リアルテックファンド、少数データで高精度に不良検知を行うAIを開発するアダコテックへの出資を実施
[22/04/28]
提供元:PRTIMES
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製造業は目覚ましい進化をしている一方で、驚くほどアナログで取り残された領域があるのも事実です。その一つが検品で、95%の検査は人による目視で行われていると言われています。実に製造業の5人に1人が検査要員とも言われ、単調で過酷な労働を行っています。そのためノウハウは属人化し、プロセスの透明性が無いため、検査に対する要求水準は年々厳しくなっています。飽くなき高品質の追求が、現場の検査作業の負荷を増大させており、製造業の大きな課題となっています。
[画像: https://prtimes.jp/i/36405/76/resize/d36405-76-80a182a221fe123698b9-0.jpg ]
高精度かつ客観性を備えたAIにより、製造業を過剰検査から開放しモノづくりに革新を起こすべく、リアルテックホールディングス株式会社(所在地:東京都墨田区、代表:丸幸弘、永田 暁彦)が運営するリアルテックファンド*は、異常検知AIソフトウェアを開発する株式会社アダコテック(本社:東京都千代田区、代表取締役:河邑 亮太、以下「アダコテック」)へ投資を実施致しました。アダコテックは今回の調達資金をもとにソフトウェアの開発を進め検査機組み込み型モデルを立ち上げ、海外展開に向けた準備を進めて参ります。
■企業概要
アダコテックは産総研(産業技術総合研究所)発のベンチャーで、HLACという画像認識の特許技術を活用した事業を2012年から展開してきました。特徴として、
100枚という少ない正常データサンプルのみで開始でき(教師なし学習)、Deep Learningと比べ400倍以上高速に処理することが可能
汎用PCで検品が可能なため、低コストで導入障壁が低い
説明可能なロジックのため、Deep Learningのブラックボックス化問題を解決できる
といった強みがあり、エンジンなどの自動車部品、プリント基板などの電子部品・半導体製品などにおいて、高精度な欠陥検出率を実現し、多くの生産ラインで評価・運用されています。製造業の検査の課題解決に向けた技術的アプローチが評価され、国内最大級のピッチ・コンテストであるICCサミット スタートアップ・カタパルト、IVS Launch Padの両方にて過去優勝しており、本年2月に行われたICCサミット カタパルト・グランプリにおいても入賞を果たしております。
■資金調達の目的と使途
新規事業として組み込み型の提供モデルを立ち上げ、アダコテックの技術と他社製品連携によるシナジー効果を発生させることで売上規模の拡大を進めていきます。既存事業については、提供領域の拡大やグローバル展開を推進させるため、開発・セールス・カスタマーサクセスなどの体制拡充を実施し、組織規模を3倍の60名まで増員する計画を進めて参ります。また、中長期的な目標である検品AIを起点とした工場内データ活用プラットフォーム構築に向けて、これまで難しいとされてきた工場のデータ活用を促進し、製造業DXを加速させていきます。
■担当者コメント
日本の製造業は品質にこだわり抜いてきたからこそ、中途半端なソリューションを導入できずデジタル化が進まないジレンマに陥っていると思います。検品のAIによる自動化は長年期待されてきましたが、思うように導入が進んでいません。不良品という、千に一つ、万に一つという現象を学習し検出するのは従来のAIが苦手としてきた領域だからです。アダコテックはこの従来のAIにあった弱みを克服する革新的なアルゴリズムを開発しました。これを製造業に精通したチームがユーザーに寄り添いながら導入し、製造現場にとって一番大事で自動化が難しかった検品という部分を任されるに至っています。今まで品質とのトレードオフだった自動化を妥協せずに実現できるのです。日本の品質の要求水準を満たしたということは、世界でも戦えるということ。アダコテックがこれから世界に広まり、高品質を象徴する世界的ベンチャーとなるのを楽しみにしています。
(リアルテックホールディングス株式会社 グロースマネージャー 村山 類 クリスチャン)
*正式名称:「リアルテックファンド3号投資事業有限責任組合(通称:「グローカルディープテックファンド」)
■株式会社アダコテックについて
設立年月:2012年3月
所在地:東京都千代田区神田小川町3-28-5 axle御茶ノ水302
代表者:代表取締役CEO 河邑 亮太
資本金:6.5億円(資本準備金含まず)
事業内容:製品検査・検品の自動化ソフトウェアの提供
公式サイト:https://adacotech.co.jp/
出資時期:2022年4月
■リアルテックファンドについて
地球や人類の課題解決に資する革新的テクノロジーを有するスタートアップ(リアルテックベンチャー)への投資育成を行うベンチャーキャピタルファンドです。国内外の政府・企業・自治体と密に連携し、技術の社会実装を最速・最大化させるためにフルハンズオンで支援を行っています。これまで200億円以上を運用し、国内外のスタートアップ70社以上に投資しています。 2021年にはディープテック領域に投資するファンドとしては日本で初めてのインパクト投資ファンドを設立。2022年にはシンガポール法人を立ち上げ、世界の課題解決を目的とした事業連携を進めています。
■リアルテックホールディングスについて
地球や人類の課題解決に資する革新的テクノロジー(リアルテック)の社会実装を目指して創設された、株式会社ユーグレナと株式会社リバネスの合弁企業です。研究開発型スタートアップとして幾多の困難を乗り越えてきたユーグレナと、研究から技術の社会実装への包括的な支援を行うリバネスの知見を活かし、投資育成などの事業を行っています。
HP: https://www.realtech.holdings
<お問い合わせ先>
リアルテックホールディングス株式会社
広報担当:成田
https://www.realtech.holdings/contact
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高精度かつ客観性を備えたAIにより、製造業を過剰検査から開放しモノづくりに革新を起こすべく、リアルテックホールディングス株式会社(所在地:東京都墨田区、代表:丸幸弘、永田 暁彦)が運営するリアルテックファンド*は、異常検知AIソフトウェアを開発する株式会社アダコテック(本社:東京都千代田区、代表取締役:河邑 亮太、以下「アダコテック」)へ投資を実施致しました。アダコテックは今回の調達資金をもとにソフトウェアの開発を進め検査機組み込み型モデルを立ち上げ、海外展開に向けた準備を進めて参ります。
■企業概要
アダコテックは産総研(産業技術総合研究所)発のベンチャーで、HLACという画像認識の特許技術を活用した事業を2012年から展開してきました。特徴として、
100枚という少ない正常データサンプルのみで開始でき(教師なし学習)、Deep Learningと比べ400倍以上高速に処理することが可能
汎用PCで検品が可能なため、低コストで導入障壁が低い
説明可能なロジックのため、Deep Learningのブラックボックス化問題を解決できる
といった強みがあり、エンジンなどの自動車部品、プリント基板などの電子部品・半導体製品などにおいて、高精度な欠陥検出率を実現し、多くの生産ラインで評価・運用されています。製造業の検査の課題解決に向けた技術的アプローチが評価され、国内最大級のピッチ・コンテストであるICCサミット スタートアップ・カタパルト、IVS Launch Padの両方にて過去優勝しており、本年2月に行われたICCサミット カタパルト・グランプリにおいても入賞を果たしております。
■資金調達の目的と使途
新規事業として組み込み型の提供モデルを立ち上げ、アダコテックの技術と他社製品連携によるシナジー効果を発生させることで売上規模の拡大を進めていきます。既存事業については、提供領域の拡大やグローバル展開を推進させるため、開発・セールス・カスタマーサクセスなどの体制拡充を実施し、組織規模を3倍の60名まで増員する計画を進めて参ります。また、中長期的な目標である検品AIを起点とした工場内データ活用プラットフォーム構築に向けて、これまで難しいとされてきた工場のデータ活用を促進し、製造業DXを加速させていきます。
■担当者コメント
日本の製造業は品質にこだわり抜いてきたからこそ、中途半端なソリューションを導入できずデジタル化が進まないジレンマに陥っていると思います。検品のAIによる自動化は長年期待されてきましたが、思うように導入が進んでいません。不良品という、千に一つ、万に一つという現象を学習し検出するのは従来のAIが苦手としてきた領域だからです。アダコテックはこの従来のAIにあった弱みを克服する革新的なアルゴリズムを開発しました。これを製造業に精通したチームがユーザーに寄り添いながら導入し、製造現場にとって一番大事で自動化が難しかった検品という部分を任されるに至っています。今まで品質とのトレードオフだった自動化を妥協せずに実現できるのです。日本の品質の要求水準を満たしたということは、世界でも戦えるということ。アダコテックがこれから世界に広まり、高品質を象徴する世界的ベンチャーとなるのを楽しみにしています。
(リアルテックホールディングス株式会社 グロースマネージャー 村山 類 クリスチャン)
*正式名称:「リアルテックファンド3号投資事業有限責任組合(通称:「グローカルディープテックファンド」)
■株式会社アダコテックについて
設立年月:2012年3月
所在地:東京都千代田区神田小川町3-28-5 axle御茶ノ水302
代表者:代表取締役CEO 河邑 亮太
資本金:6.5億円(資本準備金含まず)
事業内容:製品検査・検品の自動化ソフトウェアの提供
公式サイト:https://adacotech.co.jp/
出資時期:2022年4月
■リアルテックファンドについて
地球や人類の課題解決に資する革新的テクノロジーを有するスタートアップ(リアルテックベンチャー)への投資育成を行うベンチャーキャピタルファンドです。国内外の政府・企業・自治体と密に連携し、技術の社会実装を最速・最大化させるためにフルハンズオンで支援を行っています。これまで200億円以上を運用し、国内外のスタートアップ70社以上に投資しています。 2021年にはディープテック領域に投資するファンドとしては日本で初めてのインパクト投資ファンドを設立。2022年にはシンガポール法人を立ち上げ、世界の課題解決を目的とした事業連携を進めています。
■リアルテックホールディングスについて
地球や人類の課題解決に資する革新的テクノロジー(リアルテック)の社会実装を目指して創設された、株式会社ユーグレナと株式会社リバネスの合弁企業です。研究開発型スタートアップとして幾多の困難を乗り越えてきたユーグレナと、研究から技術の社会実装への包括的な支援を行うリバネスの知見を活かし、投資育成などの事業を行っています。
HP: https://www.realtech.holdings
<お問い合わせ先>
リアルテックホールディングス株式会社
広報担当:成田
https://www.realtech.holdings/contact