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後場に注目すべき3つのポイント〜安倍首相と黒田日銀総裁の会談に注目

注目トピックス 市況・概況

15日の後場の取引では以下の3つのポイントに注目したい。

・米インテル決算控えるも、アク抜け意識した押し目拾いか
・ドル・円は101円86銭付近、安倍首相と黒田日銀総裁の会談に注目
・ソフトバンク<9984>は強含みも、トヨタ<7203>のマイナス転換が投資心理を冷やす

■米インテル決算控えるも、アク抜け意識した押し目拾いか

日経平均は反発。114.55円高の14024.71円(出来高概算7億9000万株)で前場の取引を終えた。14日のNY市場は3月の小売売上高の結果や、シティグループが発表した第1四半期決算では予想外の増益となったことを好感した流れを引き継ぐ格好から始まった。シカゴ日経225先物清算値は大阪比140円高の14090円だったが、大阪225先物はこれにサヤ寄せする格好から14080円でのスタート。

ただ、ギャップ・アップ後はこう着感の強い相場展開となり、日経平均は寄り付きの14068.75円を高値に、上げ幅縮めている。トヨタ自<7203>は買い一巡後に下げに転じるなど、戻り待ちの売りも散見されている。東証1部の騰落銘柄は、値上がり数が全体の6割を占めている。セクターでは、情報通信、鉄鋼、パルプ紙、繊維、ガラス土石、ゴム製品、機械、非鉄金属、銀行などが堅調。一方で、海運、鉱業、電力ガス、陸運、金属などが小安い。

買い一巡後はこう着との見方は大勢だったと考えられるが、日経平均の寄付きが高値となるなか、手掛けづらさが窺える。ただし、ソフトバンク<9984>が強含みに推移しているほか、ファナック<6954>、KDDI<9433>なども寄り付き水準での底堅い値動きを続けており、売りも仕掛けづらいところであろう。後場もソフトバンク<9984>を睨みながらの相場展開になりそうだが、日経平均が14000円キープとなれば、ややリバウンドを意識したスタンスになりそうだ。

今晩の米国ではインテルの決算が予定されているが、決算を見極めたいとの手控えムードよりは、売り込まれている関連セクターや銘柄などへのアク抜けからのリバウンドを意識した押し目拾いの流れが強まる可能性がありそうだ。

■ドル・円は101円86銭付近、安倍首相と黒田日銀総裁の会談に注目

ドル・円は101円86銭付近で推移。ドル・円は、東京株式市場が強含みに推移していることで下げ渋る展開。安倍首相と黒田日銀総裁の会談が注目されている。ユーロ・ドルは、1.3813ドルから1.3822ドルで推移。ウクライナ情勢の緊迫化、欧州中央銀行(ECB)の追加緩和観測で上げ渋る展開。ユーロ・円は、140円75銭から140円85銭で推移。

12時17分時点のドル・円は101円86銭、ユーロ・円は140円71銭、ポンド・円は170円28銭、豪ドル・円は95円67銭付近で推移している。

■後場のチェック銘柄

・米インテル決算待ちのなか、ウクライナ情勢緊迫化や甘利大臣発言などが上値を抑制
・ソフトバンク<9984>は強含みも、トヨタ<7203>のマイナス転換が投資心理を冷やす
・後場は安倍首相と黒田日銀総裁会談に絡む報道を注視

☆後場の注目スケジュール☆

<国内>

12:45 5年国債入札の結果発表
13:00 マンション発売(3月、不動産経済研究所)



<KO>

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