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ngi group、ベトナムにおけるデータセンター事業に参入〜ViNetworksを共同設立しベトナム大手通信会社EVN Telecomと業務提携〜

当社は、かねてより重点事業領域と位置付けるベトナム社会主義共和国(以下 ベトナム)において、情報インフラストラクチャー事業に関するフィージビリティスタディを行っておりましたが、この度、事業化の目途が付きデータセンター事業を行うViNetworks, Inc.(以下 ViNetworks)をベトナムの起業家および米国のデータセンター経営者と設立いたしました。
また、ViNetworksは同事業を推進するにあたり、ベトナム電力公社Electricity of Vietnam(EVN)傘下の大手通信事業者であるEVNTelecomとデータセンター事業を共同で展開する業務提携の実施を決定いたしました。


1.背景

当社は「アジアの成長を収益化する」ことを重要戦略に掲げるとともに、ベトナムを当社の重点投資領域と位置付けております。既に、ベトナム現地法人立ち上げの準備を計るとともに、ハノイ工科大学との交流やオフショア開発における業務提携、現地企業への投資や業務提携など、積極的な活動を展開をしてまいりました。

ベトナムでは実質GDP成長率が8%前後の高成長を続けておりますが、特にIT分野においては、同国政府が情報インフラストラクチャ―(以下、インフラ)の強化支援を行っていることから、個人・世帯でのインターネットや携帯電話の普及率向上、社会的なITサービス整備が加速化しております。こうしたIT普及期には、より高品質なインフラ整備が必要不可欠であることから、当社ではこうした状況を事業・投資の好機と捉え、シリコンバレーで培われた最新のテクノロジーを移植し、ベトナムでは初となるTier4(最高水準)*1レベルのデータセンター事業を展開するViNetworksに創業出資を実施いたしました。

本投資実施の背景には、当初より同国大手の通信会社であるEVNTelecomとの協力関係のもと、ViNetworksを両社のジョイントベンチャーと位置づけ、EVNTelecomの保有する通信回線等のインフラを利用したデータセンターの設置、ベトナム国内向けサービスの提供を行うとともに、日本おけるゲートウェイの設置、マーケット開拓についての検討など、包括的な展開にむけて取り組んでまいりました。

この度、ViNetworksとEVNTelcomの業務提携締結の実施を決定したことをうけ、今後、より一層事業化に向けた動きを加速化してまいります。
なお、ViNetworksは当社の連結子会社に該当致しません。


2.EVNTelecomの会社概要

(1) 商号:EVNTelecom
(2) 設立:1995年7月
(3) 事業:ベトナム国営電力公社であるEVNの子会社の一つで、同国大手の通信会社
     固定・携帯電話サービス事業、ISP事業、ネットワークインフラ事業


3.ViNetworksの会社概要

(1) 商号:ViNetworks, Inc.
(2) 設立:2008年3月
(3) 事業:データセンター事業


4.今後の見通し
 平成21年3月期の当社連結業績に与える影響は軽微です。

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■用語集

*1 米国電気通信工業会(TIA:Telecommunications Industry Association)にて制定されたデータセンターの設計および施工に係わる規格が、このTIA-942になります。
ここでは、データセンターおよびコンピュータルームの設計等に係わるレベルをTier1(Basic data center)、Tier2(Redundant components)、Tier3(Concurrently maintainable)、Tier4(Fault tolerant)の4段階で規定しています。
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