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Dioseve(ディオシーヴ)、シリーズAラウンドで総額10億円の資金調達を完了

iPS細胞由来の卵子作製技術の実用化を目指す




[画像: https://prtimes.jp/i/103378/3/resize/d103378-3-ca5f0dc1d31a18468cd4-1.png ]


iPS細胞由来の卵子を利用した生殖補助医療の開発を目指す株式会社Dioseve(本社:東京都江東区、代表取締役:岸田和真、以下「当社」)は、リード投資家のSpiral Capital、Archetype Venturesと既存投資家のANRIを含む6社のVC、CVCと個人投資家を引受先とした第三者割当増資により、シリーズAとして総額で10億円の資金調達を完了いたしました。今回の資金調達により、当社パイプラインの研究開発や、グローバル展開も含めた人員拡充を推進して参ります。なお、本シリーズAラウンドの資金調達により、当社の累計資金調達額は約14.2億円となります。

第三者割当増資引受先(順不同):
Spiral Capital
Archetype Ventures
ANRI(既存投資家)
DG Daiwa Ventures
フューチャーベンチャーキャピタル (あすかイノベーションファンド*1)
QRインベストメント (北陸地域ベンチャーファンド*2)
個人投資家

*1. あすか製薬株式会社とフューチャーベンチャーキャピタル株式会社が共同運営する「あすかイノベーション投資事業有限責任組合」の通称
*2. 株式会社QRインベストメント(株式会社北國フィナンシャルホールディングス子会社)と株式会社Carbon Ventures(三谷産業株式会社子会社)が共同運営する「北陸地域ベンチャー投資事業有限責任組合」の通称

<パイプラインについて> 
当社のパイプラインは、「DIOLs」という、当社共同創業者の浜崎らによって開発された卵子(卵母細胞様細胞)作製技術による新規不妊治療法の提供です。この方法は、iPS細胞*1に幾つかの遺伝子を導入し、短期間に卵子を作製する方法であり、既存の卵子作製技術で必要不可欠であった高額な成長因子や高度な手技を必要とせず、安価かつ大量に卵子を作製することができます。
現在の生殖補助医療は約50年前の体外授精の発明以後、際立った技術革新が起きておらず、妊孕性は夫婦、カップルの体質や年齢に大きく依存します。そのため、「妊娠適齢期を前提にしたライフプラン」や「キャリアか子供かの二者択一」を迫られる女性が多くいらっしゃいます。
本技術を生殖補助医療として応用することによって、全ての夫婦やカップルが「子供ができるか分からない」という不安や、妊娠の適性年齢という制約から解放され、それぞれが望むタイミングで母親になる選択肢を提供します。

*1. 人工多能性幹細胞(induced pluripotent stem cell)のこと。特定の条件で処理、培養することで様々な細胞に分化する能力をもつ

<当社について>
株式会社Dioseveは当社共同創業者であるUniversity of Washingtonの浜崎伸彦氏らが発明した独自技術であるDIOLs(Directly Induced Oocyte-like cells)を用いて不妊治療法の開発を行っています。本技術はiPS細胞を短期間で安価に、かつ大量に卵子(卵母細胞)に分化誘導することができる画期的な発明であり、国際学術雑誌Natureに掲載された新規性の高い技術です。当社は本技術を応用することで、人々が年齢や体質に関係なく子供をもつことができる社会を目指しています。

<リード投資家のコメント>
Spiral Capital
Principal 植木 修造
不妊治療の需要は年々高まり、生殖補助医療の実施回数が年間約45万回に到達するなど、日本は不妊治療大国の一つです。一方、体外受精の成功率は約十数パーセントと低い上、卵子起因の不妊は有効な治療方法が無いことも多いため、不妊に悩む患者が数多く残されており、DioseveはiPS細胞から短期間で卵子を作製する独自技術を用いた解決を目指しています。今回の資金調達を通じて、本技術の社会実装を加速させ、世界全体に存在する患者への新たな治療方法の提供、ひいては「全ての生命に新しい選択肢を」のビジョンを実現することを期待しています。

Archetype Ventures
Partner 向川 恭平
Managing Partner 福井 俊平
Dioseve社は、年齢やタイミングを気にすることなく、カップルが子供を欲しい時に負担少なく授かれる選択肢を与えてくれる可能性があります。また同時に少子高齢化が進む社会において、出生率の増加及び職場での多様性を両立する大きな一歩となるかもしれません。生殖医療分野へのiPS細胞の応用研究領域では日本が世界をリードしておりますが、その系譜を継いでいる浜崎さんと、無私の精神で尽力されている岸田さんを中心としたチームであれば、日本のみならず、世界中のカップルを幸せにできる偉大な会社を創ることができると信じております。



<会社概要>
社 名:株式会社Dioseve (Dioseve Inc.)
本社所在地:東京都江東区新木場1-17-8 三井リンクラボ新木場2 223号
代表者:岸田和真
設 立:2021年6月30日
事業内容:iPS細胞由来の卵子作製による生殖補助技術の開発
ウェブサイト:https://dioseve.com

<本件に関するお問い合わせ先>
株式会社Dioseve コーポレート部門 山根惠太郎 
E-mail: k-yamane@dioseve.com
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