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東大発、環境移送ベンチャー「イノカ」、サンゴ礁を再現する技術を活用した出張授業を桐朋学園小学校にて実施

人間の専門知とAI・IoT技術を融合し、サンゴ礁を都会に再現。本物の海を観察できる体験を提供する。

 株式会社イノカ(本社 : 東京都港区 代表 : 高倉葉太)は2月5日(土)、サンゴ礁を再現する「人工生態系」技術を活用した出張授業を、東京都国立市の桐朋学園小学校にて実施。サンゴ礁水槽と教室をライブカメラで繋ぎ、自然に触れる機会の少ない都会の子どもたちが環境について考える場を提供しました。




[画像1: https://prtimes.jp/i/47217/4/resize/d47217-4-204238-1.jpg ]


株式会社イノカ(本社 : 東京都港区 代表 : 高倉葉太)は2月5日(土)、サンゴ礁を再現する「人工生態系(AE : Artificial Ecosystem)」を活用した出張授業を、東京都国立市の桐朋学園小学校にて実施しました。
これは、人間の専門知とAI・IoT技術を融合した独自の生体飼育技術により、飼育が非常に難しいサンゴなどの希少な海洋生態系を水槽内で再現することを可能にする技術です。これにより、教育機関や研究機関に、今まで実験や観察の難しかった生体に触れられるフィールドを提供できます。



[画像2: https://prtimes.jp/i/47217/4/resize/d47217-4-229339-3.jpg ]




授業内容について


マイクロプラスチックや地球温暖化などの問題を受けて、世界的に海洋環境の問題が注目されているなか、若者の環境意識の低さが課題となっています。日本財団による調査では、10代から60代の11000人のうち3分の1はここ1年海に行っておらず、さらに10代の4割は海への親しみをあまり感じていないと答えています。※1 
そこでイノカでは、まず「本物の海に触れる」体験を大切にしています。サンゴやサンゴ礁に住む生き物を身近に感じてもらうことで、環境問題を自分ごととして捉えられるような授業設計を行っています。

●観察(本物のサンゴ礁水槽を教室のスクリーンにライブ中継)
●クイズ(サンゴやサンゴ礁の生体の知識を、一問一答で紹介)
●実験(サンゴが持つ蛍光タンパク質を活かした、水槽の発光実験)
●ミッション(サンゴからのSOSの形で、地球温暖化によるサンゴ礁の死滅などを紹介)
●ワークショップ(サンゴ礁を守るために明日からできることを議論)

※1 日本財団「海と日本」に関する意識調査
[画像3: https://prtimes.jp/i/47217/4/resize/d47217-4-426922-2.jpg ]

[画像4: https://prtimes.jp/i/47217/4/resize/d47217-4-856314-4.jpg ]




「人工生態系」技術の研究活用


イノカでは環境教育以外にも、人工生態系技術を活用した様々な事業を展開しています。その一つとして、某国立大学と共同で、サンゴの病気に関する研究を行っています。
今までサンゴ研究は、自然のサンゴ礁に近い沖縄や沿岸部でしか実現できませんでしたが、イノカは人工生態系を提供し、生きた健康なサンゴを常に都市部でもストックできるようにしました。
これにより研究が加速することで、病気に強いサンゴを人工的につくり、サンゴの死滅を防げるようになる可能性があります。
[画像5: https://prtimes.jp/i/47217/4/resize/d47217-4-593049-5.jpg ]


また千葉工業大学の亀田研究室とは、マイクロプラスチックに関する研究を行なっております。
海でプラスチックがどのようにマイクロプラスチックになるのか、マイクロプラスチックが生体に与える影響など、まだまだ分かっていないことが多い状況です。
そこでイノカは、閉鎖環境である人工生態系を実験フィールドとして提供し、様々な条件による実験を可能にしました。また、AIなどを活用したデータ解析ができる強みを活かし、研究データの解析ツールなどを提供し、研究を支援しています。
[画像6: https://prtimes.jp/i/47217/4/resize/d47217-4-232946-6.jpg ]




イノカが目指す未来


「自然の価値を、人々に届ける」をミッションに掲げるイノカは、趣味で生態系を構築してきたアクアリストのノウハウと、IoT・AIの技術を組み合わせ、微生物から魚・サンゴまで様々な生体の管理・育成を行う「人工生態系」※2 技術を開発しています。
落合陽一氏を輩出した東京大学暦本研究室にて人工知能の研究開発をしていたCEOの高倉、ブロックチェーン開発経験等もあるCTO栗田など経験豊富な開発エンジニアが、幅広い生体の知識を持つアクアリストの専門知をソリューション化しています。

※2 水質(30以上の微量元素の溶存濃度)をはじめ、水温・水流・照明環境・微生物を含んだ様々な生物の関係など、多岐に渡るパラメータのバランスを取った、自然に限りなく近い環境を「人工生態系」と定義。
[画像7: https://prtimes.jp/i/47217/4/resize/d47217-4-289832-7.jpg ]


この人工生態系技術を活用し、主に3つの事業領域に取り組んでいます。

●生態系の価値を「ひろめる」
 ・本物の生態系にふれる教育プログラム
 ・テクノロジーを活用した新しい教材開発
 ・生態系の魅力を伝えるサイエンスコミュニケーション
●生態系の価値を「いかす」
 ・生態系の価値を活用した事業開発コンサルティング
 ・水生生物や生態系の基礎研究支援
●水生生物を未来に「のこす」
 ・絶滅危惧種の保護
 ・生態系保全研究/研究支援

生態系の価値を「ひろめる」事業では、今回桐朋学園小学校にて実施した、AIやICT技術を活用した、都会にいながらにして本物の自然を観察できる環境教育プログラムのほか、イノカラボ(港区虎ノ門)のサンゴ礁水槽を教材にした「本物のサンゴ礁に触れる」ワークショップ、生態系の価値を五感で味わう「食べリウム」、サンゴの蛍光タンパクを活用した光るカクテルイベントなどを開催しています。

[会社概要]
商号   : 株式会社イノカ
代表者  : 代表取締役 高倉葉太
所在地  : 東京都港区虎ノ門1-4-7 第一誠ビル3・4F
設立   : 2019年4月
資本金  : 425万円
URL      : https://corp.innoqua.jp
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