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幼児・児童の保護者5,000人に聞く親子・夫婦・保護者と先生のコミュニケーション実態調査

株式会社フォトクリエイト(本社:東京都新宿区、代表取締役社長:大澤 朋陸)が運営しているスクールフォト向けインターネット写真販売サービス「スナップスナップ」は、2016年2月10日から17日の期間、保育園・幼稚園・認定こども園の年少クラス(3歳児クラス)から小学校2年生までの幼児・児童を持つ保護者5,000人を対象に、『親子・夫婦・保護者と先生のコミュニケーション実態調査』を行いました。この度、その結果がまとまりましたのでご報告いたします。

本調査は、“周囲に絆が生まれる 子どもの成長メディア”を目指す「スナップスナップ」が、昨年2015年11月から有識者や保護者、園などと活動を開始した「写真×IT技術」を通じて、家族のコミュニケーションや教育・保育に貢献する『親・子ども・先生 きずなプラス プロジェクト』の一環として行ったものです。


【調査結果サマリー】
1.親子のコミュニケーション
(1) 「子どもと話をする時間が足りない」と感じている保護者が
  7割以上(73.3%)
(2) 園や学校での出来事や様子について、
  毎日、子どもに話を聞いている保護者は4人に1人(26.6%)

2.夫婦の育児に関するコミュニケーション
(1) 毎日、子どものことについて話をしていない夫婦はおよそ半数(48.3%)
(2) 子どものことについて、平日に夫婦で話をする時間は
  15分未満が5割超(55.1%)
(3) 夫の育児参加に不満を感じている妻は約4割(42.6%)
(4) 子どもについての夫婦の会話が5分未満の家庭では、
  約6割(58.3%)の妻が夫の育児参加に不満を感じている

3.保護者と園のコミュニケーション
(1) 7割以上(74.2%)の保護者が、園や学校での子どもの様子を
  共有する頻度を増やすことを望んでいる
(2) 保護者が共有を望むのは、
  「クラス全体の様子や友達との関係など(82.9%)」、
  「何かに失敗してしまったところ、
   思い通りに行かずに泣いてしまっているところなど(75.3%)」、
  「運動会の練習風景や学芸会の舞台裏など、
   何かをするまでのプロセス(64.8%)」といった日常の様子
(3) 保護者は夫婦共に、園のおたより、連絡帳、先生との会話以外に
  「写真」で子どもの園や学校での様子を把握している
  (男性:30.3%/女性:34.8%)

4.インターネット写真販売サービスの利用とコミュニケーションの関係
(1) 9割以上の保護者は、インターネット写真販売サービスによって
  共有される写真で、我が子の成長を感じたり(95.8%)、
  子どもの様子を知る手がかりになっている(92.5%)
(2) インターネット写真販売サービスの利用によって、約半数(49.7%)の
  家庭では家族のコミュニケーションに良い変化があった
(3) 家族のコミュニケーションについて多かった変化は、
  夫婦の会話が増えた(66.9%)、母子の会話が増えた(66.3%)、
  父子の会話が増えた(57.7%)

『親・子ども・先生 きずなプラス プロジェクト』ホームページで、調査結果レポートを公開中です。
http://kizunaplus.snapsnap.jp/


■監修者のコメント
今回の調査を監修した玉川大学 教育学部 乳幼児発達学科 田澤 里喜 准教授は、以下のようにコメントしています。

1.親子のコミュニケーションについて
今回の調査では、保護者の7割以上が「子どもと向き合って話をする時間が足りない」と回答しています。日々の忙しさから子どもとの会話の時間がとれないと感じる方もいると思いますが、子どもを愛している保護者の方々の気持ちを思うと、足りるということはないのかもしれません。

また、今回は保護者の気持ちを調査しましたが、子どもが親から園や学校の様子を聞かれて、どんな気持ちになるのかということも考える必要があります。もし、不安から尋問するかのように園や学校での出来事を子どもに聞いているとしたら、子どもはますます園や学校での出来事を話さなくなるでしょう。頻度や時間だけでなく、親子にとって「良い会話」はどうすれば生まれるのかを考えながら、子どもと向き合うことが重要です。
その際に、園や学校での子どもの様子がわかる写真などがあると、その写真が切り取った園や学校での出来事について子どもたちの方から楽しそうに話してくれ、親子の会話が弾むきっかけにもなるのではないでしょうか。


2.夫婦の育児に関するコミュニケーションについて
今回の調査からは、依然として子育てにおいて夫に対する妻の不満度が高いことがわかります。子どものことについての夫婦の会話が5分未満の家庭では、夫への不満が5割を超えることからもわかるように、妻は話を聞いて欲しいと思っています。

子育てにおいて、夫に対する妻の不満度が高い原因として、父親が仕事で忙しい、妻と夫の意識の違いなどが話題になることが多いですが、父親が子育てについてよくわかっていないことも一因だと考えられます。これは園や学校からの子育てにつながる情報提供によって支援が可能です。例えば、園でどんな保育・育児が行われているかが共有されることで、子育ての方法についての理解が深まり、夫婦の会話の質の改善も見込めるかもしれません。その際に、子どもの様子がわかる写真などがあると、より具体的な子育てについて夫婦で話すことができます。


3.保護者と園とのコミュニケーションについて
今回の調査では、園や学校からの情報共有の頻度や共有して欲しい様々なシーンについて、より一層の共有を望む保護者が多かったのですが、「やや望む」という回答がほとんどでした。これは、現在の園や学校の情報共有にあまり大きな改善を期待できないと保護者が感じている表れではないかと感じています。保護者と園のコミュニケーションに積極的に取り組んでいる園では、保育者との対面やクラス便りだけでなく、ブログや園の掲示板、インターネット上での日常の写真共有など、多様な方法で保護者と園が繋がり合っています。

今回の調査では、保護者の側も、従来の共有方法だけでなく、「園の様子を伝える写真」で子どもの様子を把握しようとしていることがわかります。園の様子を伝える写真を含め、いろいろな方法で伝えることで「保育で大切にしていること」が保護者にも伝わり、保護者はそれを家庭での子育ての参考にもできます。「保育を伝える。可視化する。」ことは、保育者の専門性の一つです。

一方で、保育者の過重労働という現実もあります。日々、働き方や保育の見直し、改善を行っていくとともに、ITや企業が提供するシステムなども活用し、効率化を図ることも必要になってくるでしょう。そして、より積極的に“保育を社会に開く”ことで、子どもや保育に対する社会的理解が進み、保育の質や保育の現状が改善されていく可能性もあるのではないでしょうか。


■調査概要
調査対象:保育園・幼稚園・認定子ども園の年少組(3歳クラス)〜
     小学校2年生の子どもを持つ保護
回答者数:5,000人(各学齢の保護者 男女500人ずつ)
調査方法:インターネット調査
     (調査主体:株式会社フォトクリエイト
      調査実施機関:株式会社インテージ)
調査期間:2016年2月10日〜2016年2月17日
調査監修:玉川大学 教育学部 乳幼児発達学科 田澤 里喜 准教授


【調査結果の概要】
■親子のコミュニケーション(子どもと向き合って話をする時間)
子どもと向き合って話をする時間が足りていないと感じることがあるか保護者に聞いたところ、「子どもと話をする時間が足りない」と感じている保護者が7割以上(73.3%)にのぼりました。
子どもと向き合って話をする時間を聞いたところ、約2割(20.2%)の保護者が平日15分未満でした。

■親子のコミュニケーション
 (園や学校での出来事・様子について話をする時間)
「子ども園や学校での出来事・様子について話をする時間が足りない」という保護者も7割以上(71.1%)でした。園や学校での出来事や様子について、毎日、子どもに話を聞いている保護者は4人に1人(26.6%)で、平日に話をする時間は、約4割(42.1%)が15分未満でした。

■夫婦の育児に関するコミュニケーション
 (子どものことについて話をする時間)
子どもについて、夫婦で話をする時間を聞いたところ、「子どものことについて、夫婦で話をする時間が足りない」と感じている保護者が6割以上(64.0%)いました。
子どものことについて、夫婦で話す頻度を聞いたところ、毎日、子どものことについて話をしていない夫婦がおよそ半数(48.3%)いました。また、子どものことについて、平日に夫婦で話をする時間では、5割以上(55.1%)が15分未満でした。

■夫婦の育児に関するコミュニケーション
 (子どもの園や学校での出来事・様子について話をする時間)
子どもの園や学校での出来事・様子について、夫婦で話をする時間も聞いたところ、「夫婦で話をする時間が足りない」と感じている保護者は6割以上(62.5%)いました。
夫婦で話す頻度では、毎日、子どもの園や学校での出来事・様子について話をしていない夫婦がおよそ6割(59.9%)いました。また、平日に夫婦で話をする時間では、約6割(59.1%)が15分未満でした。

■夫婦の育児に関するコミュニケーション
 (夫の育児参加に対する妻の満足度)
夫の育児参加に対する妻の満足度について、4つのテーマで聞きました。
「子どもの家庭での教育やしつけへの関与」という家庭での教育に関することについて、42.6%の妻が夫に不満を感じていました。

この他、「子どもの育児や教育で悩んだ時、話を聞いてくれる」では33.9%、「子どもの話を聞き、子どもの気持ちを理解しようとしている」では38.0%、「園や学校の行事、保護者会への参加や協力姿勢」では31.9%の妻が、夫の育児に関する態度や姿勢に不満を感じていました。

さらに、子どものことについて夫婦で話をする時間別に、妻の不満度を見たところ、会話が5分未満の夫婦では、夫の「子どもの家庭での教育やしつけへの関与」に対して、58.3%の妻が不満を感じていました。
この他でも、「子どもの育児や教育で悩んだ時、話を聞いてくれる」では52.6%、「子どもの話を聞き、子どもの気持ちを理解しようとしている」では54.6%、「園や学校の行事、保護者会への参加や協力姿勢」では47.0%の妻が不満を感じており、育児に関する夫婦の会話が少ないと、夫の育児参加に対する妻の不満も高い傾向がみられました。

■保護者と園のコミュニケーション
園や学校での子どもの様子を保護者に共有する頻度について、7割以上(74.2%)の保護者が共有する頻度を増やすことを望んでいることがわかりました。

保護者が共有を望む具体的なシーンとしては、「クラス全体の様子や友達との関係など(82.9%)」、「何かに失敗してしまったところ、思い通りに行かずに泣いてしまっているところなど(75.3%)」を求める保護者が多く、その他では「運動会の練習風景や学芸会の舞台裏など、何かをするまでのプロセス(64.8%)」なども望んでいました。

また、保護者が園や学校での子どもの様子を把握する現状の手段として、夫婦共に、園のおたより、連絡帳、先生との会話などの従来の共有方法に加えて、「写真」で子どもの園や学校での様子を把握しようとしていることがわかりました。(男性:30.3%/女性:34.8%)

■インターネット写真販売サービスの利用とコミュニケーションの関係
現在、約2割(21.1%)の保護者が、「スナップスナップ」を始めとしたインターネット写真販売サービスを利用しています。また、これまでの学校写真の主流であった壁展示販売の頃に多かった年間4回以下の利用は、約半数程度(49.6%)で、残りの半数以上(50.4%)の園や学校では年間5回以上利用されていることがわかりました。

インターネット写真販売サービスを利用している9割以上の保護者は、同サービスによって共有される写真で、我が子の成長を感じたり(95.8%)、子どもの様子を知る手がかりになっていると感じています(92.5%)。

インターネット写真販売サービスを通じて、ご家族の中でコミュニケーションが深まるなどの変化があったかどうかを聞いたところ、サービスの利用によって約半数(49.7%)の家庭で家族のコミュニケーションに良い変化があったと回答しました。また、家族のコミュニケーションについて多かった変化は、「夫婦の会話が増えた(66.9%」)、「母子の会話が増えた(66.3%)」、「父子の会話が増えた(57.7%)」など、夫婦や親子の会話が増えた家庭が多いことがわかりました。

サービスを通じて、子どもの通う園や学校に対する理解や信頼が深まるなどの変化があったかどうかも聞いたところ、園に対する理解や信頼が深まったと約4割(40.8%)の保護者が回答しました。具体的に多かった変化は、「この園や学校でよかったと思った(50.6%)」、「園や学校自体への信頼が増した(41.5%)」、「担任の先生への信頼が増した(36.2%)」などでした。

また、インターネット写真販売サービスの利用頻度ごとに家族のコミュニケーションの変化および園や学校に対する理解や信頼などの変化をみると、サービスの利用回数が7回〜8回を超えたあたりから、良い変化を感じる保護者が増える傾向がありました。


【サービス概要】
スクールフォト向けインターネット写真販売サービス『スナップスナップ』
http://snapsnap.jp/

「スナップスナップ」は、幼稚園や保育園、学校等教育機関における各種イベントや日常をプロカメラマンが撮影した写真(スクールフォト)をインターネット上でご家族に販売するサービスです。

ライフスタイルが多様化する中、時間や場所の制約が無く、いつでも簡単に子どもの学校イベントの写真を閲覧・注文できるサイトとして、ニーズが高まりつつあり、2016年2月現在、保育園から大学まで全国約3,300校が導入しています。


【プロジェクト概要】
『親・子ども・先生 きずなプラス プロジェクト』
http://kizunaplus.snapsnap.jp/

『親・子ども・先生 きずなプラス プロジェクト』は、「周囲の絆を育む子どもの成長メディア」を目指す『スナップスナップ』が、「写真×IT技術」を通じて、家族のコミュニケーションや教育・保育に貢献するための取り組みとして、2015年11月19日(木)にスタートしました。
「いい写真の共有」を通じて、家族間や保護者と先生との間で「ともに子どもを育てる」という気持ちも共有すること、「いい写真の永久保存」を通じて、「将来、また見たくなるような一枚」を多く残し、いつでも見ることができるようにすることを実現する取り組みやサービス開発によって、子どもを中心とした周囲のコミュニケーションの深化を目指しています。


【会社概要】
社名 : 株式会社フォトクリエイト
設立 : 2002年1月24日
資本金: 262百万円(2016年2月29日現在)
所在地: (本社)〒160-0023 東京都新宿区西新宿6-16-6 タツミビル3F
     (西日本ディビジョン)〒663-8243 兵庫県西宮市津門大箇町6番10号
代表者: 代表取締役社長 大澤 朋陸
URL  : http://photocreate.co.jp/

事業概要:
・インターネット写真事業
・フォトクラウド事業
・広告・マーケティング支援サービス
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