後場に注目すべき3つのポイント〜ソフトバンクの値動きが相場の方向性を左右
[14/04/17]
提供元:株式会社フィスコ
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注目トピックス 市況・概況
17日の後場の取引では以下の3つのポイントに注目したい。
・ソフトバンクを睨みながら、中小型株での値幅取り
・ドル・円は101円99銭付近、東京株式市場の弱含みで上げ渋る展開
・ソフトバンク<9984>の値動きが相場の方向性を左右
■ソフトバンクを睨みながら、中小型株での値幅取り
日経平均は反落。51.77円安の14365.91円(出来高概算9億8000万株)で前場の取引を終えた。16日の米国市場は上昇したが、決算を受けて時間外でグーグル、IBMなどが弱い動きをみせていたこともあり、利益確定の流れが先行した。その後は、GPIFに絡んだ報道などもあって切り返す局面もみられたが、前引けにかけては再び利食いに押される格好となった。
セクターでは電力ガス、海運、その他製品、石油石炭、繊維、その他金融などがしっかり。一方で、金属、輸送用機器、ゴム製品、銀行、不動産、保険、証券、情報通信などが冴えない。指数インパクトの大きいところでは、ファーストリテ<9983>、ソフトバンク<9984>、ホンダ<7267>が軟調。一方で、ファナック<6954>、キヤノン<7751>、スズキ<7269>が堅調。東証1部の騰落銘柄は、値上がり数が若干上回っているが、高安まちまち。
ソフトバンク<9984>の値動きの荒さが目立つ。売り先行後に一時7500円を割り込んだが、その後は一時7690円まで上昇。しかし、前引けにかけては再び弱い動きとなっている。指数インパクトが大きいこともあり、相場の方向性にも影響しやすいだろう。また、円相場が1ドル101円90銭、1ユーロ141円05銭辺りと円高に振れていることも手掛けづらくさせている。ウクライナ情勢の打開を目指して17日にジュネーブで開かれる外相級4者協議を見極めたいとの流れもありそう。
規模別指数では小型株指数のみがプラスとなり、一方で大型株指数の弱さが目立つ。前日に日経平均は今年2番目の上げ幅をみせていたこともあり、想定内の一服ではあるが、後場もソフトバンク<9984>を睨みながら、中小型株での値幅取りになりそうだ。
■ドル・円は101円99銭付近、東京株式市場の弱含みで上げ渋る展開
ドル・円は101円99銭付近で推移。ドル・円は、東京株式市場が弱含みに推移していることで上げ渋る展開。ユーロ・ドルは、1.3815ドルから1.3842ドルで推移。ウクライナ情勢の緊迫化、欧州中央銀行(ECB)の追加緩和観測で上げ渋る展開。ユーロ・円は、140円98銭から141円37銭で推移。
12時13分時点のドル・円は101円99銭、ユーロ・円は141円15銭、ポンド・円は171円70銭、豪ドル・円は95円62銭付近で推移している。
■後場のチェック銘柄
・ソフトバンク<9984>の値動きが相場の方向性を左右
・ガンホー<3765>やホットリンク<3680>の物色には一服感、利食いに警戒
・前日大幅上昇の反動が上値を抑制、値動きの軽い中小型株での値幅取りに
☆後場の注目スケジュール☆
<国内>
12:45 20年国債入札の結果発表
14:30 日銀が4月地域経済報告公表
14:30 3月全国百貨店売上高
<海外>
15:00 独・3月生産者物価指数(前月比予想:0.0%、2月:0.0%)
<KO>










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