23日の米国市場ダイジェスト:ダウは34ドル高、利上げによる企業業績への懸念が上値抑える
[17/02/24]
提供元:株式会社フィスコ
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注目トピックス 市況・概況
■NY株式:ダウは34ドル高、利上げによる企業業績への懸念が上値抑える
NYダウ ナスダック
終値:20810.32 終値:5835.51
前日比:34.72 前日比:-25.12
始値:20817.21 始値:5866.82
高値:20840.70 高値:5866.96
安値:20746.41 安値:5809.55
23日の米国株式相場はまちまち。ダウ平均は34.72ドル高の20810.32、ナスダックは25.12ポイント安の5835.51で取引を終了した。ムニューチン財務長官が8月までに税制改革に関する法案成立を目指すことや3%以上の経済成長実現に言及したことで、近く発表される減税策への期待感が強まり、買いが先行。昨日のFOMC議事録を受けた追加利上げ観測の拡大で、企業業績への懸念から上げ幅を縮小する場面もあったが、トランプ大統領が製造業幹部との会談で、雇用増加を強調したことが好感され引けにかけて上昇した。セクター別では、公益事業や電気通信サービスが上昇する一方で運輸や半導体・半導体製造装置が下落した。
半導体のエヌビディア(NVDA)は複数のアナリストによる投資判断引き下げを受け、下落。食品のホーメルフーズ(HRL)は利益見通しを下方修正し、軟調推移。電気自動車のテスラ・モーターズ(TSLA)はマスクCEOが追加資金調達の可能性に言及したことや、普及価格帯の新型電気自動車「モデル3」の発売が見込まれる下半期の業績見通しを示さなかったことで、売られた。一方で、PCメーカーのHPインク(HPQ)は決算内容が好感され、上昇した。
百貨店のノードストローム(JWN)はマーケット終了後に11-1月期決算を発表、売上高は予想を下振れたものの、一株利益は上振れた。時間外取引で上昇して推移している。
Horiko Capital Management LLC
■NY為替:ドル弱含み、米財務長官はドル高進行を懸念
23日のニューヨーク外為市場でドル・円は、112円93銭から112円55銭まで下落し、112円61銭で引けた。この日発表された新規失業保険申請件数が予想をやや上回ったことや、ムニューチン米財務長官の「ドル高にはいくらか問題がある」との発言が材料視された。市場関係者の間で新政権はドル高是正に動くとの警戒感が広がったようだ。また、長官が「新政権による景気刺激策の効果がでるのは2018年に入ってから」との考えを示したため、成長への期待も後退しドル売りに拍車がかかった。
ユーロ・ドルは、1.0562ドルから1.0595ドルまで上昇し、1.0582ドルで引けた。ユーロ・円は、119円43銭から119円04銭まで下落。ドル安・円高に連れる展開となった。ポンド・ドルは、1.2482ドルから1.2561ドルへ上昇した。ドル・スイスは、1.0094フランから1.0054フランまで下落した。
■NY原油:反発で54.45ドル、米原油在庫は増加も予想下振れ
NY原油先物4月限は反発(NYMEX原油4月限終値:54.45↑0.86)。53.87ドルから54.94ドルのレンジで推移した(時間外取引含む)。米エネルギー情報局(EIA)による週間在庫統計で、原油在庫が市場予想よりも増加しなかったことから買い優勢の展開となった。
チャートでは、25日移動平均線(53.1ドル水準)レベルからの上放れを試す格好となっている。欧州政治リスクやトランプ政策への警戒感から上値は重くなっているが、石油輸出国機構(OPEC)による減産進展などが下支えに。
■主要米国企業の終値
銘柄名⇒終値⇒前日比(騰落率)
バンクオブアメリカ(BAC) 24.58ドル -0.21ドル(-0.85%)
モルガン・スタンレー(MS) 46.58ドル +0.06ドル(+0.13%)
ゴールドマン・サックス(GS)251.19ドル -0.54ドル(-0.21%)
インテル(INTC) 36.18ドル +0.11ドル(+0.30%)
アップル(AAPL) 136.53ドル -0.58ドル(-0.42%)
アルファベット(GOOG) 831.33ドル +0.57ドル(+0.07%)
フェイスブック(FB) 135.36ドル -0.76ドル(-0.56%)
キャタピラー(CAT) 95.55ドル -2.65ドル(-2.70%)
アルコア(AA) 34.32ドル -2.28ドル(-6.23%)
ウォルマート(WMT) 71.31ドル -0.40ドル(-0.56%)
スプリント(S) 8.96ドル -0.33(-3.55%)
<SK>
NYダウ ナスダック
終値:20810.32 終値:5835.51
前日比:34.72 前日比:-25.12
始値:20817.21 始値:5866.82
高値:20840.70 高値:5866.96
安値:20746.41 安値:5809.55
23日の米国株式相場はまちまち。ダウ平均は34.72ドル高の20810.32、ナスダックは25.12ポイント安の5835.51で取引を終了した。ムニューチン財務長官が8月までに税制改革に関する法案成立を目指すことや3%以上の経済成長実現に言及したことで、近く発表される減税策への期待感が強まり、買いが先行。昨日のFOMC議事録を受けた追加利上げ観測の拡大で、企業業績への懸念から上げ幅を縮小する場面もあったが、トランプ大統領が製造業幹部との会談で、雇用増加を強調したことが好感され引けにかけて上昇した。セクター別では、公益事業や電気通信サービスが上昇する一方で運輸や半導体・半導体製造装置が下落した。
半導体のエヌビディア(NVDA)は複数のアナリストによる投資判断引き下げを受け、下落。食品のホーメルフーズ(HRL)は利益見通しを下方修正し、軟調推移。電気自動車のテスラ・モーターズ(TSLA)はマスクCEOが追加資金調達の可能性に言及したことや、普及価格帯の新型電気自動車「モデル3」の発売が見込まれる下半期の業績見通しを示さなかったことで、売られた。一方で、PCメーカーのHPインク(HPQ)は決算内容が好感され、上昇した。
百貨店のノードストローム(JWN)はマーケット終了後に11-1月期決算を発表、売上高は予想を下振れたものの、一株利益は上振れた。時間外取引で上昇して推移している。
Horiko Capital Management LLC
■NY為替:ドル弱含み、米財務長官はドル高進行を懸念
23日のニューヨーク外為市場でドル・円は、112円93銭から112円55銭まで下落し、112円61銭で引けた。この日発表された新規失業保険申請件数が予想をやや上回ったことや、ムニューチン米財務長官の「ドル高にはいくらか問題がある」との発言が材料視された。市場関係者の間で新政権はドル高是正に動くとの警戒感が広がったようだ。また、長官が「新政権による景気刺激策の効果がでるのは2018年に入ってから」との考えを示したため、成長への期待も後退しドル売りに拍車がかかった。
ユーロ・ドルは、1.0562ドルから1.0595ドルまで上昇し、1.0582ドルで引けた。ユーロ・円は、119円43銭から119円04銭まで下落。ドル安・円高に連れる展開となった。ポンド・ドルは、1.2482ドルから1.2561ドルへ上昇した。ドル・スイスは、1.0094フランから1.0054フランまで下落した。
■NY原油:反発で54.45ドル、米原油在庫は増加も予想下振れ
NY原油先物4月限は反発(NYMEX原油4月限終値:54.45↑0.86)。53.87ドルから54.94ドルのレンジで推移した(時間外取引含む)。米エネルギー情報局(EIA)による週間在庫統計で、原油在庫が市場予想よりも増加しなかったことから買い優勢の展開となった。
チャートでは、25日移動平均線(53.1ドル水準)レベルからの上放れを試す格好となっている。欧州政治リスクやトランプ政策への警戒感から上値は重くなっているが、石油輸出国機構(OPEC)による減産進展などが下支えに。
■主要米国企業の終値
銘柄名⇒終値⇒前日比(騰落率)
バンクオブアメリカ(BAC) 24.58ドル -0.21ドル(-0.85%)
モルガン・スタンレー(MS) 46.58ドル +0.06ドル(+0.13%)
ゴールドマン・サックス(GS)251.19ドル -0.54ドル(-0.21%)
インテル(INTC) 36.18ドル +0.11ドル(+0.30%)
アップル(AAPL) 136.53ドル -0.58ドル(-0.42%)
アルファベット(GOOG) 831.33ドル +0.57ドル(+0.07%)
フェイスブック(FB) 135.36ドル -0.76ドル(-0.56%)
キャタピラー(CAT) 95.55ドル -2.65ドル(-2.70%)
アルコア(AA) 34.32ドル -2.28ドル(-6.23%)
ウォルマート(WMT) 71.31ドル -0.40ドル(-0.56%)
スプリント(S) 8.96ドル -0.33(-3.55%)
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