敷島製パン、ダークトレースの自己学習型AIセキュリティ導入で国内41拠点を結ぶ社内ネットワークを完全可視化 〜通信パターンの学習・監視をAIで自動化、未知のマルウェアをリアルタイム検知〜
[21/06/29]
提供元:@Press
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自律型サイバーセキュリティで業界をリードするAI企業、Darktrace(以下、ダークトレース、本社:英国ケンブリッジ)は、このたび日本を代表するパンメーカーである敷島製パン株式会社(以下、Pasco、本社:名古屋市東区)が、組織のあらゆるデジタル環境で個々のユーザー、デバイスの挙動やそれらの関係性を常時自己学習・可視化することで、通信異常の予兆を自動検知するダークトレースのEnterprise Immune Systemを、全国41拠点を結ぶPascoの社内ネットワークに導入したことを発表します。
「超熟」シリーズをはじめ、パンや和洋菓子の製造・販売事業等を国内外で展開するPascoは、昨年創業100周年を迎え、食料自給率の向上へ貢献する取り組みとして国産小麦の活用にも力を入れるなど、日本の食品産業をけん引しています。さらに、昨年以降はコロナ下における採用活動や研修、商談のオンライン化など、デジタルトランスフォーメーション(DX)を加速させています。
その旗振り役であるPascoのSPS推進部では、コロナ下でウェブ会議を社内外で推進した結果、同社の41事業所を接続する閉域網が逼迫するようになり、ユーザーから通信の遅延を指摘されるようになりました。通信遅延の一因がウェブ会議の急増であることは容易に想像できたものの、既存の境界防御のみではネットワーク内部を可視化する術がなく、本当の原因については確信を持てず不安を抱えていました。ユーザーからトラフィック遅延や通信異常の申告があっても、ITセキュリティの専任ではない担当者が経験や勘に頼って対処する状況が続いており、新手のサイバー攻撃や内部脅威のリスクと紙一重でした。
より強固かつ死角なきセキュリティ対策を実現すべく、内部ネットワークの「見える化」を実施しようとEnterprise Immune Systemの導入(※1)を決断しました。
Enterprise Immune Systemは、人間の免疫システムに着想を得た独自のサイバーAI技術により、組織のネットワーク内外のあらゆるユーザー、デバイスの普段の挙動や通信パターンを常に自己学習・可視化することで、定常状態から逸脱するサイバー脅威を最も早期にリアルタイムかつ自動的に検知し、アラートを発します。アプライアンス製品として提供されるEnterprise Immune Systemのインストールが完了すると、Pascoの各拠点で接続している合計約6,500のデバイスの通信状況の機械学習と可視化を開始し、大量のアラートを即座に発しました。その中には、2020年に最恐ウイルスとして各国で猛威を振るっていたEmotetの検知も含まれており、エンドポイント製品が阻止できなかったマルウェアへの感染も週に1台程度の頻度で自動検知されました。
PascoのSPS推進部 部長 井本 洋介 氏は、「社内ネットワークで何が起きているのか全く分からない状態から、誰が、いつ、どこで、どんな状態のどの端末からどんな通信が行われているかを完全可視化できる状態にまでセキュリティ体制を大幅に強化することができました。ルールベースの製品が検知できないマルウェアがネットワーク内に紛れ込んでいることを評価導入直後に瞬時に通知したEnterprise Immune Systemを手放すことはできませんでした」と述べています。
昨年11月に実導入後、Pascoでは人手による脅威の深掘調査やインシデント対応を行き当たりばったりではなく客観的に優先順位をつけて判断・実施できるようになり、慢性的なリソース不足の中で安心感が大きく向上しました。人間の担当者の想像ではなくAIが捕まえた客観的事実をベースに対処できることで、現場社員への注意喚起も説得力が増し、全社のセキュリティ意識やリテラシー向上につながりました。
(※1)Enterprise Immune Systemの導入・運用はダークトレースの販売代理店であるジェイズ・コミュニケーション株式会社が行っています。
ダークトレースについて
ダークトレースは、自律型サイバーセキュリティで業界をリードするAI企業で、サイバー脅威を自動遮断する技術を世界で初めて開発しました。世界100か国以上における5,000社以上に導入実績があり、クラウド、Eメール、IoT、従来型ネットワーク、エンドポイント、産業用制御システムを含む組織のデジタル環境を全域にわたり網羅的に防御しています。
自己学習技術を駆使するダークトレースのAIは、内部脅威、リモートワークのリスク、ランサムウェア、データの損失、サプライチェーンの脆弱性などを含む高度なサイバー脅威を自律的に検知・調査・遮断します。
従業員数は世界各国で1,500名を超え、本社は英国ケンブリッジにあります。ダークトレースのAIは1秒毎にサイバー脅威に自動対処しており、損害がもたらされる前に顧客を保護しています。
敷島製パン株式会社について
1920年に愛知県で創業。パン・和洋菓子や冷凍パンの製造、販売を手掛ける。1998年に食パンNo.1(※2)ブランド「超熟」を発売し大ヒット。現在でも同社を代表するロングセラーとなっている。また社会貢献を企業理念とし、特に国産小麦による食料自給率向上に力を入れており、2030年までに、同社内における国産小麦の使用比率を20%に引き上げることを目指している。
(※2)インテージ ・ SCIデータ「食パン」全国市場における2010年4月〜2021年3月のブランドシェア
「超熟」シリーズをはじめ、パンや和洋菓子の製造・販売事業等を国内外で展開するPascoは、昨年創業100周年を迎え、食料自給率の向上へ貢献する取り組みとして国産小麦の活用にも力を入れるなど、日本の食品産業をけん引しています。さらに、昨年以降はコロナ下における採用活動や研修、商談のオンライン化など、デジタルトランスフォーメーション(DX)を加速させています。
その旗振り役であるPascoのSPS推進部では、コロナ下でウェブ会議を社内外で推進した結果、同社の41事業所を接続する閉域網が逼迫するようになり、ユーザーから通信の遅延を指摘されるようになりました。通信遅延の一因がウェブ会議の急増であることは容易に想像できたものの、既存の境界防御のみではネットワーク内部を可視化する術がなく、本当の原因については確信を持てず不安を抱えていました。ユーザーからトラフィック遅延や通信異常の申告があっても、ITセキュリティの専任ではない担当者が経験や勘に頼って対処する状況が続いており、新手のサイバー攻撃や内部脅威のリスクと紙一重でした。
より強固かつ死角なきセキュリティ対策を実現すべく、内部ネットワークの「見える化」を実施しようとEnterprise Immune Systemの導入(※1)を決断しました。
Enterprise Immune Systemは、人間の免疫システムに着想を得た独自のサイバーAI技術により、組織のネットワーク内外のあらゆるユーザー、デバイスの普段の挙動や通信パターンを常に自己学習・可視化することで、定常状態から逸脱するサイバー脅威を最も早期にリアルタイムかつ自動的に検知し、アラートを発します。アプライアンス製品として提供されるEnterprise Immune Systemのインストールが完了すると、Pascoの各拠点で接続している合計約6,500のデバイスの通信状況の機械学習と可視化を開始し、大量のアラートを即座に発しました。その中には、2020年に最恐ウイルスとして各国で猛威を振るっていたEmotetの検知も含まれており、エンドポイント製品が阻止できなかったマルウェアへの感染も週に1台程度の頻度で自動検知されました。
PascoのSPS推進部 部長 井本 洋介 氏は、「社内ネットワークで何が起きているのか全く分からない状態から、誰が、いつ、どこで、どんな状態のどの端末からどんな通信が行われているかを完全可視化できる状態にまでセキュリティ体制を大幅に強化することができました。ルールベースの製品が検知できないマルウェアがネットワーク内に紛れ込んでいることを評価導入直後に瞬時に通知したEnterprise Immune Systemを手放すことはできませんでした」と述べています。
昨年11月に実導入後、Pascoでは人手による脅威の深掘調査やインシデント対応を行き当たりばったりではなく客観的に優先順位をつけて判断・実施できるようになり、慢性的なリソース不足の中で安心感が大きく向上しました。人間の担当者の想像ではなくAIが捕まえた客観的事実をベースに対処できることで、現場社員への注意喚起も説得力が増し、全社のセキュリティ意識やリテラシー向上につながりました。
(※1)Enterprise Immune Systemの導入・運用はダークトレースの販売代理店であるジェイズ・コミュニケーション株式会社が行っています。
ダークトレースについて
ダークトレースは、自律型サイバーセキュリティで業界をリードするAI企業で、サイバー脅威を自動遮断する技術を世界で初めて開発しました。世界100か国以上における5,000社以上に導入実績があり、クラウド、Eメール、IoT、従来型ネットワーク、エンドポイント、産業用制御システムを含む組織のデジタル環境を全域にわたり網羅的に防御しています。
自己学習技術を駆使するダークトレースのAIは、内部脅威、リモートワークのリスク、ランサムウェア、データの損失、サプライチェーンの脆弱性などを含む高度なサイバー脅威を自律的に検知・調査・遮断します。
従業員数は世界各国で1,500名を超え、本社は英国ケンブリッジにあります。ダークトレースのAIは1秒毎にサイバー脅威に自動対処しており、損害がもたらされる前に顧客を保護しています。
敷島製パン株式会社について
1920年に愛知県で創業。パン・和洋菓子や冷凍パンの製造、販売を手掛ける。1998年に食パンNo.1(※2)ブランド「超熟」を発売し大ヒット。現在でも同社を代表するロングセラーとなっている。また社会貢献を企業理念とし、特に国産小麦による食料自給率向上に力を入れており、2030年までに、同社内における国産小麦の使用比率を20%に引き上げることを目指している。
(※2)インテージ ・ SCIデータ「食パン」全国市場における2010年4月〜2021年3月のブランドシェア