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全米オープンテニス、いよいよ8月31日開幕。NYはすでに戦いの真っ只中！

快晴の夏の日。ニューヨークでは普通8月も15日を過ぎればぐっとしのぎやすくなるのに、今年はしばらく前まで気温も湿度もかなり高く、バテてしまうような日々が続いていた。それが全米オープンテニス開幕が近づくにつれ、少し爽やかな気候になってきた。コート上の選手たちにはまだまだ暑いだろうが、ゆく夏を惜しむように会場を散策する人々の顔は皆楽しそうだ。

そう、本選の開幕は31日だが、会場は今予選の真最中。まだ十代の若手選手や、クルム伊達公子選手を始めとするベテラン選手たちが、本選出場の夢を賭けて、まだまばらな観客から時には熱い歓声を浴びながら戦っている。そのクルム伊達選手は瀬間友里加選手にフルセットの末惜敗してしまったが、現在自己ベストの世界170位の瀬間選手はあと1勝で本選出場だ。

予選に使われているのはスタジアム以外のコート4〜18の15面で、これらのコートはもちろん本選に入ってからも使われ、入場できる全ての観客が自由に見て回れる。スタジアムでコートを取り囲んだ観客が1つの試合に集中して熱狂する雰囲気とはまた違った、少しのんびりしたというか、フェンスの向こうが公園になっているようなコートでは降るような蝉時雨が聞こえていたりして、これもまた違う風情がある。

夏休み中のサマースクールの子供たちも、それぞれのサマースクールのお揃いのTシャツを着てたくさん見に来ており、Tシャツには誰のものだかよくわからないサインがいっぱいしてあって、みんな嬉しそうな顔をしている。そして、練習コートの横に黒山の人だかり。少し離れたところから見てもすぐにわかる、シャラポワが練習していた。

マンハッタンから地下鉄7番に乗り、イーストリバーの下のトンネルをくぐってクイーンズに入ると間もなく電車は地上に出、終点近いウィレッツポイントが近づいてくると左にシティフィールド、右にテニスセンターが見えてくる。電車を降りると板張りの陸橋が、テニスセンターの前まで続いている。期待に胸を膨らませたたくさんの人々とこの陸橋をテニスセンターに向かって歩いて行く。

いよいよ31日から本戦が始まる。晩夏のニューヨークで繰り広げられる今年最後のグランドスラム、全米オープンテニスの熱戦の様子はWOWOWで！


■予選3日目／予選2回戦結果
＜男子＞
ルーカシュ・クボト（ポルトガル）　vs　伊藤竜馬（日本）
1‐2（2‐6、6‐3、4‐6）
＜女子＞
瀬間友里加（日本）　vs　クルム伊達公子（日本）
2‐1（7‐6、3‐6、6‐4）
不田涼子（日本）　vs　マリアナ・デュケ マリノ（コロンビア）
0‐2（5‐7、5‐7）

■予選4日目／予選3回戦組み合わせ　※勝利すると本戦出場決定
＜男子＞
伊藤竜馬（日本）　vs　カースティン・ボール（オーストラリア）
＜女子＞
アンナ・タチシュビリ（グルジア）　vs　瀬間友里加（日本）


【日本人本戦出場予定選手】
杉山愛、森田あゆみ

【放送予定】
「全米オープンテニス2009」
2009年8月31日（月）〜9月14日（月）WOWOWにて連日生中継！
14日間にわたり再び世界中を熱気と感動で包みこむこの全米の模様を生中継中心に合計約150時間という圧倒的ボリュームで連日放送！（※デジタル193ch含む）

ミニ番組／「現地発！全米テニス最新情報」
8月30日(日)〜9月1日(火)　※無料放送

詳しい情報はWOWOW TENNIS ONLINE（http://www.wowow.co.jp/tennis/）へ！