ルネサスイーストン Research Memo(2):日立、ルネサスの特約店として事業を拡大
[14/06/25]
提供元:株式会社フィスコ
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■会社概要
(1)沿革
ルネサスイーストン<9995>は1954年、福島電気工業として東京都千代田区に設立された。会社設立以前から電気・電子部品の販売を手掛けてきたが、1955年には正式に日立製作所<6501>と電子管(電子部品)第1号の特約店契約を締結し、事業を拡大させていった。途中、1984年に商号をイーストンエレクトロニクスに変更した。また、1989年には第三者割当増資を行い、日立製作所から出資を受けた。
同社は創業当初から日立製作所と密接な関係にあったが、日立製作所が半導体の主要製品である汎用DRAMとDRAM以外のロジック系半導体についてそれぞれ、エルピーダメモリ、ルネサステクノロジとして分社化した。イーストンエレクトロニクスは、ルネサステクノロジの販売子会社であったルネサス販売と特約店契約を締結した。2009年にルネサス販売の販売子会社であるルネサスデバイス販売を合併し、商号を現在の社名に変更した。その後、ルネサステクノロジがNECエレクトロニクスと合併してルネサス エレクトロニクスとなったあとは、ルネサス エレクトロニクスと特約店契約を締結し、現在に至っている。
株式市場には1994年に日本証券業協会に店頭登録して公開し、大阪証券取引所JASDAQ上場(現東京証券取引所JASDAQ市場)を経て、2014年2月に東京証券取引所市場2部へ上場した。
上述のような沿革を反映し、株主においてもルネサス エレクトロニクスが30.03%を保有する最大株主となっているほか、日立製作所も2.56%を保有しており、ビジネス上も資本上も、両社と深いつながりを有していることがわかる。株主構成としては上位10位株主で約64%を占めている。
(執筆:フィスコ客員アナリスト 浅川 裕之)
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