株式会社タス、2010年8月期の1都3県賃貸住宅統計指標を発表 〜 意外と広い、東京23区内の賃貸住宅専有面積 〜
[10/10/29]
提供元:@Press
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不動産評価Webサイト「TAS-MAP」を運営する株式会社タス(所在地:東京都中央区、代表取締役社長:立野 良太郎)は、2010年8月末時点の1都3県の賃貸住宅TVI(タス空室インデックス)、募集期間、更新確率・中途解約確率および東京23区賃料指数を発表しました。これらの指標は、アットホーム株式会社の賃貸住宅データを用いて分析されています。
1.賃貸住宅指標概況
<東京都全域>
TVI(ポイント) :11.63
募集期間(ヶ月) : 3.14
更新確率(%) :40.74
中途解約確率(%):41.62
<東京都23区>
TVI(ポイント) :11.57
募集期間(ヶ月) : 3.15
更新確率(%) :40.31
中途解約確率(%):41.84
<東京市部>
TVI(ポイント) :13.45
募集期間(ヶ月) : 3.06
更新確率(%) :42.96
中途解約確率(%):40.75
<神奈川県>
TVI(ポイント) :12.14
募集期間(ヶ月) : 3.42
更新確率(%) :40.53
中途解約確率(%):42.67
<埼玉県>
TVI(ポイント) :13.89
募集期間(ヶ月) : 3.43
更新確率(%) :41.27
中途解約確率(%):44.42
<千葉県>
TVI(ポイント) :12.53
募集期間(ヶ月) : 3.28
更新確率(%) :39.94
中途解約確率(%):44.35
※これらの指標は、アットホーム株式会社の賃貸住宅データを用いて分析されています。
※一部集計方法を見直ししたため、前回から最大で0.1ポイントの差異が生じていますが全体の傾向は変化ありません。
■東京都
・東京23区は1都3県の中で、過去数年のTVI(タス空室インデックス)の動きが最も激しくなっています。また募集戸数も多いため東京都全域の動きは、東京23区にほぼ連動しています。東京23区においてTVIが2010年5月期から3ヶ月連続で微減傾向でしたが、8月期は微増となりました。東京市部も微増となっており、東京都全域のTVIも微増となっています。
東京23区はマンション系(S造、RC造、SRC造)は全体の推移と同傾向です。一方アパート系(木造・軽量鉄骨造)共ほぼ横ばいで推移しています。また東京市部においては、マンション系は横ばい、アパート系は微増傾向で、直近2年間で1ポイント近く増加しています。
・募集期間は東京市部では引き続き微減となりましたが、東京都全域、東京23区においては微増となっています。
・引き続き市部において更新確率の下降、中途解約確率の上昇が顕著になっており、住み替えが活性化しつつあることが伺えます。
■神奈川県
・神奈川県TVIは引き続き微増傾向にありますが、東京都のような大きな動きはなく、過去数年間12ポイント前後で安定しています。
マンション系のTVIは2009年3月より微増傾向となっていますが、8ポイント台前半と1都3県では最も低い値で推移しています。一方アパート系は2008年3月より微減傾向で、直近18ヶ月でTVIは1ポイント近く減少しています。
・募集期間は引き続き微増傾向にあり、テナントが決まりにくくなっています。
・1都3県の中では、更新確率が最も低く、中途解約確率も高い水準であることから、住み替えが活発であることが伺えます。しかし更新確率は微増傾向、中途解約確率は微減傾向にあることから、住み替えは沈静化傾向にあると思われます。
■埼玉県
・埼玉県TVIは、東京都のような大きな動きはなく、過去数年間13.5ポイント前後で、ほぼ横ばいで推移しています。
マンション系のTVIは9.5ポイント前後で推移していましたが、2010年8月に微増となりました。一方アパート系は微増傾向にあり、直近の2年間でTVIが約1ポイント増加しています。
・募集期間についても、過去2年間は3.4ヶ月前後で推移しています。
・更新確率が微増傾向、中途解約確率横ばいとなっています。住み替えが落ち着きつつあることを示しています。
■千葉県
・千葉県TVIは、東京都のような大きな動きはなく、過去数年間12.3ポイント前後で、ほぼ横ばいで推移しています。
マンション系のTVIは微増傾向ですが、8.5ポイント前後と神奈川県に次いで低い値で推移しています。一方アパート系は、微増傾向であり直近18カ月で約1.3ポイント増加しています。
・募集期間は微減傾向にあり、テナントが決まりやすくなりつつあります。
・1都3県の中では、更新確率が最も低く、中途解約確率は最も高くなっており、神奈川県とともに住み替えが活発であることが伺えます。
■TVI(タス空室インデックス)(過去2年推移)
http://www.atpress.ne.jp/releases/17452/1_1.JPG
http://www.atpress.ne.jp/releases/17452/2_2.JPG
※これらの指標は、アットホーム株式会社の賃貸住宅データを用いて分析されています。
※一部集計方法を見直ししたため、前回から最大で0.1ポイントの差異が生じていますが全体の傾向は変化ありません。
■1都3県アパート(木造、軽量鉄骨)TVI
http://www.atpress.ne.jp/releases/17452/3_3.JPG
■1都3県マンション(S造、RC造、SRC造)TVI
http://www.atpress.ne.jp/releases/17452/4_4.JPG
2.意外と広い、東京23区内の賃貸住宅専有面積 〜1都3県部屋タイプ別専有面積〜
一般に、東京23区内の賃貸住宅は狭いといわれています。ところが、2003年1月以降のアットホーム株式会社賃貸住宅募集データを用いて1都3県の各部屋タイプの平均面積を分析すると、2Kを除き全てのタイプで東京23区が1位となる意外な結果となります。
各部屋タイプの専有面積の最大値、最小値を含めて分析を行うと、東京23区の物件は同一タイプにおける専有面積の幅が他地域に比較して圧倒的に広くなっています。これが専有面積の平均を引き上げている要因となっています。
では実際の専有面積の分布はどのようになっているのか、これについては来月の定期発表時に分析します。
■1都3県部屋タイプ別専有面積
http://www.atpress.ne.jp/releases/17452/5_5.JPG
なお、各指標を用いた東京都、東京23区各区の賃料査定サービス、賃貸市場レポート、インデックスレポートを不動産評価Webサイト「TAS-MAP」( http://www.tas-japan.com/ )の「賃貸住宅市場サービス」から提供しています。
その他の地域についても順次提供を開始する予定です。
■用語説明
<TVI(TAS Vacancy Index:タス空室インデックス)>
タスが開発した賃貸住宅の空室の指標です。
TVIはアットホーム株式会社の賃貸住宅募集データを空室のサンプリング、募集建物の総戸数をストックのサンプリングとして下式で算出を行います。
なお、募集建物の総戸数は、(1)募集建物を階層別に分類、(2)国勢調査、住宅土地統計調査を用いて階層別の都道府県毎の平均戸数を算出し、両者を乗じることにより算出しています。
TVI = 空室のサンプリング ÷ ストックのサンプリング
= 募集戸数の合計 ÷ 募集建物の総戸数の合計
<募集期間(Downtime)>
成約した物件の平均募集期間を示します。アットホーム株式会社の賃貸住宅の賃料データを用いて、下記の計算式で求められます。
募集期間 = Average(成約日‐募集開始日)
<更新確率・中途解約確率>
更新確率は契約期間が2年として入居したテナントが契約更新を行う確率、中途解約確率は契約期間が2年として契約満了前にテナントが退去する確率を示します。アットホーム株式会社の賃貸住宅の賃料データを用いて算出しています。
成約した部屋が再び市場に現れる(募集が開始される)までの月数をカウントし、7〜48ヶ月目を総数とし、7〜22ヶ月目までに市場に現れた件数を中途解約した件数、27〜48ヶ月目に現れた件数を契約更新をした件数としてそれぞれの確率を計算しています。
注1:データ上7ヶ月未満で募集されているデータも存在していますが、入力ミスの可能性も否定できないため、算出から省いています。
注2:49ヶ月以上で募集されているデータは全体の10%未満であるため、また、上記「注1」で省いた部分に含まれる可能性のある正規データ(6ヶ月以内に中途解約したデータ)とのバランスを考慮するため、算出から省いています。
■株式会社タスについて
インターネットによる不動産評価、及び不動産情報サービス等を提供する不動産評価Webサイト「TAS-MAP」を運営する、トヨタグループ会社のアプリケーションサービスプロバイダー(ASP)です。
会社名 : 株式会社タス(英語名 TAS Corp.)
所在地 : 東京都中央区八丁堀2-25-9 トヨタ八丁堀ビル7F
設立年月日: 2000年8月28日
資本金 : 1億8千万円
出資 : トヨタ自動車株式会社
朝日航洋株式会社
株式会社三友システムアプレイザル
豊田通商株式会社
Web : http://www.tas-japan.com/
1.賃貸住宅指標概況
<東京都全域>
TVI(ポイント) :11.63
募集期間(ヶ月) : 3.14
更新確率(%) :40.74
中途解約確率(%):41.62
<東京都23区>
TVI(ポイント) :11.57
募集期間(ヶ月) : 3.15
更新確率(%) :40.31
中途解約確率(%):41.84
<東京市部>
TVI(ポイント) :13.45
募集期間(ヶ月) : 3.06
更新確率(%) :42.96
中途解約確率(%):40.75
<神奈川県>
TVI(ポイント) :12.14
募集期間(ヶ月) : 3.42
更新確率(%) :40.53
中途解約確率(%):42.67
<埼玉県>
TVI(ポイント) :13.89
募集期間(ヶ月) : 3.43
更新確率(%) :41.27
中途解約確率(%):44.42
<千葉県>
TVI(ポイント) :12.53
募集期間(ヶ月) : 3.28
更新確率(%) :39.94
中途解約確率(%):44.35
※これらの指標は、アットホーム株式会社の賃貸住宅データを用いて分析されています。
※一部集計方法を見直ししたため、前回から最大で0.1ポイントの差異が生じていますが全体の傾向は変化ありません。
■東京都
・東京23区は1都3県の中で、過去数年のTVI(タス空室インデックス)の動きが最も激しくなっています。また募集戸数も多いため東京都全域の動きは、東京23区にほぼ連動しています。東京23区においてTVIが2010年5月期から3ヶ月連続で微減傾向でしたが、8月期は微増となりました。東京市部も微増となっており、東京都全域のTVIも微増となっています。
東京23区はマンション系(S造、RC造、SRC造)は全体の推移と同傾向です。一方アパート系(木造・軽量鉄骨造)共ほぼ横ばいで推移しています。また東京市部においては、マンション系は横ばい、アパート系は微増傾向で、直近2年間で1ポイント近く増加しています。
・募集期間は東京市部では引き続き微減となりましたが、東京都全域、東京23区においては微増となっています。
・引き続き市部において更新確率の下降、中途解約確率の上昇が顕著になっており、住み替えが活性化しつつあることが伺えます。
■神奈川県
・神奈川県TVIは引き続き微増傾向にありますが、東京都のような大きな動きはなく、過去数年間12ポイント前後で安定しています。
マンション系のTVIは2009年3月より微増傾向となっていますが、8ポイント台前半と1都3県では最も低い値で推移しています。一方アパート系は2008年3月より微減傾向で、直近18ヶ月でTVIは1ポイント近く減少しています。
・募集期間は引き続き微増傾向にあり、テナントが決まりにくくなっています。
・1都3県の中では、更新確率が最も低く、中途解約確率も高い水準であることから、住み替えが活発であることが伺えます。しかし更新確率は微増傾向、中途解約確率は微減傾向にあることから、住み替えは沈静化傾向にあると思われます。
■埼玉県
・埼玉県TVIは、東京都のような大きな動きはなく、過去数年間13.5ポイント前後で、ほぼ横ばいで推移しています。
マンション系のTVIは9.5ポイント前後で推移していましたが、2010年8月に微増となりました。一方アパート系は微増傾向にあり、直近の2年間でTVIが約1ポイント増加しています。
・募集期間についても、過去2年間は3.4ヶ月前後で推移しています。
・更新確率が微増傾向、中途解約確率横ばいとなっています。住み替えが落ち着きつつあることを示しています。
■千葉県
・千葉県TVIは、東京都のような大きな動きはなく、過去数年間12.3ポイント前後で、ほぼ横ばいで推移しています。
マンション系のTVIは微増傾向ですが、8.5ポイント前後と神奈川県に次いで低い値で推移しています。一方アパート系は、微増傾向であり直近18カ月で約1.3ポイント増加しています。
・募集期間は微減傾向にあり、テナントが決まりやすくなりつつあります。
・1都3県の中では、更新確率が最も低く、中途解約確率は最も高くなっており、神奈川県とともに住み替えが活発であることが伺えます。
■TVI(タス空室インデックス)(過去2年推移)
http://www.atpress.ne.jp/releases/17452/1_1.JPG
http://www.atpress.ne.jp/releases/17452/2_2.JPG
※これらの指標は、アットホーム株式会社の賃貸住宅データを用いて分析されています。
※一部集計方法を見直ししたため、前回から最大で0.1ポイントの差異が生じていますが全体の傾向は変化ありません。
■1都3県アパート(木造、軽量鉄骨)TVI
http://www.atpress.ne.jp/releases/17452/3_3.JPG
■1都3県マンション(S造、RC造、SRC造)TVI
http://www.atpress.ne.jp/releases/17452/4_4.JPG
2.意外と広い、東京23区内の賃貸住宅専有面積 〜1都3県部屋タイプ別専有面積〜
一般に、東京23区内の賃貸住宅は狭いといわれています。ところが、2003年1月以降のアットホーム株式会社賃貸住宅募集データを用いて1都3県の各部屋タイプの平均面積を分析すると、2Kを除き全てのタイプで東京23区が1位となる意外な結果となります。
各部屋タイプの専有面積の最大値、最小値を含めて分析を行うと、東京23区の物件は同一タイプにおける専有面積の幅が他地域に比較して圧倒的に広くなっています。これが専有面積の平均を引き上げている要因となっています。
では実際の専有面積の分布はどのようになっているのか、これについては来月の定期発表時に分析します。
■1都3県部屋タイプ別専有面積
http://www.atpress.ne.jp/releases/17452/5_5.JPG
なお、各指標を用いた東京都、東京23区各区の賃料査定サービス、賃貸市場レポート、インデックスレポートを不動産評価Webサイト「TAS-MAP」( http://www.tas-japan.com/ )の「賃貸住宅市場サービス」から提供しています。
その他の地域についても順次提供を開始する予定です。
■用語説明
<TVI(TAS Vacancy Index:タス空室インデックス)>
タスが開発した賃貸住宅の空室の指標です。
TVIはアットホーム株式会社の賃貸住宅募集データを空室のサンプリング、募集建物の総戸数をストックのサンプリングとして下式で算出を行います。
なお、募集建物の総戸数は、(1)募集建物を階層別に分類、(2)国勢調査、住宅土地統計調査を用いて階層別の都道府県毎の平均戸数を算出し、両者を乗じることにより算出しています。
TVI = 空室のサンプリング ÷ ストックのサンプリング
= 募集戸数の合計 ÷ 募集建物の総戸数の合計
<募集期間(Downtime)>
成約した物件の平均募集期間を示します。アットホーム株式会社の賃貸住宅の賃料データを用いて、下記の計算式で求められます。
募集期間 = Average(成約日‐募集開始日)
<更新確率・中途解約確率>
更新確率は契約期間が2年として入居したテナントが契約更新を行う確率、中途解約確率は契約期間が2年として契約満了前にテナントが退去する確率を示します。アットホーム株式会社の賃貸住宅の賃料データを用いて算出しています。
成約した部屋が再び市場に現れる(募集が開始される)までの月数をカウントし、7〜48ヶ月目を総数とし、7〜22ヶ月目までに市場に現れた件数を中途解約した件数、27〜48ヶ月目に現れた件数を契約更新をした件数としてそれぞれの確率を計算しています。
注1:データ上7ヶ月未満で募集されているデータも存在していますが、入力ミスの可能性も否定できないため、算出から省いています。
注2:49ヶ月以上で募集されているデータは全体の10%未満であるため、また、上記「注1」で省いた部分に含まれる可能性のある正規データ(6ヶ月以内に中途解約したデータ)とのバランスを考慮するため、算出から省いています。
■株式会社タスについて
インターネットによる不動産評価、及び不動産情報サービス等を提供する不動産評価Webサイト「TAS-MAP」を運営する、トヨタグループ会社のアプリケーションサービスプロバイダー(ASP)です。
会社名 : 株式会社タス(英語名 TAS Corp.)
所在地 : 東京都中央区八丁堀2-25-9 トヨタ八丁堀ビル7F
設立年月日: 2000年8月28日
資本金 : 1億8千万円
出資 : トヨタ自動車株式会社
朝日航洋株式会社
株式会社三友システムアプレイザル
豊田通商株式会社
Web : http://www.tas-japan.com/