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FromプラネットVol.78 <スキー・スノーボードに関する意識調査>

ブームから30年…中高年男性は"ひとりスキー"で青春を懐かしむ?

〜当世流"ゲレンデマジック"?男性の"滑れない姿にほれる"20代女性も〜




FromプラネットVol.78  
<スキー・スノーボードに関する意識調査>                                   

[画像1: https://prtimes.jp/i/30978/2/resize/d30978-2-960919-pixta_36339964-0.jpg ]



 国内1,200社超が利用する日用品流通の情報基盤を運営する株式会社プラネット (所在地:東京都港区、代表取締役社長:田上正勝)は、日用品にまつわるトピックスをお届けする 『Fromプラネット』 の第78号として、スキー・スノーボードに関する意識調査の結果をご紹介します。
バックナンバー https://www.planet-van.co.jp/news/from_planet.html


経験ありのウィンタースポーツ1位はスキー、2位はスケート、3位は?

 冬季オリンピックの開催も間近。ウィンタースポーツが注目される季節です。今回は冬のスポーツの王道、スキー・スノーボードについてアンケートを行い、始めたきっかけや楽しみにしていることなどについてまとめました。
 まず最初に、経験のあるウィンタースポーツは何かを聞きました。やはり1位は「スキー」61.4%、2位は都市型レジャーでもある「スケート」50.8%。3位は、施設も道具も不要の「雪合戦」45.9%でした。
 エリア別では、「北海道」「東北」「甲信越」「北陸」という雪の多いエリアで、太平洋側や西日本に比べ、数値が高くなっていました。「スキー」経験率が最も高いのは「甲信越」の82.4%で、最も低い「九州・沖縄」32.2%の約2.5倍でした。「甲信越」では、「スキー」以外にも、「スケート」「雪合戦」「ソリ」など多くの項目で、エリア中最高値。全体では10.5%の「スノーボード」でも20.4%と、唯一2割を超えていました。「スノーボード」が長野オリンピックから冬季五輪の正式種目となったこととも関係があるかもしれません。一方、「アイスホッケー」「ボブスレー」「カーリング」といった経験者の希少な項目については、「北海道」で最も高くなっていました。
[画像2: https://prtimes.jp/i/30978/2/resize/d30978-2-959009-1.jpg ]




スキー経験者が最も多い年代は?

 性年代別に見ると、男女ともに20代・30代の若年層で数値が低くなる傾向が見られました。若年層では「特にない」が高く、年代が低くなるにつれて、ウィンタースポーツを楽しむ人が減っていることがうかがえます。「スキー」で最も高かったのが、男性では50代の68.5%、女性では60代の61.2%。「スケート」では、男女ともに60代で最も高くなっていました。日本にスキーブームが巻き起こったのが、1980年代後半から90年代初頭にかけてのバブル時代。50代・60代は、20代や30代の頃にこのブームを経験した世代に当たり、ウィンタースポーツの経験率が高くなっていると考えられます。
 一方で、「スノーボード」については、男性の30代で30.2%と最も高く、男女ともに50代以上では1ケタと、対照的な結果でした。若年層に親しまれている数少ないウィンタースポーツが「スノーボード」だと言えそうです。



始めたきっかけ…若者は「友達の影響」よりも「学校の授業で」

 ここからは、スキー・スノーボードの経験者に聞いていきました。まずは、スキー・スノーボードを始めたきっかけについて。1位は「友達の影響」39.8%、2位「学校の授業で」26.9%、3位「家族の影響」19.0%、4位「まわりではやっていたから」15.7%という順になりました。男女差に注目すると、「学校の授業で」「家族の影響」は女性の数値が男性より高く、それ以外のすべての項目で男性の数値が女性を上回りました。女性は男性に比べ、学校や家庭など生育環境がきっかけで始めた人も多いのに対し、男性は「友達の影響」や「まわりではやっていたから」など、交遊関係やブームがきっかけになった人が多いのかもしれません。
 さらに性年代別にも見ていくと、男性では年齢が高くなるほど「友達の影響」や「まわりではやっていたから」が高くなる傾向が見られました。やはりスキーブームを経験した年代に、流行に乗って始めた人が多いことがうかがえます。一方で、男女ともに年代が低いほど「学校の授業で」が高くなる傾向が見られ、30代では、全体とは1位と2位の項目が逆転。「友達の影響」よりも「学校の授業で」のほうが高くなっていました。若い世代にとって、スキーは友人との楽しみや交遊の場というより、学校の授業で“習う”ものになっていると言えそうです。スキーが娯楽だったバブル世代にとっては驚くべきことかもしれません。
[画像3: https://prtimes.jp/i/30978/2/resize/d30978-2-405589-4.jpg ]




かつてのブームも…「5年以上していない」人が8割

 次に、スキーまたはスノーボードをする頻度について聞きました(表3)。すると、「5年以上していない」と答えた人が78.9%と8割近く。ブーム真っ盛りの頃にはシーズン中何度もゲレンデに足を運ぶことも珍しくありませんでしたが、「1年に2回以上」という人は8.0%と1割以下でした。“年1回以上”、つまり少なくとも毎年1回は行くという人は13.7%、“2〜3年に1回以上”も17.4%と2割に届きませんでした。“何年もゲレンデに行っていない”人が圧倒的多数であることがわかります。
 スキーまたはスノーボードに、“2〜3年に1回以上”行っている人に、どんなことを楽しみにしているかを聞いてみました(表4)。すると、「ゲレンデの雰囲気」と「滑降するスピード感」が53.5%で同率1位。3位が「自然を満喫できるから」48.2%でした。さらに、「滑り終わった後の温泉」が34.3%で4位、「気分転換」が34.1%で5位と僅差で続きました。スキー場は温泉が近いことが多く、スキーで体を動かした後に入る温泉を楽しみにしている人も多いことがわかります。
 男女別では、女性は「自然を満喫できるから」が55.8%で1位、男性では「滑降するスピード感」が56.0%で1位となり、男性と女性では多少傾向の違いが見られました。いずれにしても、ゲレンデや雪山には、他のレジャーや都会にはない雰囲気や魅力があるのは確かなようです。
[画像4: https://prtimes.jp/i/30978/2/resize/d30978-2-481231-5.jpg ]

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バブルを引きずる中高年男性?…“ひとりスキー”が2割

 さらに、スキーまたはスノーボードには誰と行くかを聞きました。最も多かったのは「家族」60.1%、次いで「友人(同性のみ)」40.4%、「友人(異性含む)」29.9%の順。“家族やグループでワイワイ楽しむレジャー”というイメージどおりの結果でした。
 その一方で注目すべきなのが、「ひとりで」が13.1%と1割以上もいること。男女別に見ると、女性7.0%に対して男性では16.0%と、2倍以上高くなっていました。“ひとりカラオケ” “ひとり登山”など“おひとり様”が市民権を得ている昨今。その主役は女性であることが多い気がしますが、“ひとりスキー”を楽しんでいるのは、女性より男性に多いようです。性年代別の結果を見ると、特に男性の50代で20.4%、60代で20.8%と中高年層で高く、20%を超えていました。前の調査の結果(表4)、男性ではスキー・スノーボードで楽しみにしていることの1位が「滑降するスピード感」で、女性に比べて高くなっていましたが、50代・60代の男性は、スキー特有の爽快な「スピード感」を、「ひとりで」心ゆくまで楽しみながら、青春時代を思い出しているのかもしれません。
[画像6: https://prtimes.jp/i/30978/2/resize/d30978-2-395792-7.jpg ]



滑れても滑れなくても、ゲレンデには恋のチャンスあり!?

 スキーブームを象徴する映画『私をスキーに連れてって』でも描かれたように、スキーに恋はつきものというイメージがあります。そこで、ゲレンデならではの恋愛エピソードがあるかどうかを聞いてみました。すると、「特にない」が84.7%と圧倒的多数。“ゲレンデマジックは幻想だった”という残念な結果になりました。
 ただし、性年代別では、特徴的な傾向が見られました。たとえば、男性の30代では「スキーウェアを着ているとカッコよく(かわいく)見える」が15.1%。他の性年代では1ケタの中、突出して高くなっていました。「ゴーグルをつけているとカッコよく(かわいく)見える」も、男性の30代で9.4%と全性年代の中で最も高くなっていました。スキーブームは終わっても、スキーウェアでのアプローチは効果的と言えそうです。
 注目したいのは「滑れない姿を見て、ほっとけなくてほれた」の結果です。最も高いのは男性20代の6.7%でしたが、次いで高いのが女性の20代でした。女性の20代では、「滑る姿を見てほれた」2.6%よりも「滑れない姿を見て〜ほれた」5.1%のほうが高くなっていたのです。“うまく滑ってカッコいいところを見せたい”のが男性かもしれませんが、滑れなくても大丈夫! イマドキの若い女性は「恋人がサンタクロース」と幻想を抱くより、「守ってあげたい」と感じるようです。
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“リフトを止めた” “白いウェアにあこがれて”…スキーあるあるエピソード

 スキーやスノーボードでの失敗談を自由回答で聞きました。特に多かったのがリフトにまつわる失敗。うまく降りられずに転んでリフトを止めてしまった、あるいはスキー板やストックを落としたなど、誰もが共感しそうな“スキーあるある”が多数。「スピードが出すぎて…突っ込んで止まった」「ジャンプで転倒し、肋骨を折った」など、転倒や骨折もつきもののようです。映画と結びついた思い出や“ゲレンデマジック”のエピソードもやっぱりありました。恥ずかしかったけれど、今となってはいい思い出と感じている人が多いことがうかがえました。“あの頃”を思い出し、久しぶりにゲレンデに行きたくなった人もいるのではないでしょうか。
株式会社プラネットとは https://www.planet-van.co.jp/
メーカー、卸売業、小売業がサプライチェーンとして連携し、生活者へのサービス向上を目指して進化を続ける日本の消費財流通を、情報インフラ運営で支えている上場企業(証券コード2391)です。
From プラネットとは https://www.planet-van.co.jp/news/from_planet.html
株式会社プラネットが発信しているニュースレターです。日用品に関する、旬なトピックスや意外な利用シーンなどをご紹介しています。
本件に関するお問い合わせ先
(感想や取り上げてもらいたいテーマなどもお寄せください)
株式会社プラネット 経営本部 経営企画部(角田(つのだ)、岡田)
Tel : 03-6432-0482 / E-mail : keiei@planet-van.co.jp
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