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日経平均は続伸、米株高・円安で買い先行も上値重く

相場概況
日経平均は続伸。14日の米国市場では、複数の大手行決算が市場予想を上回ったほか、9月小売売上高など堅調な経済指標も好感され、NYダウは39ドル高となった。為替相場も1ドル=104円台前半と円安に振れ、日経平均は15円高からスタートすると前場に一時16954.44円(前週末比98.07円高)まで上昇した。しかし、17000円に迫る水準では上値が重く、買い一巡後は伸び悩みマイナスに転じる場面も見られた。商いは低調で、後場はプラス圏ながら16900円を挟んだ狭いレンジでのもみ合いが続いた。

大引けの日経平均は前週末比43.75円高の16900.12円となった。東証1部の売買高は15億2703万株、売買代金は1兆6333億円だった。業種別では、鉱業、鉄鋼、不動産業が上昇率上位だった。一方、電気・ガス業、水産・農林業、石油・石炭製品が下落率上位だった。

個別では、ソフトバンクグ<9984>、トヨタ自<7203>、三菱UFJ<8306>、みずほ
<8411>、三井住友<8316>などがしっかり。前週末に決算発表したドトル日レス<3087>
とTSI HD<3608>はともに7%超高と急伸した。また、MBO(経営陣による買収)
を発表したアデランス<8170>はストップ高比例配分となり、その他本多通信<6826>やパイプドHD<3919>、一部証券会社の投資評価引き上げが観測されたJDI<6740>などが東証1部上昇率上位に並んだ。一方、任天堂<7974>、ファーストリテ<9983>、ソニー<6758>、NTT<9432>、KDDI<9433>などがさえない。小野薬<4528>は2%超下落した。また、新潟県知事選挙の結果を受けて東京電力HD<9501>が急落し、ネオス<3627>やSMS<2175>などと東証1部下落率上位に並んだ。


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