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ナカシマプロペラ、CFD(数値流体力学)システムに「Dell EMC PowerEdge M630」ブレードサーバを96台追加導入

〜244ノード、約5,000コアによる並列処理により、船舶用プロペラの品質向上と開発期間短縮を実現〜

デル株式会社(本社:神奈川県川崎市、代表取締役社長:平手智行、以下デル、URL:http://www.dell.co.jp/)とEMCジャパン株式会社(略称:EMCジャパン、本社:東京都渋谷区、代表取締役社長:大塚 俊彦、URL:http://japan.emc.com/)は、国内有数の総合舶用推進機器メーカーであるナカシマプロペラ株式会社(本社:岡山県岡山市、代表取締役社長:中島基善、以下、ナカシマプロペラ)が、CFD(Computational Fluid Dynamics:数値流体力学)システムに「Dell EMC PowerEdge M630」ブレードサーバを96台追加導入した事例を発表します。これにより、ナカシマプロペラは、244ノード、約5,000コアによる並列処理による船舶用プロペラの品質向上と開発期間短縮を実現しました。




デル株式会社
EMCジャパン株式会社         

ナカシマプロペラ、CFD(数値流体力学)システムに
「Dell EMC PowerEdge M630」ブレードサーバを96台追加導入
〜244ノード、約5,000コアによる並列処理により、船舶用プロペラの品質向上と開発期間短縮を実現〜

デル株式会社(本社:神奈川県川崎市、代表取締役社長:平手智行、以下デル、URL:http://www.dell.co.jp/)とEMCジャパン株式会社(略称:EMCジャパン、本社:東京都渋谷区、代表取締役社長:大塚 俊彦、URL:http://japan.emc.com/)は、国内有数の総合舶用推進機器メーカーであるナカシマプロペラ株式会社(本社:岡山県岡山市、代表取締役社長:中島基善、以下、ナカシマプロペラ)が、CFD(Computational Fluid Dynamics:数値流体力学)システムに「Dell EMC PowerEdge M630」ブレードサーバを96台追加導入した事例を発表します。これにより、ナカシマプロペラは、244ノード、約5,000コアによる並列処理による船舶用プロペラの品質向上と開発期間短縮を実現しました。


[画像: http://prtimes.jp/i/12964/34/resize/d12964-34-534801-0.jpg ]

2016年に創業90周年を迎えたナカシマプロペラは、2015年に、CFRP(Carbon Fiber Reinforced Plastics:炭素繊維強化プラスチック)製プロペラで「第6回 ものづくり日本大賞」内閣総理大臣賞を受賞するなど、その高い技術力が各方面で評価されています。特に、船舶用プロペラでは国内70%、世界30%のシェアを誇り、「一品受注生産」をモノ作りの方針に掲げ、総合舶用推進機器メーカーとしてさまざまな挑戦を行っています。その中で、同社では、高効率のプロペラを開発するために、2008年からCFDシステムを導入しており、Dell EMC PowerEdgeサーバによるHPCC(High Performance Computing Cluster)システムを構築し、サーバを随時追加することで、解析時間の短縮と精度の向上を目指してきました。

一方で、近年、船舶はEEDI(エネルギー効率設計指標)基準値をクリアすることが求められ、より高効率なプロペラが必要となっています。また、鯨などの海洋生物に与える影響も懸念されるため、より静音性が高く、船内環境を快適にするための振動の少ないプロペラの開発も求められるようになってきました。さらに、こうした市場環境の変化に加え、ナカシマプロペラでは、5〜6年前から総合舶用推進機器メーカーとして、プロペラ単体だけでなく、変化するニーズに応じた省エネ付加物などの新商品開発にも注力しており、よりメッシュ数の多い高精細な解析が必要とされていました。これらにより、CFDシステムを活用した解析の需要はさらに高まり、HPCCシステムの大幅な処理能力向上が急務の課題となっていました。

そこで今回、この課題を解消するため、インテル Xeon プロセッサー E5-2600 v3を搭載した「Dell EMC PowerEdge M630」ブレードサーバを96台追加導入し、HPCCシステムのさらなる高速化を実現しました。これにより、ナカシマプロペラのHPCCシステムは、244ノード、約5,000コアによる並列処理が可能となります。「Dell EMC PowerEdge M630」の採用にあたっては、以前の機種よりも並列環境での性能が高くなっていることが評価ポイントになりました。また、ハーフハイトの2ソケットブレードサーバにすることでケーブルの数を少なくすることができ、熱効率や電力効率を高くできることも選択理由として挙げています。

ナカシマプロペラのエンジニアリング本部プロペラ設計部で課長代理を務める廣田雅則氏は、次のように述べています。「CFD上では、300mの実寸サイズのバーチャルな船体を簡単に作成し、実機スケールで計算することが可能です。ただし、プロペラ単体では1,000万程度だったメッシュ数が、船体全体では6,000万メッシュ以上に増えることになり、解析時間にはより多くの時間が必要となってきます。これまでのシステムでは、バーチャル水槽の解析に約2週間の時間がかかっていましたが、『Dell EMC PowerEdge M630』を96台追加したことによって、解析時間を2日くらいに短縮できるようになりました。また並列で流せる計算数も、従来の約70〜80倍に増大し、設計から製造のフェーズに解析を含めることが可能となったため、品質向上にも貢献しています。」

また、同社エンジニアリング本部プロペラ設計部プロペラ・ポッド推進性能室の課長代理を務める岡崎全伯氏は、次のように述べています。「プロペラ単体の提案を行うことはもちろん、省エネ付加物とセットで、より最適な組み合わせを提案していくことが今後の受注活動で重要になってきます。受身ではなく、CFDの解析結果を見せながら積極的な提案を行っていきたいと考えています。」

ナカシマプロペラでは、今後も機会と予算があれば、インテル Xeon プロセッサーを搭載した「Dell EMC PowerEdge」を追加導入して処理速度を高めていく方針で、岡崎氏は、「今回追加導入したシステムを使いこなして、価値を生みだすことが直近の目標になります。IoTにも興味があり、たとえば、航行中の船のプロペラの状態や運航状況をリアルタイムに見られるようになれば、新たなビジネスチャンスが生まれるのではないかと期待しています」と、CFDシステムを活用したさらなるビジネス展開に意欲を見せています。

■今回導入されたソリューション
・ハイ・パフォーマンス・コンピューティング(HPC)
 http://www.dell.com/ja-jp/work/learn/high-performance-computing
・インテル Xeon プロセッサー E5-2600 v3搭載 Dell PowerEdge M630ブレードサーバ
 http://www.dell.com/jp/bus


iness/p/poweredge-m630/pd
・Dell EMC PowerEdge M1000e ブレードエンクロージャ
 http://www.dell.com/jp/business/p/poweredge-m1000e/pd
・サポートサービス
 http://www.dell.com/ja-jp/work/learn/by-service-type-support-services

■ナカシマプロペラ株式会社の事例詳細につきましては、以下をご参照ください。
http://www.dell.com/learn/jp/ja/jpcorp1/corporate~case-studies~ja/documents~2016-nakashima-propeller-jp.pdf

■Dell EMC PowerEdgeについては以下をご参照ください。
http://www.dell.com/jp/business/p/servers?~ck=bt

■デル株式会社について
デルは世界市場トップレベルのシェアを誇るエンドツーエンドのソリューション・プロバイダー、Dell Inc.の日本法人です。 総合 IT ソリューション事業 – パソコン・モバイル端末から基幹システムやクラウドの導入支援、セキュリティサービスに至るまで包括的な IT ソリューションを提供。http://www.dell.co.jp/

■EMCジャパン株式会社について
EMCジャパンは、情報インフラの卓越したテクノロジーとソリューションの提供を通して、日本のお客様の情報インフラの課題解決をご支援し、あらゆる規模のお客様のビジネスの継続と成長、さらにビジネス価値の創造に貢献致します。http://japan.emc.com/

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Dell、EMC、及びDell, EMCが提供する製品及びサービスにかかる商標は、米国Dell Inc. 又はその関連会社の商標又は登録商標です。その他の製品の登録商標および商標は、それぞれの会社に帰属します。
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