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第50回アニー賞で2部門 受賞!堤大介監督、初の長編アニメーション Netflixシリーズ「ONI ~ 神々山のおなり」で快挙。監督・堤大介の来日決定。

第50回を迎えた、“アニメーション界のアカデミー賞”と称される映画賞・アニー賞にて、Netflixシリーズ「ONI ~ 神々山のおなり」(Netflixにて配信中)が、作品賞、プロダクションデザイン賞をダブル受賞した。




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今年で50回目を迎えたアニー賞の発表と授賞式は25日、日本時間の26日午後にロサンゼルスで行われ、『ONI』の制作に関わったクルーたちが集結した。


堤大介、初の長編アニメーション監督作品がアニー賞で2冠を達成!

トンコハウスは、ピクサーのアートディレクターだった堤大介とロバート・コンドウが立ち上げたアニメーションスタジオ。初監督した短編アニメーション『ダム・キーパー』がアカデミー賞にノミネートされてから約8年。堤大介が監督として手がける初めての長編アニメーション作品となった『ONI』がアニー賞で作品賞(リミテッドシリーズ テレビ/メディア部門 )、プロダクションデザイン賞(テレビ/メディア部門)をダブル受賞という快挙を成し遂げた。脚本は、『あの日見た花の名前を僕達はまだ知らない。』など数々の名作を手がけ、海外でも評価の高い脚本家・岡田麿里が担当し、Netflixにて全世界190の国と地域へ、字幕と吹替を合わせて31の言語で配信されている。

[画像2: https://prtimes.jp/i/60515/17/resize/d60515-17-bbf5adc4e139f69ec593-3.jpg ]




誰もが持つ「光」と「闇」を描いた『ONI』

『ONI』は、日本の民話に登場する神さまや妖怪たちの世界で、伝説の英雄に憧れ、新たな英雄となるため稽古に励みながらも自由奔放に生きるおてんば娘である主人公「おなり」と、過去を隠してひたすら「おなり」に愛情を注ぐ父「なりどん」の物語。古来から山の神々が恐れる「ONI」の脅威が迫り来る中、おなりはまだ知らない自身の真実と向き合いながらも「ONI」と呼ばれる存在に立ち向かっていく…。

[画像3: https://prtimes.jp/i/60515/17/resize/d60515-17-7c55f3eee9212901bd8d-0.jpg ]




『ONI』は堤大介の夢だった

「いつかハリウッドで、日本を題材にした作品を制作したい」そんな夢をずっと持っていた堤大介。18歳で渡米し、ハリウッドで活躍するに至るまで、アメリカという異国で自分自身の存在を受け入れてもらうために様々な葛藤を経験してきた。その経験から自分だからこそ作れる作品があると考えていた。そして、「自分が知らない、自分とは違うモノ」を怖れ、それを「悪いモノ」としてしまう人間の闇をハートフルに描く『ONI』に繋がった。一人の少女が「理想の自分」と「現実の自分」の間で揺れながら成長する姿。そしてその娘を想う言葉を持たない父との、あたたかく、愛おしく、そして時に切ない親子の絆を通して描かれる古き良き日本の懐かしい感覚と、今だからこそ語られる新しい世界観は、きっと皆様の心に響くものがあると信じている。そして、世界中の方々に観ていただき、「それぞれの『鬼』とは何なのかを話し合える機会になれば」と監督・堤大介は語る。

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アニー賞に6部門でノミネート。優秀なスタッフによる映像美も必見


『ONI』は、アニー賞において作品賞(リミテッドシリーズ部門)、監督賞(以下、テレビ/メディア部門)、プロダクションデザイン、キャラクターデザイン、キャラクターアニメーション、音楽の6部門のカテゴリーにノミネートされた。

個人としても、堤大介、ロバート・コンドウをはじめ、中村俊博、稲田雅徳、橋爪陽平、Rachel Tiep-Daniels、Lia Tin、Rebecca Chan、Zach Johnston、Matteo Roberts等がノミネートされるという快挙を達成。

”光と色のアーティスト”として、ピクサー時代からハリウッドで数々の作品を手がけてきた堤大介が、日本のCGスタジオとともに作り上げた全編フルCGアニメーションの美しく鮮やかな世界は、アニー賞に個人でノミネートされたスタッフたちを筆頭に制作された。映像の元となる絵を精巧に描き、光と色を駆使して、登場人物の心情を効果的に伝えるプロダクションデザインを務めたアートチームや、中村俊博率いるアニメーションチームもそのひとつ。多くの優秀なスタッフと最高のチームが制作した映像美は、堤大介が実現したかった『ONI』の世界観を見事につくり上げた。
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監督・堤大介が来日!『ONI』の世界観を体感できる「ONI展」でイベント開催


2023年4月2日(日)まで東京・立川「PLAY! MUSEUM」にて開催している、トンコハウス・堤大介の「ONI展」では、『ONI』ならではの世界観や映像美を体感できる新しいエンターテインメントを楽しむことができる。特徴である「美しい自然描写」「光と色の映像美」を大きなスクリーンで魅せるだけではなく、音や光の演出と民俗資料を融合させたスペクタクルな展示空間で自宅やデスクトップだけでは味わえない没入感を体感できる空間となっている。
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3月4日にはアニー賞キャラクターアニメーション(テレビ/メディア部門)でノミネートされ、『ONI』でアニメーションスーパーバイザーを務めた中村俊博のオンラインワークショップ「制作の舞台裏を大公開!『ONI』のアニメーションができるまで」を開催する。

開催日時:2023年3月4日(土)
開催時間:13:00 - 16:00(予定)
所要時間:約3時間を予定しています
会  場:オンライン配信
料  金:6,800円(税込)
購入URL:http://bit.ly/tonko_toshi
※期間限定の見逃しオンライン配信付き
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3月19日には、アニー賞でプロダクションデザイン賞を受賞した橋爪陽平とスケッチできる「みんなでトン活!『ONI展』貸切スケッチ会」も開催する。

開催日時:2023年3月19日(日)
開催時間:19:00-21:30(予定)
所要時間:約2時間半を予定しています
開催場所:PLAY! MUSEUM「ONI展」
購入URL:http://bit.ly/tonko_makuake
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2023年3月に監督・堤大介の来日が決定。「ONI展」内でのイベントも企画中。
今後はアニー賞で世界から評価いただいた『ONI』の制作の裏側を余すことなく展開していく予定。監督・堤大介も「アニメーション業界の役に立てれば」と意気込んでいる。
トンコハウス・堤大介の「ONI展」公式サイト:https://play2020.jp/article/oni/




アニー賞 受賞後のコメント


トンコハウス創設者である堤大介とロバート・コンドウ、そして金沢にスタジオを構えるトンコハウスジャパンに所属し、アニー賞を受賞した稲田雅徳と橋爪陽平からコメントが届いた。

■堤大介 コメント(監督)
マイノリティの日本人としてハリウッドでやってきた僕にとって、日本人監督として、日本を題材にしたこの作品が、ハリウッドのアニメーション業界の最高峰のアニー賞をいただけたことは、信じられないと同時に、時代も少しずつ変わってきているのかなという希望を感じます。『ONI』は「日本古来の鬼とは、個人の内に潜む闇である」という現代的解釈をコンセプトにした完全オリジナルの物語であり、とてもリスクの大きい企画でしたが、Netflixを始め、作品のビジョンに賛同してくれた多くの人たちに恵まれた結果の受賞だと思います。皆さんに心からおめでとうと言いたいです。
オリジナル作品を作るのが本当に難しくなってしまった今の世の中で、少しでも次の世代のクリエーターが失敗を恐れず挑戦し続けられる場を広げるためにも、僕たちも挑戦し続けていきたいと思います。

■ロバート・コンドウ コメント
(エグゼクティブ・プロデューサー /プロダクション・デザイナー)
日本を題材とした作品を世界中の人たちに観てもらえる機会を頂けたことをまずは嬉しく思っています。アニメーションの世界で最もリスペクトされているアニー賞を『ONI』で受賞できたことは、僕たちのこれまでの苦しく、楽しい道のりを多くの人に評価してもらった証拠であり、僕を含めチーム全員の喜びとなりました。

■稲田雅徳 コメント
(ビジュアルデベロップメントアーティスト)
尊敬するチームのメンバーと受賞の喜びを分かち合うことができとても誇りに思います。才能溢れるメンバーに先導してもらいながら、チーム全員でこの作品がより良いものになるよう制作してきたので、このような結果に結びついたことが非常に嬉しいです。この受賞をきっかけに作品の素晴らしさがより多くの人に伝わるといいなと思っています!

■橋爪陽平 コメント
(ビジュアルデベロップメントアーティスト)
授賞式当日は想像もしていなかった夢のような出来事が立て続けに起き、頭が追いつかなかったのですが、たくさんの方から温かいお言葉を頂きようやく実感が湧いてきました。日本人のスタッフとして日本を題材とした『ONI』で、大きな賞である「アニー賞」にて世界に評価していただけたことが本当に誇らしく嬉しい気持ちでいっぱいです。




トンコハウスとは?


ピクサーでアートディレクターを務めていた堤大介とロバート・コンドウが、2014年に短編映画『ダム・キーパー』を共同監督したことをきっかけに、2014年7月にカリフォルニア州バークレーに共同設立したアニメーションスタジオ。『ダム・キーパー』は2015年に第87回アカデミー賞短編アニメーション賞にノミネートされたほか、世界各地で25の賞を受賞、75の映画祭で上映された。2016年制作の短編映画『ムーム』は世界8ヵ国の映画祭で24の賞を受賞。2017年、日本のHuluで配信されたエリック・オー監督の『ピッグ – 丘の上のダム・キーパー』は、配信後にNHKでも放送された人気作品。2019年からは石川県金沢市にもスタジオを構え、日米の2拠点で作品を制作している。
Tonko House 公式サイト:http://www.tonkohouse.com/jp/




トンコハウスのオンラインコミュニティ「Dirty Pals」


[画像9: https://prtimes.jp/i/60515/17/resize/d60515-17-5cc04e47688773309e11-2.jpg ]

「Dirty Pals(ダーティパルズ)」はアニメーションスタジオ・トンコハウスが運営する会員制のオンラインコミュニティです。トンコハウスを通じて出会った仲間から生まれたこのコミュニティは、トンコハウスから皆さんへ、皆さんからトンコハウスへ、様々な気づきを共有し、好奇心を刺激し合う場所です。トンコハウスの創設者である堤大介とロバート・コンドウによる、アニメーション制作の舞台裏公開や、国内外からゲストをお呼びするトークイベント、アニメーション・映画制作にまつわるTIPS投稿など、グローバルな作品制作の世界に触れられるコンテンツが満載です。

▼「Dirty Pals」へのご入会はこちら
https://dirtypals.tonkohouse.jp/

プロフィール

[画像10: https://prtimes.jp/i/60515/17/resize/d60515-17-9acbf5e3f8b78bbd292f-9.jpg ]

■堤大介(Daisuke “Dice” Tsutsumi)
東京都出身。スクール・オブ・ビジュアル・アーツ卒業。ルーカス・ラーニング、ブルー・スカイ・スタジオなどで 『アイスエイジ』や『ロボッツ』などのコンセプトアートを担当。2007年ピクサーに招聘されアートディレクターとして 『トイ・ストーリー3』や『モンスターズ・ユニバーシティ』などを手がける。2014年7月ピクサーを去りトンコハウスを設立。初監督作品『ダム・キーパー』は2015年米アカデミー賞短編アニメーション賞にノミネート。2021年には日本人として初めて米アニー賞のジューン・フォレイ賞を受賞。一冊のスケッチブックに71人の著名なアーティストが一枚ずつ絵を描き、手渡しで世界中を巡るというプロジェクト『スケッチトラベル』の発案者でもある。

[画像11: https://prtimes.jp/i/60515/17/resize/d60515-17-cf9fb838d316e5f52fcb-10.png ]

■ロバート・コンドウ(Robert Kondo)
南カリフォルニア出身。ロサンジェルス近郊のアートセンター・カレッジ・オブ・デザインを卒業。2002年、憧れていたピクサーでスケッチ・アーティストとして『レミーのおいしいレストラン』の制作に携わる。その後、背景美術監督として『レミーのおいしいレストラン』『トイ・ストーリー3』『モンスターズ・ユニバーシティ』を手がける。2014年7月ピクサーを去りトンコハウスを設立。初監督作品『ダム・キーパー』は2015年米アカデミー賞短編アニメーション賞にノミネート。

[画像12: https://prtimes.jp/i/60515/17/resize/d60515-17-69d922e81747b29547c8-11.jpg ]

■稲田雅徳(Masanori Inada) / 橋爪陽平(Yohei Hashizume)
ビジュアルデベロップメントアーティスト。Netflixシリーズ『GO! GO! コリー・カーソン』でコンセプトアートを務め、絵本『ダム・キーパー』ではペイントを担当。トンコハウス最新作、Netflixシリーズ「ONI ~ 神々山のおなり」(Netflixにて配信中)ではコンセプトアーティストとしてカラースクリプトなどを手がけている。



取材依頼 / お問い合わせ

監督・堤大介が3月末に来日予定。
取材依頼(対面 / オンライン)は以下メールアドレスへご連絡ください。
Tonko House Japan
長砂、後藤            
Mail:thjp@tonkohouse.com
Twitter:@TonkoHouseJapan
Instagram:@tonkohouse_japan
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