NY株式:上昇、米中首脳会談を注視
[19/06/29]
提供元:株式会社フィスコ
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注目トピックス 市況・概況
米国株式相場は上昇。ダウ平均は73.38ドル高の26599.96、ナスダックは38.49ポイント高の8006.24で取引を終了した。昨日、米連邦準備制度理事会(FRB)による2回目のストレステスト(包括的資本分析)が終了し、資本計画の承認を受けて株主還元策を発表した大手行を中心に買いが先行。しかし、明日の米中首脳会談を見極めたいとの思惑から上値は限られた。セクター別では、銀行や運輸が上昇する一方でテクノロジー・ハード・機器や家庭用品・パーソナル用品が下落した。
ストレステストに合格し、増配や自社株買いを発表したJPモルガン・チェース(JPM)、ウェルズ・ファーゴ(WFC)、シティ・グループ(C)がなど金融関連銘柄が軒並み上昇。アルコール飲料のコンステレーション・ブランズ(STZ)は、決算内容が好感され、堅調推移。一方で、携帯端末のアップル(AAPL)は、ジョニー・アイブCDO(最高デザイン責任者)の退社を発表し、下落した。
アクティビスト(物言う投資家)のダニエル・ローブ氏は、複合企業のユナイテッド・テクノロジーズ(UTX)による防衛企業のレイセオン(RTN)買収計画に反対を表明した。同計画は既に大手ファンドのパーシング・スクエアを率いるビル・アックマン氏が反対しており、株主からの反対の声はさらに強まりそうだ。
(Horiko Capital Management LLC)
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