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米インテル決算控えるも、アク抜け意識した押し目拾いか

ランチタイムコメント
 日経平均は反発。114.55円高の14024.71円(出来高概算7億9000万株)で前場の取引を終えた。14日のNY市場は3月の小売売上高の結果や、シティグループが発表した第1四半期決算では予想外の増益となったことを好感した流れを引き継ぐ格好から始まった。シカゴ日経225先物清算値は大阪比140円高の14090円だったが、大阪225先物はこれにサヤ寄せする格好から14080円でのスタート。
 ただ、ギャップ・アップ後はこう着感の強い相場展開となり、日経平均は寄り付きの14068.75円を高値に、上げ幅縮めている。トヨタ自<7203>は買い一巡後に下げに転じるなど、戻り待ちの売りも散見されている。東証1部の騰落銘柄は、値上がり数が全体の6割を占めている。セクターでは、情報通信、鉄鋼、パルプ紙、繊維、ガラス土石、ゴム製品、機械、非鉄金属、銀行などが堅調。一方で、海運、鉱業、電力ガス、陸運、金属などが小安い。
 買い一巡後はこう着との見方は大勢だったと考えられるが、日経平均の寄付きが高値となるなか、手掛けづらさが窺える。ただし、ソフトバンク<9984>が強含みに推移しているほか、ファナック<6954>、KDDI<9433>なども寄り付き水準での底堅い値動きを続けており、売りも仕掛けづらいところであろう。後場もソフトバンク<9984>を睨みながらの相場展開になりそうだが、日経平均が14000円キープとなれば、ややリバウンドを意識したスタンスになりそうだ。
 今晩の米国ではインテルの決算が予定されているが、決算を見極めたいとの手控えムードよりは、売り込まれている関連セクターや銘柄などへのアク抜けからのリバウンドを意識した押し目拾いの流れが強まる可能性がありそうだ。(村瀬智一)

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