今日の為替市場ポイント:米早期利上げへの思惑は後退
[15/02/26]
提供元:株式会社フィスコ
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注目トピックス 市況・概況
昨日25日のドル・円相場は、東京市場では119円00銭から118円63銭で推移。欧米市場では一時119円07銭まで上昇したが、118円80銭まで反落し、118円87銭で取引を終えた。
本日26日のドル・円は119円前後で推移か。米国の早期利上げへの思惑後退でリスク選好的なドル買いはやや抑制される可能性がある。
25日の欧米市場では、豪ドル、英ポンドに対する米ドル売りがやや活発となった。米国の利上げが開始されるのは今年6月以降になるとの思惑が広がったことが要因とみられている。24日時点では、「利上げ開始は6月」との見方が多かったようだが、イエレン米連邦準備制度理事会(FRB)議長はインフレ進行の可能性について否定的な見解を示した。そのため、6月中に利上げを行うことがどうしても必要になるとは思えないとの声が聞かれている。
利上げ開始が6月ではなく7月以降になった場合、米政策金利の上昇ペースは緩やかとなり、長期金利の上昇は適度に抑制されるのではないか、との見方が浮上している。主要通貨に対するドル高継続の可能性は残されているが、インフレ抑制につながることから、大幅なドル高を期待することは難しくなりそうだ。
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