彫刻家・長澤英俊 追悼シンポジウム「NAGASAWA芸術の種子を語る」
[18/09/29]
提供元:PRTIMES
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10/13に多摩美術大学 八王子キャンパスにて開催
多摩美術大学(東京都世田谷区 学長:建畠晢)では今年3月に逝去した彫刻家・長澤英俊氏の追悼シンポジウムを10月13日(土)に同大八王子キャンパスにて開催します(参加費無料/予約不要)。長澤氏はイタリア・ミラノを拠点に、大理石や木、金属などを素材とした詩的かつスケールの大きな彫刻でヨーロッパにおいて高く評価され、世界的に活躍してきました。日本でも大規模な個展を行ってきただけでなく、新宿アイランドの《Pleiades》や東京ビッグサイト《七つの泉》といったパブリックアートも多数手がけています。
このシンポジウムでは、本学で教鞭を執った長澤氏が残してきたものを考えようと、さまざまなゲストを迎えて講演、対談、座談会を行います。また、関連企画として長澤氏の活動を見つめ続けてきたアート・ドキュメンタリスト安齊重男氏による写真展も開催します。
[画像1: https://prtimes.jp/i/34331/8/resize/d34331-8-131482-3.jpg ]
開催概要
イベント名:長澤英俊追悼シンポジウム「NAGASAWA芸術の種子を語る」
日時:2018年10月13日(土)13:00(開場12:30)〜17:00
会場:多摩美術大学八王子キャンパス レクチャーホールAホール
(東京都八王子市鑓水2-1723)
参加費無料/予約不要
【タイムスケジュール】
13:00 開会
13:05 基調講演1「未だ見ぬ風景を求めて」
中井康之(国立国際美術館学芸課長)
13:50 基調講演2「イデアと情調」
峯村敏明(美術評論家・多摩美術大学美術館館長)
14:40 休憩
15:00 「いま街で出会う長澤作品」
小泉俊己(多摩美術大学教授)
佐藤瑠璃(R.Company Co.,Ltd.)
15:30 「長澤英俊の思想と残したもの」
モデレーター 中井康之
安齊重男(アート・ドキュメンタリスト)
遠山公一(慶應義塾大学・(公財)遠山記念館理事長)
戸谷成雄(彫刻家)
平野到(埼玉県立近代美術館学芸主幹)
17:00 閉会挨拶 建畠晢(多摩美術大学学長)
17:30 レセプション
世界的な彫刻家の残した「種子」とは
長澤英俊は1963年に多摩美術大学デザイン科(立体インテリア)を卒業し、66年5月より自転車で東南アジア、中近東を旅行の後、67年8月にミラノに到着。以降ミラノに在住し、イタリア、ヨーロッパを中心に作家活動を始めた。以降、ヴェネツィア・ビエンナーレ、ドクメンタ(ドイツ・カッセル)などの国際展に招待出品し、また内外の美術館やギャラリーでの個展は、長澤の彫刻家としての評価を不動のものとした。
2004年からはミラノ国立ブレラ美術アカデミーとともに、多摩美術大学においても客員教授として教鞭を執った。2007年には多摩美術大学八王子キャンパス内にイタリア産の大理石を取り出されたままの姿で作品にした「TINDARI」を設置し、その彫刻は次の世代の若きアーティストへの道標のように、彼らを見つめ続けている。2018年3月24日、長澤はまた旅立った。いまここにNAGASAWAという一粒の種子を、われわれがどのように育て、その稔りを分かち合えるのか、ともに考えるシンポジウムとしたい。
長澤英俊略歴
[画像2: https://prtimes.jp/i/34331/8/resize/d34331-8-677841-0.jpg ]
1940年 満州に生まれる
1963年 多摩美術大学デザイン科(立体インテリア)卒業
1967年 渡欧、以降ミラノ在住
1972年 「ヨーロッパの日本人作家」(京都国立近代美術館ほか)
1975年 「第13回ミデルハイム彫刻ビエンナーレ」(アントワープ/ベルギー、1989年第20回にも出品)
1976年 「第37回ヴェネツィア・ビエンナーレ」(第40、43、45回出品)
1979年 「近代イタリア美術と日本」(国立国際美術館)
1984年 「第4回平行芸術展」(小原流会館/東京)
1986年 「Chambres d’amis」(ゲント現代美術館)
1992年 「ドクメンタ9」(カッセル/ドイツ)
1993年 個展「天使の影」(水戸芸術館現代美術センター)
1995年 「京の町屋」(京都)
1999年 「彫刻の理想郷」(神奈川近代美術館ほか)
2000年 ブリジゲッラ市立美術館(イタリア)および市内各所でインスタレーションによる個展
2005年 第21回現代日本彫刻展・大賞受賞(宇部)2009年 個展「夢うつつの庭」(遠山記念館/川島町)
2009年 個展「オーロラの向かう所」(川越市美術館、埼玉県立近代美術館、大阪国立国際美術館、神奈川県立近代美術館葉山館、長崎県美術館)〜2010年
2010年 芸術選奨文部科学大臣賞
2013年 「緑の影」(MACROローマ現代美術館)
2014年 「カオスの揺らぎ」(マントヴァ Piazza Castello)
その他個展、グループ展多数
2018年3月24日 イタリア・ミラノにて死去
関連企画展示
NAGASAWA by ANZAÏ
−−彫刻家長澤英俊を見続けてきたアート・ドキュメンタリスト安齊重男の記録
会期:2018年10月4日(木)〜16日(火)10:00〜18:00(日曜休場)
会場:多摩美術大学八王子キャンパス アートテーク2Fギャラリー
多摩美術大学(東京都世田谷区 学長:建畠晢)では今年3月に逝去した彫刻家・長澤英俊氏の追悼シンポジウムを10月13日(土)に同大八王子キャンパスにて開催します(参加費無料/予約不要)。長澤氏はイタリア・ミラノを拠点に、大理石や木、金属などを素材とした詩的かつスケールの大きな彫刻でヨーロッパにおいて高く評価され、世界的に活躍してきました。日本でも大規模な個展を行ってきただけでなく、新宿アイランドの《Pleiades》や東京ビッグサイト《七つの泉》といったパブリックアートも多数手がけています。
このシンポジウムでは、本学で教鞭を執った長澤氏が残してきたものを考えようと、さまざまなゲストを迎えて講演、対談、座談会を行います。また、関連企画として長澤氏の活動を見つめ続けてきたアート・ドキュメンタリスト安齊重男氏による写真展も開催します。
[画像1: https://prtimes.jp/i/34331/8/resize/d34331-8-131482-3.jpg ]
開催概要
イベント名:長澤英俊追悼シンポジウム「NAGASAWA芸術の種子を語る」
日時:2018年10月13日(土)13:00(開場12:30)〜17:00
会場:多摩美術大学八王子キャンパス レクチャーホールAホール
(東京都八王子市鑓水2-1723)
参加費無料/予約不要
【タイムスケジュール】
13:00 開会
13:05 基調講演1「未だ見ぬ風景を求めて」
中井康之(国立国際美術館学芸課長)
13:50 基調講演2「イデアと情調」
峯村敏明(美術評論家・多摩美術大学美術館館長)
14:40 休憩
15:00 「いま街で出会う長澤作品」
小泉俊己(多摩美術大学教授)
佐藤瑠璃(R.Company Co.,Ltd.)
15:30 「長澤英俊の思想と残したもの」
モデレーター 中井康之
安齊重男(アート・ドキュメンタリスト)
遠山公一(慶應義塾大学・(公財)遠山記念館理事長)
戸谷成雄(彫刻家)
平野到(埼玉県立近代美術館学芸主幹)
17:00 閉会挨拶 建畠晢(多摩美術大学学長)
17:30 レセプション
世界的な彫刻家の残した「種子」とは
長澤英俊は1963年に多摩美術大学デザイン科(立体インテリア)を卒業し、66年5月より自転車で東南アジア、中近東を旅行の後、67年8月にミラノに到着。以降ミラノに在住し、イタリア、ヨーロッパを中心に作家活動を始めた。以降、ヴェネツィア・ビエンナーレ、ドクメンタ(ドイツ・カッセル)などの国際展に招待出品し、また内外の美術館やギャラリーでの個展は、長澤の彫刻家としての評価を不動のものとした。
2004年からはミラノ国立ブレラ美術アカデミーとともに、多摩美術大学においても客員教授として教鞭を執った。2007年には多摩美術大学八王子キャンパス内にイタリア産の大理石を取り出されたままの姿で作品にした「TINDARI」を設置し、その彫刻は次の世代の若きアーティストへの道標のように、彼らを見つめ続けている。2018年3月24日、長澤はまた旅立った。いまここにNAGASAWAという一粒の種子を、われわれがどのように育て、その稔りを分かち合えるのか、ともに考えるシンポジウムとしたい。
長澤英俊略歴
[画像2: https://prtimes.jp/i/34331/8/resize/d34331-8-677841-0.jpg ]
1940年 満州に生まれる
1963年 多摩美術大学デザイン科(立体インテリア)卒業
1967年 渡欧、以降ミラノ在住
1972年 「ヨーロッパの日本人作家」(京都国立近代美術館ほか)
1975年 「第13回ミデルハイム彫刻ビエンナーレ」(アントワープ/ベルギー、1989年第20回にも出品)
1976年 「第37回ヴェネツィア・ビエンナーレ」(第40、43、45回出品)
1979年 「近代イタリア美術と日本」(国立国際美術館)
1984年 「第4回平行芸術展」(小原流会館/東京)
1986年 「Chambres d’amis」(ゲント現代美術館)
1992年 「ドクメンタ9」(カッセル/ドイツ)
1993年 個展「天使の影」(水戸芸術館現代美術センター)
1995年 「京の町屋」(京都)
1999年 「彫刻の理想郷」(神奈川近代美術館ほか)
2000年 ブリジゲッラ市立美術館(イタリア)および市内各所でインスタレーションによる個展
2005年 第21回現代日本彫刻展・大賞受賞(宇部)2009年 個展「夢うつつの庭」(遠山記念館/川島町)
2009年 個展「オーロラの向かう所」(川越市美術館、埼玉県立近代美術館、大阪国立国際美術館、神奈川県立近代美術館葉山館、長崎県美術館)〜2010年
2010年 芸術選奨文部科学大臣賞
2013年 「緑の影」(MACROローマ現代美術館)
2014年 「カオスの揺らぎ」(マントヴァ Piazza Castello)
その他個展、グループ展多数
2018年3月24日 イタリア・ミラノにて死去
関連企画展示
NAGASAWA by ANZAÏ
−−彫刻家長澤英俊を見続けてきたアート・ドキュメンタリスト安齊重男の記録
会期:2018年10月4日(木)〜16日(火)10:00〜18:00(日曜休場)
会場:多摩美術大学八王子キャンパス アートテーク2Fギャラリー