今日の為替市場ポイント:地政学的リスク低下でドル買い継続も
[18/03/29]
提供元:株式会社フィスコ
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注目トピックス 市況・概況
28日のドル・円相場は、東京市場では105円33銭から105円73銭まで上昇。欧米市場でドルは一時107円01銭まで一段高となり、106円87銭で取引を終えた。
本日29日のドル・円は、主に106円台後半で推移か。四半期末におけるドル需要や地政学的リスクの低下を背景にドル買い・円売りが加速している。日経平均株価の動きをながめ、107円台を回復する展開が予想される。
海外市場では四半期末要因によるドル買い・円売りが進行。また、2017年10-12月の米実質GDP(確報値)が年率換算で前期比2.9%増と、改定値(2.5%増)から上方修正されたほか市場予想を上回ったことも、ドル買いの支援材料となった。また、北朝鮮の金正恩氏が訪中し、習国家主席との会談で非核化へ尽力すると表明したこともドル買い材料となった。米朝間の緊張緩和への思惑で安全逃避的な円買いは縮小しており、東京市場もこの流れでドル買い・円売りは継続しているようだ。
なお、米中貿易摩擦問題をめぐり水面下で交渉が続く中、米当局がパブリックコメント(意見募集)期間や修正作業に時間を要するため、中国製品に対する関税措置は6月まで導入されない可能性があると一部で報じられている。通商問題を巡る米中の対応は引き続き注目されそうだ。
<CS>
本日29日のドル・円は、主に106円台後半で推移か。四半期末におけるドル需要や地政学的リスクの低下を背景にドル買い・円売りが加速している。日経平均株価の動きをながめ、107円台を回復する展開が予想される。
海外市場では四半期末要因によるドル買い・円売りが進行。また、2017年10-12月の米実質GDP(確報値)が年率換算で前期比2.9%増と、改定値(2.5%増)から上方修正されたほか市場予想を上回ったことも、ドル買いの支援材料となった。また、北朝鮮の金正恩氏が訪中し、習国家主席との会談で非核化へ尽力すると表明したこともドル買い材料となった。米朝間の緊張緩和への思惑で安全逃避的な円買いは縮小しており、東京市場もこの流れでドル買い・円売りは継続しているようだ。
なお、米中貿易摩擦問題をめぐり水面下で交渉が続く中、米当局がパブリックコメント(意見募集)期間や修正作業に時間を要するため、中国製品に対する関税措置は6月まで導入されない可能性があると一部で報じられている。通商問題を巡る米中の対応は引き続き注目されそうだ。
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