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自律反発狙いの範囲内、トレンド転換を見極め【クロージング】

注目トピックス 市況・概況

28日の日経平均は3日続伸となり、73.14円高の14696.03円(出来高概算21億9000万株)で取引を終えた。利食い優勢で始まり、日経平均は寄り付き後に一時14520.57円まで下げ幅を広げる局面もみられた。しかし、200日線レベルでの底堅さが意識されるなか、先物主導で切り返す展開に。ソフトバンク<9984>やファナック<6954>などの弱い値動きが上値の重しとはなったが、配当落ち分の再投資との見方や、実質新年度入りに伴う機関投資家による資金流入への思惑などから、強含みの展開となった。

東証1部の騰落銘柄は、値上がり数が全体の7割を占めているほか、規模別指数では小型株指数の強さが目立っていた。円相場は円高傾向が続いているが、先物主導によるインデックス買いや中小型株への物色が強まるなか、円高を警戒する流れも限定的だったようだ。

ただ、トレンドが反転したというよりも、目先のボトム形成を意識した自律反発狙いの範囲内でもある。日経平均も足元のボックス上限を捉えてきているが、今後は25日線や一目均衡表の雲下限辺りで達成感につながる可能性はある。売られ過ぎていた銘柄への見直しを入れつつ、トレンド転換を見極めたいところである。



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