TPPで米が自動車輸入目標を要求したが・・・
[14/04/24]
提供元:株式会社フィスコ
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注目トピックス 市況・概況
日本の13年度貿易統計で、自動車の輸入台数が明らかとなった。全体は37万5812台、前年度比5.1%増。内訳は、EU26万817台、同23.3%増に対し、米2万2568台、同4.3%減、アジア5万5236台、同37.2%減。円安で輸入額は初の1兆円台乗せ、米国も14%伸びているが高級車消費は欧州車で占められたことになる。アジアはいわゆる逆輸入車分が大半で、円安と海外販売増で激減、その分、国内生産(4年連続増の+3.6%、937万9989台)を押し上げた格好。
21日に共同通信は、「TPP、米が自動車輸入目標要求、日本強く拒否」と伝えた。目標を下回れば米国が自動車関税の撤廃を先送りする仕組みとされる。農業分野の陰に隠れているが、自動車もTPP交渉難航の一因とされる。オバマ政権が11月の中間選挙を睨み、支持基盤の一つである自動車業界に配慮したい姿勢と見られるが、EUの1/10以下の規模では如何にも実態が伴っていない。
<MK>
21日に共同通信は、「TPP、米が自動車輸入目標要求、日本強く拒否」と伝えた。目標を下回れば米国が自動車関税の撤廃を先送りする仕組みとされる。農業分野の陰に隠れているが、自動車もTPP交渉難航の一因とされる。オバマ政権が11月の中間選挙を睨み、支持基盤の一つである自動車業界に配慮したい姿勢と見られるが、EUの1/10以下の規模では如何にも実態が伴っていない。
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