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米国株見通し:増産凍結協議やFRB幹部らの発言に注目

注目トピックス 市況・概況
S&P500先物 2149.75(-3.00) (19:25現在)
ナスダック100先物 4857.50(-3.25) (19:25現在)

19:25時点のグローベックスの米株先物はS&P500先物、ナスダック100先物は小安く推移している。

27日の米株式市場は上昇。昨日の米大統領選両候補による討論会では、民主党のヒラリー候補が優勢との見方が多く、政治の先行き不透明感が後退したとの安心感から買いが先行。9月消費者信頼感指数が予想を上振れたことも好感された。ただし、原油相場の下落を受けて上値は限られた。ダウ平均は133.47ドル高の18228.30、ナスダックは48.22ポイント高の5305.71。

まずは石油輸出国機構(OPEC)とロシアのエネルギー相による非公式会合の行方に市場の関心が集まっている。前日の原油相場は警戒感から売りが優勢だったが、これまでの経緯からは今回も合意できずとの見方が大勢のようだ。ただ、合意となれば8年ぶりとなるため、市場は相当評価してくる可能性がある。サウジアラビアは生産削減を促す見込みだが、イランは自国の産油量凍結につながるため抵抗といったところ。イランは経済制裁を課されていたことを考えれば当然の言い分であろう。とは言え、何らかの形で合意に持ち込めれば、評価されるだろう。

また、米国内ではイエレンFRB議長の証言のほか、FRB高官による講演が多数予定されている。利上げ時期に言及することが予想されるなか、発言を受けた荒い値動きになる可能性が高い。なお、NYダウのテクニカル面では25日線が抵抗となり、足元では5日線に上値を抑えられてきている。一方で週間形状では26週線が支持線として意識されており、中期スタンスではリバウンドが試されるところではある。足元調整意識も、下値の堅さが意識される展開か。



<KK>

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