モバイル遠隔医療支援システムを活用した医師間のオンライン医療支援の運用実験開始
[18/05/31]
提供元:PRTIMES
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病院間における希少な小児外科疾患に対する適切な遠隔医療支援を実現
株式会社TRIART(福岡県飯塚市、代表取締役:今津研太郎)が開発したモバイル遠隔医療支援システム「XMIX」(読み方:エクスミクス、以下『XMIX』)について、この度、名古屋大学医学部附属病院(愛知県名古屋市、病院長:石黒 直樹)小児外科はXMIXを導入し、小児外科患者対応の他病院医師に対するオンライン診断支援を行うため、運用実験を開始しました。
本実験で活用しているXMIXには、分散暗号とブロックチェーン技術の応用により改ざんが不可能な状態でデータ連携を実現させる技術「XCOA」(読み方:クロスコア)が搭載されており、万全な情報の保護が求められる遠隔医療支援における通話中のデータを安全に保護します。スマートフォンを利用し、医師間でリアルタイムに情報共有・診断支援を高いセキュリティの上で容易に行えるのが特徴です。XMIXの活用により、遠隔医療を通じて医療知識の共有と集約化を同時に実現することが可能です。
これまで、全国各地に小児外科医を配置することで小児外科のへき地医療問題は改善すると考えられていましたが、小児外科疾患は希少性が高く、医師および患者が分散することで、小児外科医が経験や知識を蓄積することが難しいことがわかってきました。つまり地方では豊富な経験を積めず、新たな技術の獲得も難しくなってきています。そこで、名古屋大学医学部附属病院小児外科の医師がXMIXのオンラインビデオ通話を用いて遠隔医療支援を行うことで、どのような場面でも現場の医師と協力し合うことができるようになり、だれもが自信を持って診断、治療ができる体制を目指します。さらに相方向の情報共有による多くの経験を蓄積する体制の確立も目指します。このほど、安城更生病院、名古屋第一赤十字病院、あいち小児保険医療総合センターと名古屋大学医学部附属病院の遠隔支援運用が開始されました。
[画像: https://prtimes.jp/i/33784/2/resize/d33784-2-476680-0.jpg ]
名古屋大学医学部附属病院小児外科では、他病院との連携や、医療過疎地の支援だけでなく、医師の経験知識の共有をはじめ、各地域で発生する数少ない患者データの共有化を図ります。また、オンラインで場所を選ばない遠隔医療システムにより、今後は遠隔支援だけでなく、各種疾患の知識や治療経験の相互共有による医療全体の質向上を目指します。さらには支援・共有した情報を集積し後方視的に解析することで、診断に必要な項目を選定し、専門医不在の施設でも適切な診断を補助できるようなアルゴリズムの確立を行うAI遠隔医療プラットホームの構築を目指します。
【 株式会社TRIARTについて 】
TRIARTはITを利用した新技術の研究開発やコンサルティングを主事業とする技術創出型のIT企業です。人工知能を用いた画像応用処理技術、ネットワークセキュリティ技術などの独自技術が多く、これまで多数のネットワークソリューション、情報セキュリティソリューション等を提供、市場における多くの難解な問題を解決してきました。とくに暗号データ分散技術「XCOA」(クロスコア)をはじめとする情報を守るセキュリティ関連の研究開発能力は高く評価されており、信頼性を求められる遠隔医療診断支援システム「XMIX」をはじめとする医療分野向けソリューション開発や、大手企業の情報セキュリティに結びついています。
【 名古屋大学医学部附属病院小児外科について 】
名古屋大学医学部附属病院小児外科は、小児への内視鏡手術を積極的に採用しており、小児外科メジャー手術件数全国一の実績があります。小児内視鏡手術では全国トップクラスの経験を誇る医師も在籍し、先天性食道閉鎖症、先天性肺疾患、胆道閉鎖症、先天性胆道拡張症などの難易度の高い内視鏡手術を積極的に行っています。また症例件数の集約化による新たな治療の開発、小児外科医の教育および育成にも力を入れています。平成24年4月に愛知県総合周産期母子医療センターに指定、平成25年2月には東海・北陸・信越ブロックの小児がん拠点病院として選出され、医療機関と連携して、よりよい診療体制の構築を目指しています。
株式会社TRIART(福岡県飯塚市、代表取締役:今津研太郎)が開発したモバイル遠隔医療支援システム「XMIX」(読み方:エクスミクス、以下『XMIX』)について、この度、名古屋大学医学部附属病院(愛知県名古屋市、病院長:石黒 直樹)小児外科はXMIXを導入し、小児外科患者対応の他病院医師に対するオンライン診断支援を行うため、運用実験を開始しました。
本実験で活用しているXMIXには、分散暗号とブロックチェーン技術の応用により改ざんが不可能な状態でデータ連携を実現させる技術「XCOA」(読み方:クロスコア)が搭載されており、万全な情報の保護が求められる遠隔医療支援における通話中のデータを安全に保護します。スマートフォンを利用し、医師間でリアルタイムに情報共有・診断支援を高いセキュリティの上で容易に行えるのが特徴です。XMIXの活用により、遠隔医療を通じて医療知識の共有と集約化を同時に実現することが可能です。
これまで、全国各地に小児外科医を配置することで小児外科のへき地医療問題は改善すると考えられていましたが、小児外科疾患は希少性が高く、医師および患者が分散することで、小児外科医が経験や知識を蓄積することが難しいことがわかってきました。つまり地方では豊富な経験を積めず、新たな技術の獲得も難しくなってきています。そこで、名古屋大学医学部附属病院小児外科の医師がXMIXのオンラインビデオ通話を用いて遠隔医療支援を行うことで、どのような場面でも現場の医師と協力し合うことができるようになり、だれもが自信を持って診断、治療ができる体制を目指します。さらに相方向の情報共有による多くの経験を蓄積する体制の確立も目指します。このほど、安城更生病院、名古屋第一赤十字病院、あいち小児保険医療総合センターと名古屋大学医学部附属病院の遠隔支援運用が開始されました。
[画像: https://prtimes.jp/i/33784/2/resize/d33784-2-476680-0.jpg ]
名古屋大学医学部附属病院小児外科では、他病院との連携や、医療過疎地の支援だけでなく、医師の経験知識の共有をはじめ、各地域で発生する数少ない患者データの共有化を図ります。また、オンラインで場所を選ばない遠隔医療システムにより、今後は遠隔支援だけでなく、各種疾患の知識や治療経験の相互共有による医療全体の質向上を目指します。さらには支援・共有した情報を集積し後方視的に解析することで、診断に必要な項目を選定し、専門医不在の施設でも適切な診断を補助できるようなアルゴリズムの確立を行うAI遠隔医療プラットホームの構築を目指します。
【 株式会社TRIARTについて 】
TRIARTはITを利用した新技術の研究開発やコンサルティングを主事業とする技術創出型のIT企業です。人工知能を用いた画像応用処理技術、ネットワークセキュリティ技術などの独自技術が多く、これまで多数のネットワークソリューション、情報セキュリティソリューション等を提供、市場における多くの難解な問題を解決してきました。とくに暗号データ分散技術「XCOA」(クロスコア)をはじめとする情報を守るセキュリティ関連の研究開発能力は高く評価されており、信頼性を求められる遠隔医療診断支援システム「XMIX」をはじめとする医療分野向けソリューション開発や、大手企業の情報セキュリティに結びついています。
【 名古屋大学医学部附属病院小児外科について 】
名古屋大学医学部附属病院小児外科は、小児への内視鏡手術を積極的に採用しており、小児外科メジャー手術件数全国一の実績があります。小児内視鏡手術では全国トップクラスの経験を誇る医師も在籍し、先天性食道閉鎖症、先天性肺疾患、胆道閉鎖症、先天性胆道拡張症などの難易度の高い内視鏡手術を積極的に行っています。また症例件数の集約化による新たな治療の開発、小児外科医の教育および育成にも力を入れています。平成24年4月に愛知県総合周産期母子医療センターに指定、平成25年2月には東海・北陸・信越ブロックの小児がん拠点病院として選出され、医療機関と連携して、よりよい診療体制の構築を目指しています。