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【抄訳】米国セールスフォース・ドットコム2021年度第1四半期(2020年2月1日〜2020年4月30日)業績を発表

● 第1四半期の売上は前年比30%増の48億7,000万ドル、為替変動の影響を除いた場合は31%増
● 一年以内の成約済み繰延収益は前年比23%増の約145億ドル、為替変動の影響を除いた場合は24%増
● 第1四半期のオペレーティングキャッシュフローは前年比5%減の18億6,000万ドル
● 2021年度第2四半期の売上ガイダンスは前年比22〜23%増の48億9,000万ドル〜49億ドル
● 2021年度通期の売上ガイダンスを前年比17%増の約200億ドルに修正

グローバルでCRM をリードする米国セールスフォース・ドットコム(日本法人:株式会社セールスフォース・ドットコム、本社:東京都千代田区、代表取締役会長 兼 社長:小出 伸一)は、2021年度第1四半期(2020年2月1日〜2020年4月30日)の業績を発表しました。




セールスフォース・ドットコム 会長 兼 CEOのマーク・ベニオフ(Marc Benioff)は次のように述べています。「この世界的な危機のなかで私たちは、迅速な実行およびスケール感を持った改革を行う能力とともに、当社のビジネスモデルの強さを示すことができました。さらに私たちは、従業員の安全を守り、顧客をサポートし、Work.com (https://www.salesforce.com/work/)のような重要なイノベーションを提供し、個人用防護具(PPE)、助成金、テクノロジーで地域社会の支援を図る長期的な投資を実施しました。また、新型コロナウイルスの世界的な流行は、全ての企業にとってデジタルが不可欠な要素であること示しており、セールスフォース・ドットコムが顧客を『ニューノーマル』に導く活動を引き続き加速化させることを確信しています」

セールスフォース・ドットコムはこの第1四半期において、新型コロナウイルスへの対応として、顧客、従業員、および地域社会に投資を実施し、将来に備えるため以下の取り組みを実施しました。

「Salesforce Care」の無償提供を開始。これは、新型コロナウイルスの危機的局面において、企業における従業員、顧客、パートナーとのつながりの維持をサポートするための一連のソリューションです。
「Tableau Data Hub」を新たに開発。これは、世界中の企業や政府がパンデミックに関するデータを視覚的に把握し、理解を促進するための無償リソースです。
オンライン上で展開するリーダーシップメッセージ・プログラム「Leading Through Change」を開始。このプログラムは、危機のなかでセールスフォース・ドットコムの顧客が実行してきた活動を紹介しており、現時点で7,500万回を超える視聴を記録しています。
新型コロナウイルスによる影響が最も大きかった顧客に対し、柔軟な一時的財務支援を行いました。
セールス部門に対し、第1四半期1回限定のコミッションの支払いを補償しました。
世界中の全従業員に在宅勤務を指示し、当面の間は従業員の出張を全てキャンセルしました。
危機当初から90日間は大規模なレイオフを実施しない方針を表明しました。
一流のウェルビーイング専門家と連携して心身の健康を促進するための「B-Well Together」プログラムを従業員向けに導入しました。社外からの要望に応えこのプログラムは一般に公開しています。
2020年中に開催する顧客、業界、従業員向けの全てのイベントをバーチャルでの開催に変更しました。
サンフランシスコ・ベイエリア、ニューヨーク、イスラエル、イタリア、スペイン、フランス、ドイツで危機の最前線に置かれた組織に対し、750万ドル以上の助成金を寄付しました。
米国、英国、インド、フランスの病院向けにマスク、感染対策用ガウン、防護服、フェイスシールドなどの個人用防護具(PPE)を5,000万着以上調達しました。

セールスフォース・ドットコムは、ステークホルダーへの投資を継続して行います。第2四半期には、新型コロナウイルス環境下において世界中のビジネスや地域社会のリーダーが安全に業務を再始動し、従業員の再教育やスキルアップを図り、効率的な対応を促すための新たなテクノロジー・ソリューションとリソースであるWork.comを発表しました。Work.comは、企業や政府から強い関心を集めており、世界的なトップシステムインテグレーターやテクノロジー・パートナーとの提携を強化してきました。その一例としてWorkday社は、従業員のデータを直接Work.comに統合し、企業が重要なデータを集中化して事業をより容易に再開すること 発表 (https://www.workday.com/en-us/company/newsroom/press-releases/press-release-details.html?id=2039732)しました。

セールスフォース・ドットコムの2021年度第1四半期業績は次のとおりです。

売上 – 第1四半期の総売上は、48億7,000万ドル(前年比30%増、為替変動の影響を除いた場合は31%増)でした。サブスクリプションおよびサポートによる売上は、45億8,000万ドル(前年比31%増)、プロフェッショナルサービスやその他による売上は2億9,000万ドル(前年比20%増)でした。

1株当たり利益 – 第1四半期のGAAPベースの1株当たり利益は0.11ドル、非GAAPベースの希薄化後1株当たり利益は0.70ドルでした。ASU 2016-01で義務付けられた戦略的投資の時価会計によるGAAPベースの1株当たり利益は0.16ドル(米国の税率25%を適用)、非GAAPベースの希薄化後1株当たり利益は0.16ドルでした(当社の非GAAPベースの税率22%を適用)。

現金 – 第1四半期に事業活動がもたらした現金は18億6,000万ドル(前年比5%減)でした。第1四半期末における現金、現金同等物および有価証券の残高は98億ドルでした。

成約済み繰延収益 – 成約済み繰延収益は、第1四半期末時点で約293億ドル(前年比18%増)でした。一年以内の成約済み繰延収益は、第1四半期末時点で約145億ドル(前年比23%増、為替変動の影響を除いた場合は24%増)でした。

セールスフォース・ドットコムは、2020年5月28日時点(米国時間)で、2021年度第2四半期の売上、GAAPベースの1株当たり利益、非GAAPベースの1株当たり利益および一年以内の成約済み繰延収益についてのガイダンスを示しています。セールスフォース・ドットコムは、前述の新型コロナウイルスが第1四半期の業績に及ぼした影響の結果、および今後パンデミックが事業にもたらす影響の度合いの現時点における想定を踏まえ、2020年2月25日に示した2021年度通期の売上、GAAPベースの1株当たり利益、非GAAPベースの1株当たり利益、オペレーティングキャッシュフローのガイダンスを引き下げています。

これらのガイダンスは、将来の利益あるいは損失を予測することが困難であるため、ASU 2016-01に基づいた戦略的投資ポートフォリオの価値に変化がないと想定しています。これに加え、以下のガイダンスはセールスフォース・ドットコムが現時点で入手可能な情報を反映させたGAAPベースの予測税率に基づいており、また、株式報酬による税務上の超過利益等の個々の税務項目を除外しています。GAAPベースの予測税率は将来の買収やその他の取引により変動する可能性があります。
[画像1: https://prtimes.jp/i/41550/67/resize/d41550-67-210695-1.jpg ]

次の表は、2021年度第2四半期および2021年度通期のGAAPベースの希薄化後1株当たり損失を、非GAAPベースの希薄化後1株当たり利益のガイダンスに調整したものです。

[画像2: https://prtimes.jp/i/41550/67/resize/d41550-67-650494-2.jpg ]

(1) セールスフォース・ドットコムのGAAPベースの税引当には、2020年7月31日までの3カ月間については約81%、2021年1月31日までの12カ月間については約104%の予測税率を使用しています。GAAPベースの予測税率は個々の税務項目、関連する税制改正法(Tax Cuts and Jobs Act)の条項、将来の買収やその他取引により変動する可能性があります。

(2) 将来の利益あるいは損失を予測することが困難であるため、セールスフォース・ドットコムのGAAP、非GAAP基本および希薄化後1株当たり利益の予測はASU 2016-01に基づいた戦略的投資ポートフォリオの価値に変化がないと想定しています。財務業績にプラスの影響を及ぼしてきた当社の投資ポートフォリオが将来的に従来とは異なる結果をもたらす可能性があり、特に、市価が大幅に変動する間に当社の戦略的投資ポートフォリオに含まれる株式上場企業が相当な影響を受ける可能性があります。セールスフォース・ドットコム の戦略的投資ポートフォリオから生じる将来の利益または損失による影響は、重大となる可能性があります。

(3) セールスフォース・ドットコムの非GAAPベースの税引当には、現時点入手可能な情報を反映した22.0%の長期予測税率を使用しており、変更される可能性があります。

非GAAPベースの財務指標に関する詳細は、以下の業績の認識および関連する説明をご覧下さい。


セールスフォース・ドットコムについて
セールスフォース・ドットコムは、顧客関係管理(CRM)のグローバルリーダーであり、デジタル時代において企業と顧客を近づけるお手伝いをしています。 1999年に設立されたセールスフォース・ドットコムは、あらゆる規模と業界の企業がクラウド、モバイル、ソーシャル、IoT、人工知能、音声、ブロックチェーンなどの強力なテクノロジーを活用し、360度で顧客と繋がるためのツールを提供します。セールスフォース・ドットコム(NYSE:CRM)の詳細については、www.salesforce.comをご覧ください。

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