日本を代表するロック・ギタリスト布袋寅泰のライブで感動を味わう!
[09/08/28]
提供元:PRTIMES
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布袋寅泰がいかに自分と真摯に向き合い、そして、いかに誠実に音楽を創造してきたか。今年の4月から6月に行われた全国ツアー「GUITARHYTHM V TOUR」はそのことがよくわかる、とても感動的なものだった。【9月21日(月・祝)、深夜0:00からWOWOWでオンエア】
布袋はBOOWY解散後、『GUITARHYTHM』と題したアルバムを続けて4枚リリースした。それは、ギタリストとして、ボーカリストとして、サウンド・クリエイターとして、バンド時代とまったく違う音楽を生み出すための、いってみれば実験的な試みを繰り返すプロジェクトでもあった。そしてその作業に一区切り付けた彼は、貪欲にヒット・メイカーとしての楽曲作りに徹し、それが「POISON」であり「スリル」であり、だから、一般的には『GUITARHYTHM』シリーズ以降の布袋のほうが広く知られているということになるだろう。けれども、彼が持つポップ・センスは『GUITARHYTHM』シリーズでも十二分に発揮されていたのである。
冒頭で述べたツアーは布袋の最新アルバム『GUITARHYTHM V』を携えて行われたもので、この作品には、たとえばRIP SLYMEのFUMIYAといったトラック・メイカー、DJと呼ばれるアーティストが多数参加している。生のバンドとは違うビートを生み出す音に、布袋の歌とギターが絡み合っていく挑戦的なアルバムで、ライブはまず、この最新作からの楽曲が次々と登場し、そして、『GUITARHYTHM IV』、『GUITARHYTHM III』、『GUITARHYTHM II』、『GUITARHYTHM』と、時代を遡るようにそれらの収録曲が披露されていった。そこで気づくのである。たしかに『GUITARHYTHM』シリーズは実験性の高いものであったけれど、布袋が単に自身のアーティスト性だけを追求したということだけでなく、マスな市場にもきちんと向き合って生み出した作品であったことに。そう、布袋は優れたロック・ミュージシャンであると同時に、キャッチーなメロディを生み出す非凡なポップ・センスも備えた人でもあるのだ。音楽は聴き手がいて初めて成立するものであり、その聴き手を楽しませるものが音楽であることを彼はよくわかっており、そしてそれはバンド時代から変わらぬことで、だからその長いキャリアを通じて貫かれている姿勢にはロマンを感じる。9月21日(月・祝)、深夜0:00からWOWOWでオンエアされる彼の最新ライブ「布袋寅泰 LIVE! 〜ギタリズムの軌跡〜」でもその感動を味わうことができるはずである。