前場に注目すべき3つのポイント〜日本通信などMVNO関連に関心が高まるか
[14/04/18]
提供元:株式会社フィスコ
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注目トピックス 市況・概況
18日の前場の取引では以下の3つのポイントに注目したい。
■株式見通し:薄商いながらも底堅い展開に
■外資系証券の注文動向:差し引き50万株の売り越し
■前場の注目材料:家電量販も格安スマホ参入、本格的な普及期へ、MVNO関連に関心が高まるか
■薄商いながらも底堅い展開に
☆日経225想定レンジ:上限14550円-下限14400円
18日の東京市場は薄商いながらも底堅い展開になりそうだ。17日の米国市場はグーグルやIBMの冴えない決算からまちまちの展開だったが、既に織り込み済である。一方で、ゴールドマン・サックスは、減収減益ながら予想を上回る決算を発表して上昇しており、安心感につながる。シカゴ日経225先物清算値は大阪比115円高の14495円となり、日経平均はこれにサヤ寄せしてのスタートが期待される。
また、為替市場では円相場が1ドル102円45銭、1ユーロ141円50銭辺りと、やや円安に振れて推移している。ジュネーブで行われた米国、欧州連合(EU)、ロシア、ウクライナの4者協議は、ウクライナの緊張緩和に向けた枠組みに合意したことも材料視されよう。
もっとも、18日の欧米市場はグッドフライデー(聖金曜日)の祝日となるため、海外からの資金流入は限られるだろう。全体としては底堅い値動きが期待されるものの、大きなトレンドは出難いと考えられる。そのため、物色の流れとしては決算などを手掛かりにした個別対応のほか、材料系のテーマ物色に向かうことになりそうだ。
なお、14年3月期の業績予想を上方修正した資生堂<4911>は、17日のADR(米国預託証券)では4%超の上昇をみせている。テーマ株では、家電量販大手のビックカメラ<3048>は格安のスマートフォン販売に参入すると報じられている。MVNO(仮想移動体通信事業者)関連として日本通信<9424>などに短期資金が向かいそうである。
■外資系証券の注文動向:差し引き50万株の売り越し
朝の外資系証券6社経由の注文状況は、売り860万株、買い810万株、差し引き50万株の売り越しとの観測。なお、直近5日分の注文動向は以下の通り。
4月11日(金):970万株の売り越し
4月14日(月):540万株の売り越し
4月15日(火):110万株の売り越し
4月16日(水):220万株の売り越し
4月17日(木):630万株の買い越し
■前場の注目材料
・家電量販も格安スマホ参入、本格的な普及期へ、MVNO関連に関心が高まるか
・人材不足に絡む材料が相次ぐ、人材サービスを手掛ける企業にも注目へ
・ジョイフル本田<3191>が東証1部に上場(公開価格2700円)
☆前場のイベントスケジュール
<国内>
08:50 第3次産業活動指数(2月、経済産業省)
<海外>
10:30 中・不動産価格指数(3月)
<KO>










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