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GEヘルスケア・ジャパンと大和ハウス工業、殿町オープンイノベーション拠点キングスカイフロント「A地区」において、再生医療の実用化を加速するプラットフォームを共同で提供(ニュースリリース)

〜「Precision Health(プレシジョン・ヘルス)」の実現を目指す〜

 医療課題の解決に取り組むヘルスケアカンパニー、GEヘルスケア・ジャパン株式会社(本社:東京都日野市、代表取締役社長兼CEO:多田荘一郎、以下:GEヘルスケア)と大和ハウス工業株式会社(本社:大阪市、社長:芳井敬一、以下:大和ハウス工業)は、ライフサイエンス分野のオープンイノベーション拠点である神奈川県川崎市殿町のキングスカイフロント「A地区」において、再生医療商用化のためのGEヘルスケアのプラットフォームの導入および活用に向けて協業することを発表します。世界的ネットワークおよび産業化における豊富な経験を有するGEヘルスケアの同プラットフォームを導入することにより、顧客企業における細胞・遺伝子治療の実用化までの時間短縮を図り、再生医療分野におけるキングスカイフロント発のグローバルビジネス創出への貢献と、「Precision Health(プレシジョン・ヘルス)」の実現を目指します。




 GEヘルスケアは、検診から診断、治療、予後にまたがる幅広い分野において、一人ひとりに合ったより効果的かつより質の高いケアを、より低コストで提供していくための「プレシジョン・ヘルス」をビジョンとして掲げています。「プレシジョン・ヘルス」の重要な要素の一つである、個々の患者に合った治療法の確立に関しては、2016年以来、世界で900件を超える再生医療(細胞治療・遺伝子治療を含む)の臨床試験が世界中で行われるなど増加傾向にありながらも、その需要を満たせる製造方法や商用化へのプロセス開発のためのソリューションはこれまで限られていました。

 今回の協業では、GEヘルスケアは、大和ハウス工業が開発するライフサイエンス分野でのイノベーション創出に適した拠点であるキングスカイフロント内の「A地区」において、GEヘルスケアが強みを持つ再生医療の研究・商用化および人材育成に関するノウハウおよびプラットフォームを提供します。また大和ハウス工業は、再生医療に関する日本の規制に準拠した施設・設備の提供を行い、再生医療の研究・臨床試験製造から商用化製造までの迅速な移行を支援していきます。そして、日本における再生医療分野のエコシステム基盤を構築し、cGMP(※)準拠したソリューションの提供、ビジネス機会の創出、および業界での人材不足の解消に貢献していきます。
(※)一定の品質が保たれるよう定めた、最新の製造・品質管理規則

GEヘルスケアの再生医療ソリューション
 GEヘルスケアは、これまで培ってきたバイオ医薬品製造技術や安定供給体制を生かし、再生医療等製品の製造や細胞加工技術の開発に貢献するためにさまざまなソリューションを提供しています。細胞・遺伝子治療製品の製造プロセスの多くはマニュアル作業で標準化が困難なうえ、無菌性の担保、バッチレコードの管理、スケールアップなど多くの課題を抱えています。これらの課題を解決し、細胞・遺伝子治療製品の再現性のある製造を可能にする、cGMP製造に対応したシングルユース製品を採用した細胞培養装置、細胞洗浄濃縮装置、細胞凍結・融解装置や細胞培養用培地試薬など、一連の細胞加工プロセスの提案を行なっています。また、これら一連の製品をデジタルオートメーションシステムで統合し、研究から商用化までのスケールアップに必要なプロセス開発、技術者のトレーニングなどを組み合わせ、顧客のニーズに合わせて提供するプラットフォームソリューションとして、FlexFactoryTM for Cell Therapyを開発、2018年1月から提供を開始しています。

[画像1: https://prtimes.jp/i/2296/1059/resize/d2296-1059-475954-2.png ]

 再生医療向け製造施設“FlexFactoryTM for Cell Therapy”のイメージ(導入製品例。左から:小型細胞融解システムVIA Thaw CB1000、閉鎖系自動細胞調製システム(最大880ml) Sepax™ C-Pro Cell Processing System、閉鎖系自動細胞培養システム(最大5L)Xuri Cell Expansion System W25、閉鎖系自動細胞調製システム(最大10L) Sefia™ S-2000 Cell Processing instrument、小型細胞凍結プログラムフリーザー VIA Freeze Quad。その他、単核細胞分離用試薬や、T細胞大量培養向けインターロイキン、培地、血清、バッファー等の試薬製品も提供。)

キングスカイフロント「A地区」における大和ハウス工業の取り組み
 大和ハウス工業は、2014年6月にキングスカイフロント「A地区」を取得し、「川崎市と大和ハウス工業によるキングスカイフロントまちづくりに関する覚書」を締結。「最先端のライフサイエンス産業・研究機関が集積する国際戦略拠点」としてのまちづくりを行うため、「賑わい・交流機能」を創出することをテーマに開発に着手しました。当地区は、敷地面積4.6ha、ホテル1棟と研究棟5棟(竣工済み研究棟2棟、今後建設予定の研究棟3棟)からなる地区です。
 「A地区」内の研究棟は、次世代の医療として大きな成長が期待される再生・細胞医療の研究をはじめ、最先端の医療技術、医療機器の研究開発等を行うことができる最先端のバイオメディカルラボです。先端的な医療分野で活躍されている企業に対して、研究施設を「所有」することなく利用できるノンアセットの事業スキームを提案し、当地区に進出したい企業がスムーズに事業運営を開始できるようにしています。
 また、当地区は人を呼び込み、賑わいのあるオープンな街並みを形成するために、敷地内の歩行者通路に配慮し、当地区に隣接した2つの既存の公園を緑で南北につなぐ「プロムナード」をつくりました。各研究棟の1階には、「プロムナード」に面したコミュニティスペースやショールームを設け、研究者や学生、地域住民などが集いやすく交流しやすい開放的なまちづくりを川崎市と協力し進めています。

【キングスカイフロント「A地区」の全体計画】
敷地面積:46,172.96平方メートル
ホテル1棟、研究棟5棟(予定)

[画像2: https://prtimes.jp/i/2296/1059/resize/d2296-1059-666338-1.jpg ]

[画像3: https://prtimes.jp/i/2296/1059/resize/d2296-1059-826859-0.jpg ]



GEヘルスケア・ジャパンについて
 GEヘルスケア・ジャパン株式会社は、世界が直面する困難な課題解決に取り組むGEヘルスケアの中核拠点の1つとして、1982年に設立されました。国内に開発、製造から販売、サービス部門までを持ち、日本のお客様のニーズにお応えする、先端的な医療技術ならびに医療・研究機関向けの各種サービスをお届けしています。CTやMRI、超音波診断装置などの医療用画像診断から、体内診断薬、細胞解析装置などのライフサイエンス(生命科学)まで幅広い分野にわたる専門性を駆使しながら、GEの世界戦略「ヘルシーマジネーション」で掲げる「医療コストの削減」「医療アクセスの拡大」「医療の質の向上」の実現を目指します。2018年4月1日現在の社員数は2,000名、国内に本社および60カ所の事業拠点。
ホームページアドレスはwww.gehealthcare.co.jp (ライフサイエンス統括本部:www.gelifesciences.co.jp)

大和ハウス工業について
 1955年4月5日、「建築の工業化」を企業理念に創業。以来、戸建住宅をコア事業に、賃貸住宅、分譲マンション、商業施設、事業施設(物流施設、医療・介護施設等)、環境エネルギーなど幅広い領域で事業を展開しています。当社の建築事業は、1955年の創業以来、工業化建築のパイオニアとして製造施設、医療・介護施設、オフィスなどさまざまな事業用建築を手がけてきました。ホームページアドレスはhttps://www.daiwahouse.co.jp/
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