約1,000人などを対象にした「2014年サラリーマンのお小遣い調査」を実施し、その結果を取りまとめました。

「2014年サラリーマンのお小遣い調査」結果の主なポイント

平均お小遣いは月額39,572円(前年比1,115円増加)で2年ぶりに上昇したが、リーマンショック前の水準(2008年の45,825円)にはおよばず。調査開始以来、過去4番目に低い金額
昼食代は前年比23円増の541円。ワンコイン(500円)+消費税8%の水準
1回の飲み代は前年比9円増の3,483円、回数も微増し、1ヵ月の飲み代は770円増加の8,459円で2年連続上昇
女性会社員のお小遣い額は男性会社員より2,860円低い36,712円


2014年の調査では、2年ぶりにお小遣い額が回復、昼食代、飲み代も2年連続で上昇しましたが、その実態としては、お小遣い額はまだ過去4番目に低い水準のまま、昼食代はワンコイン+消費税8%の基準、飲み代もほぼ横ばいとなっています。しかも、平均を引き上げているのは20代、30代の若年層ではなく、40代、50代が中心となっており、若年層のお小遣い額や昼食代、飲み代などの金額は40代、50代と比較すると低い傾向が続き、二極化が進んでいます。アベノミクスがサラリーマンのお小遣いに与える影響は限定的で、お小遣い面からみた日常生活のゆとり度は全体的に苦しいと感じる向きが強まっています。消費者物価が上昇し、消費税増税により出費も増えるため、お小遣いも増やさざるを得ない状況にあるとも言えます。来年もお小遣い額は増えると予想していますが、20代、30代は消費税の負担感が強く、節約の傾向も強いことから、消費意欲は他の世代よりも低いと考えられ、お小遣い額については、今年と同様に40代、50代がけん引する状況が続くと思われます。

今年の調査から、女性会社員も20代から50代までに調査対象範囲を広げて、サラリーマン(男性会社員)との比較ができるようにしました。

■サラリーマンの平均お小遣い額は月額39,527円(前年比1,115円増加)で2年ぶりに上昇したが、リーマンショック前の水準(2008年:45,825円)までにはおよばず。調査開始以来、4番目に低い金額
世代別では、近年は2007年以降、20代のお小遣い額の減少が止まらず、2014年についても、前年比615円減と唯一の減少となりました。一方、40代と50代はリーマンショック後の2011年を底に3年連続で増加し、2014年は41,000円を超えました。2012年に50代のお小遣い額が20代を逆転して上回ってから、その世代格差が広がる傾向にあります。また、今年から調査範囲を拡大した女性会社員の20代から50代の平均お小遣い額は、男性より2,860円低い36,712円でした。

■昼食代は541円と2年連続で上昇したが、ワンコイン+消費税の水準
男性会社員の昼食代は昨年より23円上がって541円となり、2年連続で上昇しました。しかし、500円+消費税8%の水準で、ワンコインランチの傾向が続いています。また、女性会社員の平均は男性より29円低い512円となりました。

■一回の飲み代は前年比9円微増の3,483円で昨年並み。月の飲み回数は0.2回増えて2.4回
男性会社員の1回の飲み代は、昨年から9円増えて3,483円となり、ほぼ横ばいでした。金額としては、1999年の  調査開始以来、4番目に低い水準となっています。女性会社員の平均は男性会社員の飲み代から約1,000円低い2480円となりました。
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