18日の米国市場ダイジェスト:ダウは109ドル高、早期利上げ観測後退を好感
[14/09/19]
提供元:株式会社フィスコ
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注目トピックス 市況・概況
■NY株式:ダウは109ドル高、早期利上げ観測後退を好感
NYダウ ナスダック
終値 :17265.99 終値 :4593.43
前日比:+109.14 前日比:+31.24
始値 :17163.73 始値 :4575.74
高値 :17275.37 高値 :4593.99
安値 :17163.73 安値 :4572.62
18日の米国株式相場は上昇。ダウ平均は109.14ドル高の17265.99、ナスダックは31.24ポイント高の4593.43で取引を終了した。前日の連邦公開市場委員会(FOMC)の結果を受けて、早期利上げの懸念がやや後退したとの見方から買いが先行。週間新規失業保険申請数が予想よりも少なかったことも好感され、引けにかけて上げ幅を拡大した。セクター別では、銀行や各種金融が上昇する一方、公益事業や不動産が下落した。
食品のコナグラ・フーズ(CAG)が好決算を発表して上昇。フラッシュメモリのサンディスク(SNDK)はモルガン・スタンレーが強気の見方を示し堅調推移となった。一方で、家具・インテリア用品小売のピア1インポーツ(PIR)は、予想を下回る決算と通年の業績見通しを引き下げ急落。石炭のピーボディー・エナジー(BTU)はゴールドマン・サックスの投資判断引き下げで軟調推移となった。
マーケット終了後にソフトウェア大手のオラクル(ORCL)は、創業者のラリー・エリソン氏がCEO職を退き、会長兼最高テクノロジー責任者に就任することを発表し、時間外取引で下落して推移している。
(Horiko Capital Management LLC)
■NY為替:ドル・円は108円68銭、フィラデルフィア連銀景況指数の予想下振れでドル買い後退
ドル・円は108円96銭まで上昇後、108円60銭へ反落し108円68銭で引けた。米国の新規失業保険申請件数が予想以上に減少したことを好感しドル買いが強まったが、その後発表された9月フィラデルフィア連銀景況指数が予想を下振れたためドル買いが後退。
ユーロ・ドルは、1.2857ドルから1.2931ドルへ上昇し1.2923ドルで引けた。欧州中央銀行(ECB)の新長期オペの規模が予想未満となったことを背景にショートカバーが加速。ユーロ・円は、140円01銭から140円53銭へ上昇した。株高に連れてリスク選好の円売りが優勢となった。
ポンド・ドルは、1.6322ドルから1.6409ドルへ上昇した。スコットランド独立への脅威が緩和したためポンドのショートカバーが強まった。ドル・スイスは、0.9399フランから0.9332フランへ下落した。
■NY原油:続落で93.07ドル、米在庫増やドル高による割高感で売り先行
NY原油は続落(NYMEX原油10月限終値:93.07 ↓1.35)。94.82ドルから一時92.85ドルまで下落した。前日発表された米エネルギー情報局(EIA)の週報(週次石油在庫統計)で、国内全体の在庫が大幅増だったことや、米早期利上げ観測からのドル高傾向による割高感などで、原油の売りが続いたとみられる。
また、この日発表の米国の経済指標で、先週分新規失業保険申請件数は予想以上に減少したが、8月住宅着工件数や9月フィラデルフィア連銀景況指数は下振れとなり、原油需要の先行き後退懸念も相場の重石になった可能性がある。
■主要米国企業の終値
銘柄名⇒終値⇒前日比(騰落率)
バンクオブアメリカ(BAC) 17.04ドル +0.27ドル(+1.61%)
モルガン・スタンレー(MS) 36.13ドル +0.57ドル(+1.60%)
ゴールドマン・サックス(GS)187.89ドル +3.07ドル(+1.66%)
インテル(INTC) 35.17ドル +0.19ドル(+0.54%)
アップル(AAPL) 101.79ドル +0.21ドル(+0.21%)
グーグル(GOOG) 589.27ドル +4.50ドル(+0.77%)
フェイスブック(FB) 77.00ドル +0.57ドル(+0.75%)
キャタピラー(CAT) 104.34ドル +0.35ドル(+0.34%)
アルコア(AA) 16.20ドル -0.08ドル(-0.49%)
ウォルマート(WMT) 76.22ドル -0.02ドル(-0.03%)
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