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個人主体による物色意欲の強さが窺える

後場の投資戦略
[日経平均株価・TOPIX(表)]

日経平均;20018.30;-1.74TOPIX;1620.04;+1.20

[後場の投資戦略]

 指数インパクトの大きいところでは、ファーストリテ<9983>、京セラ<6971>、東エレク<8035>が上値の重石となる一方で、ファナック<6954>、KDDI<9433>、エーザイ<4523>、日本ガイシ<5333>、花王<4452>が下支えとなるなど、まちまちの展開。また、銀行株が小幅ながらも利食いから軒並み下げていることも、慎重姿勢につながっているようである。
 一方で、ミクシィ<2121>、テックファーム<3625>、ワイヤレスG<9419>、テクノスジャパ<3666>、A&T<6722>、クボテック<7709>などが個別に物色されているなど、個人主体による物色意欲の強さが窺える。
 日経平均は2万円を挟んでのこう着になりそうだが、下値の堅さ意識される局面においては、心理的な安心感から中小型の材料株などへの売買が活発化することになろう。また本日決算発表が予定されているファナックだが、明日28日の午前中には山梨県の本社で決算説明会が開催される。投資家との対話を重視する姿勢を強めており、市場の関心が集まりやすい。ショートカバーを誘う動きともなれば、日経平均けん引する可能性もある。(村瀬智一)

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