今日の為替市場ポイント:原油先物や欧米株上昇を意識して円売り優勢の展開に
[16/09/29]
提供元:株式会社フィスコ
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28日のドル・円相場は、東京市場では100円26銭から100円79銭まで反発。欧米市場でドルは100円82銭まで買われており、100円69銭で取引を終えた。
本日29日のドル・円は、主に100円台後半で推移か。原油先物の大幅反発や欧米株高を意識して、リスク選好的な円売りがやや優勢となりそうだ。
OPEC(石油輸出国機構)は28日に開いた非公式会合で、8年ぶりの減産で合意した。市場関係者の多くは減産合意の実現は困難と考えていたことから、この結果はサプライズとなり、原油先物は急上昇。米国株式ではエネルギー関連が買われており、NYダウは110ドル高となった。
報道によると、OPECは原油生産を日量3250万-3300万バレルの水準まで減産することで合意したが、イランのザンギャネ石油相は、「イランは増産を凍結する必要はないだろう」との見方を示した。市場関係者の間からは、イランが原油輸出を制裁前の水準に戻す可能性は排除されていないとの声が聞かれており、減産合意によって原油価格が大幅に上昇するとの見方は少ないようだ。
NY原油先物は当面1バレル=50ドルを目指すとの見方が多いようだが、原油価格の急激な上昇は米個人消費を抑制するとみられており、2017年における米利上げペースの鈍化につながる可能性がある。
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