注目銘柄ダイジェスト(前場):日立製作所、楽天、日本通信など
[14/04/15]
提供元:株式会社フィスコ
提供元:株式会社フィスコ
注目トピックス 日本株
日立製作所<6501>:731円(前日比+15円)
続伸。寄り付き後は一時乱高下する場面もあったが、その後もしっかりの展開となっている。クレディ・スイス(CS)では投資判断を「ニュートラル」から「アウトパフォーム」に格上げ、目標株価も735円から920円に引き上げている。構造改革の成果が営業外収支の改善に現れてきたこと、バリュエーションの割安感などを評価と。また、テクノロジーセクターの中では、同社のように今年度業績への安心感のある銘柄が選好されやすい局面とも判断している。
楽天<4755>:1221円(同-29円)
売り先行。クレディ・スイス(CS)では投資判断を「アウトパフォーム」から「ニュートラル」に格下げ、目標株価は1400円を継続としている。スマホの普及率が50%に達して数量効果が徐々に薄れてくること、積極的なキャンペーン効果の反動などから、今後のEコマースの成長率は巡航速度に向かうと判断しているようだ。また、CSではヤフー<4689>の投資判断も、スマホの数量効果一巡を見る局面として、同様に格下げしている。なお、米国市場でネット関連株に対する売り圧力が継続していることも上値抑制要因とみられる。
北興化学工業<4992>:336円(同+26円)
急伸。同社が前日に発表した第1四半期決算が買い材料視されている。営業利益は10.9億円で前年同期比5.6倍となり、通期予想の10億円を上回る水準となっている。売上高が約3割の増加となり、収益の拡大に直結する格好へ。流通在庫の減少に加え、消費税率引上げ前の駆け込み需要により、水稲用除草剤や水稲育苗箱処理剤などの国内受注が増加しているもよう。通期業績の大幅上振れ期待などが先行する状況に。
スター精密<7718>:1253円(同+69円)
急伸。前日に決算説明会が開催されており、あらためて足元の良好なファンダメンタルズを評価する動きが強まっているもようだ。1-3月期は工作機械受注、小型プリンタの販売台数などがリーマンショック後の最高水準となっており、会社計画上振れ期待などにつながっているようだ。また、株主資本配当率の引き上げ目標などもポジティブに捉えられる。
アシックス<7936>:1922円(同+66円)
大幅続伸。野村では投資判断を新規に「バイ」、目標株価を2500円としている。デザイン強化戦略によりグローバルでの中期的業績成長が見込まれると判断しているもよう。コア商品のランニングシューズは、デザイン性向上などで一般利用が拡がっていると考えており、こうした一般化は、収益基盤拡大や知名度向上を通じ、事業領域や展開地域の拡大に有利に働くと指摘している。
スクエニHD<9684>:1736円(同-53円)
さえない。JPモルガン(JPM)では、ガイダンスリスクには例年以上の注意が必要と指摘している。「ドラクエモンスターズ スーパーライト」の前提引き下げなどにより、15年3月期営業利益は従来の194億円から135億円に減額修正しているもよう。市場コンセンサスは170億円レベルの水準である。さらに、会社ガイダンスは想定以上に保守的になる可能性とし、前期並みの水準になる可能性も否定できないと。なお、前期の市場予想は110億円レベルとなっている。
タケダ機械<6150>:ストップ高買い気配
ストップ高買い気配。今期の営業利益見通しを1.6億円から3.4億円へ、最終利益見通しを1.0億円から2.7億円へとそれぞれ上方修正したことが好感されている。製造原価の低減や経費削減、業務の効率化などが進展。また、震災復興需要や建造物の耐震化需要に加えて、鋼構造物プロジェクトや老朽化した公共施設の防災補強、更新計画なども追い風に。
アクロディア<3823>:258円(同-74円)
急落。今期の営業利益見通しを2.7億円から3000万円へと大幅に下方修正したことが嫌気されている。韓国子会社が展開しているソーシャルゲームの提供は集客が進んだものの、マネタイズ施策に課題が残り、売上高、営業利益とも計画を下回る見込み。なお、同時に発表した上期営業損益は1.2億円の赤字となり、従来計画であった6000万円の赤字を下回って着地した。
省電舎<1711>:1788円(同+300円)
ストップ高。子会社のドライ・イー社が、エナリス<6079>と太陽光発電設備設置に係る工事請負契約を締結したと発表したことが材料視されている。再生可能エネルギー事業において、バイオガス・プラント事業でも協働を進めているエナリスのパワーマーケティング事業として、合計で約3500kWの太陽光発電設備を導入するにあたり、工事の発注を受けたと。
ウエストHD<1407>:1323円(同+118円)
買い先行。上期営業利益は前年同期比41.6%増の43.6億円となり、従来計画であった41.6億円をやや上回って着地したことが好材料視されている。グリーンエネルギー事業において、メガソーラーを含む産業用の太陽光発電システムの需要が好調に推移した。第1四半期営業利益は前年同期比8.7%減の12.2億円に留まっていた経緯から懸念が先行していたとみられ、大幅増益決算が前向きに評価されている。
ユーグレナ<2931>:1075円(同+150円)
ストップ高。イトーヨーカ堂が同社や食品メーカーなどと組み、微生物のミドリムシを混ぜた加工商品を売り出すと報じられたことが材料視されている。同社が培養したミドリムシの粉末を配合したカゴメの野菜ジュースやロッテのガムなどを並べるもよう。2016年度に150品、売上高70億円を目指すとも伝わっており、同社への恩恵に期待感も先行へ。
日本通信<9424>:394円(同+80円)
ストップ高。クレディ・スイスが投資判断「アウトパフォーム」、目標株価620円でカバレッジを開始したことが材料視されている。今後の業績のドライバーは、日本市場におけるSIM事業になると指摘。中長期的に時価総額は1000億円ラインを目指すと予想しているほか、将来的には大手MNOなどがバイアウトする可能性もあるとコメントしている。
<KO>










SEO関連




