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強弱感が対立しやすい水準【クロージング】

注目トピックス 市況・概況
17日の日経平均は続伸。43.75円高の16900.12円(出来高概算15億2000万株)で取引を終えた。先週末の米国市場では大手行の決算が評価されたほか、予想を上回る経済指標の発表を手掛かりに反発となり、この流れを受けて買いが先行。日経平均は寄付き直後には16950円を回復する局面もみられた。

ただし、節目の17000円接近で戻り待ちの売り圧力が警戒されているほか、為替市場では円相場がやや円高に振れて推移するなか、利益確定もみられている。そのため、一時下げに転じた日経平均は、午後に入ると日中値幅40円程度で16900円を挟んでのこう着。東証1部の値上がり数は6割を占めており、小型株指数が相対的に強い動きをみせていた。セクターでは鉱業、鉄鋼、不動産、非鉄金属、ガラス土石、電気機器、金属がしっかり。半面、電力ガス、水産農林、石油石炭、情報通信、建設が小安い。

日経平均は、午後については40円程度の狭いレンジでの取引だったが、想定内の一服といったところであろう。日経平均は節目の17000円処では週足の一目均衡表の雲下限が位置しており、強弱感が対立しやすい水準。米国では決算発表が本格化するため、決算内容を見極めたいとするムードも強いだろう。ただし、米主要企業の決算についても、先週末の大手行のように予想を上回ってくるようだと先高期待が高まりやすいだろう。

ただし、19日には大統領選の候補者による第3回テレビ討論会があるほか、7-9月の中国の国内総生産(GDP)が予定されている。まずはこれを通過しておきたいところ。



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