ファーウェイ、公益事業業界向けSAP for Utilitiesに統合された 高度メーター・インフラストラクチャ・ソリューションを発表
[17/03/28]
提供元:PRTIMES
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ファーウェイ(中国語表記:華為技術、英語表記:HUAWEI)は3月20日、世界最大級のIT 見本市CeBIT 2017(3月20〜24日、ドイツ・ハノーバー)において、公益事業業界向けのSAP for Utilitiesソリューション・ポートフォリオに統合された高度メーター・インフラストラクチャ(Advanced Metering Infrastructure、AMI)ソリューションを発表しました。
[画像: https://prtimes.jp/i/7389/206/resize/d7389-206-966012-0.jpg ]
従来の化石燃料が次第に枯渇していく一方、新たなエネルギー、電気自動車、マイクロ・グリッドなどのイノベーションが生まれ、発電と電力消費の構造が変化してきています。新たなビジネス・ニーズに対応するためには、発電、送電、変電、配電、消費など、送電網を通じて行われるあらゆるプロセスを正確に協調させることが必要です。こうしたなか、スマート・グリッドは世界の多くの国々、とりわけ先進国や新興国が環境の変化に対処し、グリーンな経済を創出し、電力効率を向上するために進める重要な取り組みとなっています。
スマート・グリッドの発展状況は国ごとに異なりますが、AMIの構築を重視していることは共通しています。2022年までに、スマート・メーターの普及率は中国で70%以上、米国では約91%にのぼると予測されています。EUは、2020年までに電気メーターの少なくとも80%をスマート・メーターに置き換えることを目指しています。また、ここにきてアフリカ諸国も精力的にスマート・グリッドの建設を進めており、窃電を低減し、電力供給の安定性を改善しています。
AMIはスマート・グリッドにおける主要な要素であり、スマート・メーター、検針用通信インフラストラクチャ、メーター・データ管理システムで構成されます。メーターと検針用通信インフラストラクチャを除くAMI分析への投資総額は2020年までに97億米ドル(約1兆917億円※1)に達すると見込まれており※2、市場が発展するにつれて総合的な分析ソリューションが登場し、カスタマイズやインテグレーションが不要なソリューションを提供するベンダーにとってのビジネス・チャンスが広がると期待されます。
ファーウェイとSAPは、高い成果をもたらすパートナーシップを策定、構築、主導し、SAP for Utilitiesソリューション・ポートフォリオとファーウェイの技術革新を通じて、エンド・ツー・エンドのソリューションで、より“つながった”世界の実現と人々の生活の向上に取り組んでいます。この結果、ファーウェイのAMIソリューションをSAP for Utilitiesソリューションに統合することが認定されたほか、両社はスマート・メーター分野での協業を今後さらに強化していく計画です。
世界各地でAMIの建設ラッシュを迎えるなか、電力会社はオープンなプラットフォームと実効性の高いエコシステムを考慮して、AMIベンダーを選定しています。ファーウェイはスマート・グリッド業界におけるベストICTソリューション・プロバイダーとして、自社の強みを活かして電力業界の開発者とパートナーを結びつけていきます。また、ファーウェイの包括的でオープンなICTインフラストラクチャをベースとしてイノベーションを実現し、協調的なWin-Winエコシステムを構築していきます。
3 月20〜24 日までドイツ・ハノーバーで開催された国際情報通信技術見本市「CeBIT(セビット)2017」において、ファーウェイは最新製品やソリューションをホール2(ブース番号C30)で展示しました。詳細は、CeBIT2017 特設サイト(英語、http://e.huawei.com/topic/cebit2017-en/index.html)をご覧ください。
※1 1米ドル=112.55円で換算(2017年3月20日現在)
※2 リサーチ・アンド・マーケッツ『スマート・グリッド向け公益AMI分析2013〜2020年:アプリケーション・市場・戦略(Utility AMI Analytics for the Smart Grid 2013-2020: Applications, Markets and Strategies)』
※本参考資料は2017年3月20日(現地時間)にドイツ・ハノーバーで発表されたプレスリリースの翻訳版です。