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株式会社 SPACE WALKER（本社：東京都港区、代表取締役 CEO：眞鍋顕秀、以下 SPACE WALKER）と株式会社IHI（本社：東京都江東区、代表取締役会長兼社長：満岡 次郎、以下 IHI）は、この度、取引基本契約書を締結しました。




[画像: https://prtimes.jp/i/36314/13/resize/d36314-13-903649-0.png ]


１．概要
現在、SPACE WALKERは技術パートナー企業と共に2022年に打ち上げを予定している科学実験用サブオービタルスペースプレーンの開発を進めています。
IHIとは、2018年8月にリリース*させて頂いたとおり、これまで「有翼式再使用型サブオービタル宇宙輸送システムの事業化に関する覚書」（以下、「本覚書」という。）を締結し、サブオービタルスペースプレーンにおけるLNG（Liquid Natural Gas：液化天然ガス）推進系の開発等に関し技術的支援を頂いておりました。
今般、本覚書を前提に、IHIのLNG改めLOX(液体酸素)/Methane(メタン)エンジンをSPACE WALKERのサブオービタルスペースプレーンに搭載することを想定した新たな取引基本契約を締結することとなりました。
* 以下URL参照
https://www.space-walker.co.jp/news/press-release/ihi-ihiエアロスペースとのmou締結のお知らせ.html

２．LOX/Methaneエンジンについて
現在開発を行っている科学実験用サブオービタルスペースプレーンには、IHIが開発をしている推力100kN級エンジンを搭載予定です。
当該エンジンは、Methaneを燃料とするもので、ロケットエンジン用燃料として取り扱いが容易であり、貯蔵性に優れ、かつ、カーボンフリー（使用前と使用後でCO2の量が同一）という利点があります。
IHIでは、世界に先駆け1998年よりLOX/Methaneエンジンの研究・開発を進めており、2009年の燃焼実験では打上げ時想定時間500秒を超える連続燃焼試験に成功した実績があります。また、2013年には再生冷却式燃焼室を採用した高性能化エンジンでの累積1,650秒以上の燃焼試験にも成功しています。

燃焼時の動画については以下リンクを参照ください。
リンク：https://youtu.be/KsJQJUD6-xk　（株式会社IHI提供）※2020年5月29日までの限定公開