中国:今後5年の重要課題は「金融リスクの回避」=人民銀の周総裁
[15/11/26]
提供元:株式会社フィスコ
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注目トピックス 経済総合
中国人民銀行(中央銀行)の周小川・総裁は25日付の共産党機関紙・人民日報に寄稿し、「金融リスクの予防と解決こそが、向こう5年で直面する厳しい試練」と強調した。足元の問題については、「中国経済が高成長から中高速の成長に転換するにつれ、これまで高成長で隠されていた一部の構造的な矛盾、体制的な問題が徐々に露呈してきている」と指摘。そのうえで、「国の金融市場の安全システムを確立し、マネーロンダリングやテロ活動などに対する資金提供の監督管理体制を強化しなければならず、金融面での処罰・制限制度を確立し、海外からの金融市場への攻撃や制裁に有効に対応すべき」との考えを示した。
また、中国政府が今後5年で金融業の双方向の開放を承諾し、人民元資本勘定取引の兌換実現を承諾していることについては、「開放と同時に、海外からの攻撃を受けるリスクも高まる」とマイナス面に言及。これが、景気下振れ圧力に拍車を掛けかねないと警鐘を鳴らした。
【亜州IR】
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また、中国政府が今後5年で金融業の双方向の開放を承諾し、人民元資本勘定取引の兌換実現を承諾していることについては、「開放と同時に、海外からの攻撃を受けるリスクも高まる」とマイナス面に言及。これが、景気下振れ圧力に拍車を掛けかねないと警鐘を鳴らした。
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