アーバネットコーポレーション Research Memo(6):2011年6月期をボトムに業績は順調に回復
[14/03/27]
提供元:株式会社フィスコ
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注目トピックス 日本株
■決算動向
(1)過去の業績推移
過去4期分の業績を振り返ると、主力である投資用ワンルームの販売戸数拡大が同社の業績をけん引してきた。2011年6月期に業績が落ち込んでいるのは、2008年のリーマンショックの影響等による金融引き締めを背景として、しばらく開発物件を凍結していたことによるものである。しかし、2011年6月期をボトムとして、金融緩和の動きとともに、順調に開発物件を積み上げることで業績は回復基調をたどっている。特に、投資用ワンルームの売れ行きが好調であることや、同社<3242>の少数精鋭による効率経営の効果も相まって経常利益率は8.9%の高い水準に到達している。
一方、財務面では、開発物件の積み上げに伴い、有利子負債残高も増加しているが、内部留保の蓄積や新株予約権の発行による自己資本の増強により、2013年6月期の自己資本比率は約31.0%の水準を確保している。
(執筆:フィスコ客員アナリスト 柴田 郁夫)
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