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後場に注目すべき3つのポイント〜短期的な値幅取り狙いの売買が中心に

注目トピックス 市況・概況

21日の後場の取引では以下の3つのポイントに注目したい。

・マド埋め完了で一先ず達成感も
・ドル・円は102円40銭付近、リスク選好的なドル買いは活発化せず
・ノンバンク株は急騰も、軒並み利益確定売りに押される展開

■マド埋め完了で一先ず達成感も

日経平均は続伸。91.71円高の14607.98円(出来高概算9億1000万株)で前場の取引を終えている。先週末の欧米市場がグッドフライデーの祝日で休場となるなか、海外勢のフローは減少。しかし、為替市場では対ドル、対ユーロともに円安に振れるなか、堅調な展開だった。

ソフトバンク<9984>、ファーストリテ<9983>、京セラ<6971>などが日経平均をけん引。日経平均は8日以来の14600円台を回復している。東証1部の騰落銘柄は値上がり数が1000を超えており、全体の過半数を占めている。セクターでは、鉱業、その他金融、石油石炭、パルプ紙、その他製品、情報通信、倉庫運輸、電気機器、精密機器、輸送用機器などが堅調。一方で、海運、建設、ゴム製品、医薬品、空運、不動産などが小安い。

日経平均は25日線を上回って推移しており、14600円を回復して9日に空けたマドを埋めてきている。一先ずマド埋めを完了したことにより、達成感が意識されやすいであろう。ソフトバンク<9984>などの動向を睨みながら短期的な値幅取り狙いの売買が中心になりそうである。

また、自民党の貸金業者に対する金利規制の緩和検討を手掛かりにノンバンク株が急騰。ただし、アコム<8572>、アイフル<8515>などはストップ高で寄り付いた後は上げ幅を縮めている。大引けにかけて再動意をみせてくるかが注目される。その他は、決算や業績修正、アナリスト予想等を材料にした個別物色になろう。

■ドル・円は102円60銭付近、日本の3月の貿易赤字拡大などで堅調に推移

ドル・円は102円60銭付近で推移。ドル・円は、東京株式市場が強含みに推移していること、日本の3月の貿易赤字が予想以上に拡大したことで堅調推移。ユーロ・ドルは小動き、1.3805ドルから1.3815ドルで推移。ウクライナ情勢への警戒感、欧州中央銀行(ECB)の追加緩和観測で上げ渋る展開。ユーロ・円は小動き、141円58銭から141円82銭で推移。

12時15分時点のドル・円は102円60銭、ユーロ・円は141円70銭、ポンド・円は172円32銭、豪ドル・円は95円65銭付近で推移している。

■後場のチェック銘柄

・日経平均は9日に空けたマド埋め完了で達成感が意識されやすいところ
・ノンバンク株は急騰も、軒並み利益確定売りに押される展開
・ソフトバンク<9984>などの動向を睨みながら短期的な値幅取り狙いの売買が中心に

☆後場の注目スケジュール☆

<国内>

14:00 全国スーパー売上高(3月)
14:00 鉄鋼生産(3月、日本鉄鋼連盟)
15:30 米倉弘昌経団連会長が定例記者会見
16:00 コンビニエンスストア売上高(3月)



<KO>

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