CSR、車載向け製品群にWi-Fiを追加、自動車向けコネクティビティ・プラットフォームの開発を促進
主要自動車メーカー、2012年以降の車載プラットフォームにCSR6000を搭載
CSR plc(英国ケンブリッジ、ロンドン証券取引所 略号:CSR.L、以下、「CSR」)は本日、業界初の車載向けWi-Fiソリューション「CSR6000」を追加し、自動車用コネクティビティ・プラットフォームを拡充したことを発表しました。製品メーカーは、本製品を採用することで、低リスクかつコスト効率の高い方法で既存の車載設計にWi-Fi機能を実装することが可能です。CSR6000はCSRの車載向けSiRFprimaリファレンス・ソリューションに統合され、動作検証されています。 又、メーカーが希望するホスト・アプリケーション・プロセッサ・プラットフォームにも容易に統合できるように設計されています。CSR6000は、車載市場向けに設計されており、車載温度範囲で優れたRF性能を実現し、チップオンボード設計をサポートするQFNパッケージで提供されます。CSRは、すべての主要車載オペレーティングシステムに対応したWi-Fiソフトウェア群を提供します。
スマートホンやその他デバイスにおけるWi-Fiの急激な普及によって、自動車OEM企業は、車載デバイスとそれらのデバイスとの相互接続性を求める市場のニーズに対応する必要があります。CSR6000は、自動車メーカーが最も効率的にWi-Fiを既存の設計に追加できるよう支援します。製品メーカーは、CSRのBlueCore車載向けチップおよびCSR Synergyソフトウェアをベースに、製品設計が可能で、Wi-Fiとの動作検証済、かつ互換性テスト済ソリューションであるCSR6000を補完します。CSR Synergyソフトウェア群は、CSR6000製品群向けに市場で最も多く採用されているBluetoothスタックとホストWi-Fiソフトウェアを搭載し、BluetoothとWi-Fi双方に対応したシンプルで単一のソフトウェア・コンポーネントを提供します。これにより、製品メーカーは、これらのテクノロジとの容易な統合・連携・共存が可能となります。
Wi-Fi向けCSR6000ホストソフトウェアは、Linux、Genivi Linux、QNX、Windows Automotive、Androidなど、車載オペレーティングシステムおよびPNDプラットフォームに対応する予定です。
CSRは、2012年に生産開始を予定している多数の主要自動車メーカーと、CSR6000ベースのプログラムで協業しています。これらのプログラムの多数のアプリケーション使用事例については、下記の「エディタ・ノート」を参照ください。
CSRの包括的な車載プラットフォーム
CSR、Automotive/PNDビジネスユニット、コネクティビティ・マーケティング担当責任者Thomas Carmodyのコメント:
「iSuppliは、2012年までにBluetooth搭載率が40%を超え、Wi-Fi搭載率が14%に達すると予測しています。CSRは、自動車に組み込まれる次世代インフォテインメント・システムとWi-Fi対応コンシューマデバイス間でのシームレスなコネクティビティを実現し、市場のニーズに対応できる体制を整えています。CSRは、当社の自動車プラットフォーム戦略の一環として、AEC-Q100認定SiRFprimaAutoTM System on Chip(SoC)、CSRの車載向けBluetoothソリューション、車載グレードCSR6000 Wi-Fi製品群、そして関連するCSR Synergyコネクティビティ・ホスト・ソフトウェアの統合を実現しています。これにより、システムインテグレータは、『コネクティビティの統合に要する時間』、『ソフトウェア設計、デバッグ、テストに要するコスト』双方の課題を解決できます」
CSRは、当社製品を使用したインフォティメント・システムの開発をさらに促進するため、車載インフォテインメント(IVI)リファレンス・プラットフォームの普及を推進する非営利の自動車産業団体であるGenivi Allianceに加盟しました。CSRは、ソフトウェアを再利用することによる「開発コストの削減」、「市場投入までに要する時間の迅速化」、「自動車電子部品業界の革新の加速化」が車載インフォテインメントにおける新しい傾向であると認識しています。CSRは、今後Geniviの取り組みに積極的に参加していき、Genivi IVIリファレンス・ソリューションを最大限に活用した当社のコネクティビティ製品(CSR6000製品群を含む)、位置情報、SoCテクノロジを実現していきます。
在庫と価格
CSR6000 製品群は、量産出荷中です。
価格の詳細については、CSR販売代理店までお問い合わせください。
Genivi Allianceの詳細については、http://www.genivi.org/をご覧ください。
エディタ・ノート
Wi-Fi車内用途
・車内Wi-Fi ホットスポット: Wi-Fiは、車内に持ち込まれたコンシューマデバイスやハンドセット向けにアクセスポイントを提供します。工場出荷時インストール済みのモデムまたはモデムとして機能するスマートホンは、移動時、ホームおよびオフィスでの使用時とほとんど同じ方法で、インターネットへのアクセスを可能にします。
・Bluetooth経由Fast-Sync:Bluetooth v3.0+HS規格に準拠したデバイスは、車内Wi-Fiラジオを活用して迅速なデータの同期が可能です。Bluetooth High Speedは、ユーザが従来のBluetoothのスピードより速く、もしくは想定率の10倍で車内システムとデバイスとの同期をできるよう支援します。これは、画像、メッセージ、音楽、ビデオ、容量の多い添付付きメッセージなどに便利です。
・移動時のWi-Fi: ワイヤレス・コネクティビティ搭載自動車は、車庫から家へ、外出時のメディア同期、カフェの外、高速道路のサービスエリアおよびその他の位置に関連する情報の場所などWi-Fiインフラストラクチャへの同期が可能です。自動車は、安全で信頼性のある運転をサポートするため、ディーラー/整備士に安全でシームレスに診断レポートを提供する機能を実装します。
・後方確認用カメラ: 車内Wi-Fiは、カメラとの接続を可能にし、中央のコンソール画面に他の角度と背面の画像を提供します。これは、このようなシステム向けの車載用ハーネスの簡素化と軽量化を目的に設計されています。
・メディアストリーミング: 車内Wi-Fiは、コンシューマ・ポータブル・メディア・デバイスが車載システムにビデオおよび/または音楽をストリームできるようサポートします。
パッケージとその他の詳細
CSR6000製品群は、車載に優れたQFNパッケージで提供され、チップオンボード設計の製造コストを削減します。
CSR6000は、IEEE 802.11b.g.n基準に対応しており、Wi-Fi Client、Wi-Fi Access Point、Bluetooth v3.0+HSおよびWi-Fi Direct(TM)をサポートしています。CSR6000は、全ての主要Wi-Fi暗号化標準(IEEE 802.11 WFA WPA/WPA2)をサポートしています。CSR6000製品群は、中国市場に対応するため、安全なWi-Fi通信の性能を向上させるSMS4ハードウェア加速技術の集積により、中国の暗号化標準であるWAPIをサポートします。
CSR6000とCSRのBluetooth製品は、Wi-Fiが車載設計に追加される際に、Bluetoothの妥協のない性能を実現するため、BluetoothとWi-Fiの同時稼働時に優れた共存性能を提供する専用のハードウェア・インターフェースとCSRチップセットの通信をサポートします。CSR Synergyソフトウェアは、ソフトウェアロジックとハードウェアの共存を担保し、他の無線規格との干渉を回避するためにBluetoothとWi-Fi間の通信をさらに向上させます。
昨年リリースしたSiFRprimaAutoでは、CSR のConnected SoC Navigationプラットフォームの戦略を紹介しました。これらのプラットフォームは、BluetoothおよびWi-Fiを統合しており、市場投入に要する時間の迅速化、製品メーカーがデバイスとの互換性の担保などに要する定期コスト、不定期コストの削減を可能にします。内蔵型のCSR6000は、全ての主要Wi-Fi用途に対応するSiRFprimaとSiRFatlasプラットフォーム上にて、本年提供される予定です。
【本件に関するお問い合わせ先】
シーエスアール株式会社
深田 学
E−mail:prjp@csr.com
スマートホンやその他デバイスにおけるWi-Fiの急激な普及によって、自動車OEM企業は、車載デバイスとそれらのデバイスとの相互接続性を求める市場のニーズに対応する必要があります。CSR6000は、自動車メーカーが最も効率的にWi-Fiを既存の設計に追加できるよう支援します。製品メーカーは、CSRのBlueCore車載向けチップおよびCSR Synergyソフトウェアをベースに、製品設計が可能で、Wi-Fiとの動作検証済、かつ互換性テスト済ソリューションであるCSR6000を補完します。CSR Synergyソフトウェア群は、CSR6000製品群向けに市場で最も多く採用されているBluetoothスタックとホストWi-Fiソフトウェアを搭載し、BluetoothとWi-Fi双方に対応したシンプルで単一のソフトウェア・コンポーネントを提供します。これにより、製品メーカーは、これらのテクノロジとの容易な統合・連携・共存が可能となります。
Wi-Fi向けCSR6000ホストソフトウェアは、Linux、Genivi Linux、QNX、Windows Automotive、Androidなど、車載オペレーティングシステムおよびPNDプラットフォームに対応する予定です。
CSRは、2012年に生産開始を予定している多数の主要自動車メーカーと、CSR6000ベースのプログラムで協業しています。これらのプログラムの多数のアプリケーション使用事例については、下記の「エディタ・ノート」を参照ください。
CSRの包括的な車載プラットフォーム
CSR、Automotive/PNDビジネスユニット、コネクティビティ・マーケティング担当責任者Thomas Carmodyのコメント:
「iSuppliは、2012年までにBluetooth搭載率が40%を超え、Wi-Fi搭載率が14%に達すると予測しています。CSRは、自動車に組み込まれる次世代インフォテインメント・システムとWi-Fi対応コンシューマデバイス間でのシームレスなコネクティビティを実現し、市場のニーズに対応できる体制を整えています。CSRは、当社の自動車プラットフォーム戦略の一環として、AEC-Q100認定SiRFprimaAutoTM System on Chip(SoC)、CSRの車載向けBluetoothソリューション、車載グレードCSR6000 Wi-Fi製品群、そして関連するCSR Synergyコネクティビティ・ホスト・ソフトウェアの統合を実現しています。これにより、システムインテグレータは、『コネクティビティの統合に要する時間』、『ソフトウェア設計、デバッグ、テストに要するコスト』双方の課題を解決できます」
CSRは、当社製品を使用したインフォティメント・システムの開発をさらに促進するため、車載インフォテインメント(IVI)リファレンス・プラットフォームの普及を推進する非営利の自動車産業団体であるGenivi Allianceに加盟しました。CSRは、ソフトウェアを再利用することによる「開発コストの削減」、「市場投入までに要する時間の迅速化」、「自動車電子部品業界の革新の加速化」が車載インフォテインメントにおける新しい傾向であると認識しています。CSRは、今後Geniviの取り組みに積極的に参加していき、Genivi IVIリファレンス・ソリューションを最大限に活用した当社のコネクティビティ製品(CSR6000製品群を含む)、位置情報、SoCテクノロジを実現していきます。
在庫と価格
CSR6000 製品群は、量産出荷中です。
価格の詳細については、CSR販売代理店までお問い合わせください。
Genivi Allianceの詳細については、http://www.genivi.org/をご覧ください。
エディタ・ノート
Wi-Fi車内用途
・車内Wi-Fi ホットスポット: Wi-Fiは、車内に持ち込まれたコンシューマデバイスやハンドセット向けにアクセスポイントを提供します。工場出荷時インストール済みのモデムまたはモデムとして機能するスマートホンは、移動時、ホームおよびオフィスでの使用時とほとんど同じ方法で、インターネットへのアクセスを可能にします。
・Bluetooth経由Fast-Sync:Bluetooth v3.0+HS規格に準拠したデバイスは、車内Wi-Fiラジオを活用して迅速なデータの同期が可能です。Bluetooth High Speedは、ユーザが従来のBluetoothのスピードより速く、もしくは想定率の10倍で車内システムとデバイスとの同期をできるよう支援します。これは、画像、メッセージ、音楽、ビデオ、容量の多い添付付きメッセージなどに便利です。
・移動時のWi-Fi: ワイヤレス・コネクティビティ搭載自動車は、車庫から家へ、外出時のメディア同期、カフェの外、高速道路のサービスエリアおよびその他の位置に関連する情報の場所などWi-Fiインフラストラクチャへの同期が可能です。自動車は、安全で信頼性のある運転をサポートするため、ディーラー/整備士に安全でシームレスに診断レポートを提供する機能を実装します。
・後方確認用カメラ: 車内Wi-Fiは、カメラとの接続を可能にし、中央のコンソール画面に他の角度と背面の画像を提供します。これは、このようなシステム向けの車載用ハーネスの簡素化と軽量化を目的に設計されています。
・メディアストリーミング: 車内Wi-Fiは、コンシューマ・ポータブル・メディア・デバイスが車載システムにビデオおよび/または音楽をストリームできるようサポートします。
パッケージとその他の詳細
CSR6000製品群は、車載に優れたQFNパッケージで提供され、チップオンボード設計の製造コストを削減します。
CSR6000は、IEEE 802.11b.g.n基準に対応しており、Wi-Fi Client、Wi-Fi Access Point、Bluetooth v3.0+HSおよびWi-Fi Direct(TM)をサポートしています。CSR6000は、全ての主要Wi-Fi暗号化標準(IEEE 802.11 WFA WPA/WPA2)をサポートしています。CSR6000製品群は、中国市場に対応するため、安全なWi-Fi通信の性能を向上させるSMS4ハードウェア加速技術の集積により、中国の暗号化標準であるWAPIをサポートします。
CSR6000とCSRのBluetooth製品は、Wi-Fiが車載設計に追加される際に、Bluetoothの妥協のない性能を実現するため、BluetoothとWi-Fiの同時稼働時に優れた共存性能を提供する専用のハードウェア・インターフェースとCSRチップセットの通信をサポートします。CSR Synergyソフトウェアは、ソフトウェアロジックとハードウェアの共存を担保し、他の無線規格との干渉を回避するためにBluetoothとWi-Fi間の通信をさらに向上させます。
昨年リリースしたSiFRprimaAutoでは、CSR のConnected SoC Navigationプラットフォームの戦略を紹介しました。これらのプラットフォームは、BluetoothおよびWi-Fiを統合しており、市場投入に要する時間の迅速化、製品メーカーがデバイスとの互換性の担保などに要する定期コスト、不定期コストの削減を可能にします。内蔵型のCSR6000は、全ての主要Wi-Fi用途に対応するSiRFprimaとSiRFatlasプラットフォーム上にて、本年提供される予定です。
【本件に関するお問い合わせ先】
シーエスアール株式会社
深田 学
E−mail:prjp@csr.com