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注目銘柄ダイジェスト(前場):住友商事、東洋ゴム工業、Aimingなど

注目トピックス 日本株

住友商事<8053>:1368.5円(前日比-11円)
相対的に底堅い展開。前日の取引時間中に今期業績予想の下方修正、並びに、中期計画の発表を行っている。減損損失の拡大に伴って、最終損益は850億円の赤字に転落する見通し。ただ、追加の減損は想定線であるほか、配当は計画通りとしたことで、昨日は売り一巡後に下げ渋った。短期的な悪材料出尽くし感にもつながったようだ。本日は地合い悪に押されるが、ジェフリーズの投資判断格上げなども観測され、引き続き底堅い動きになっている。

東洋ゴム工業<5105>:2144円(同-197円)
大幅安。免震ゴムが国の性能基準を満たしていなかった問題で、すでに不適合を公表した55棟以外の製品でもデータ改ざんの疑いが浮上、新たに195棟の建物で性能基準を満たしているか調査を開始したと発表している。交換費用の増大による損失の拡大懸念、一段の信頼感低下懸念などが強まる格好に。

今仙電機<7266>:1496円(同-123円)
急落。前日に業績予想の下方修正を発表、営業利益は50億円から30億円に、最終利益は38億円から9億円に修正している。国内売上減少による収益の悪化、物流費の増加などが背景。加えて、北米子会社の事業用資産において減損損失を特別損失に計上している。信用買い残は比較的高水準であり、処分売り圧力も強まりやすいもよう。

ファーマF<2929>:573円(同+7円)
続伸。九州地方のブランド鶏種「みつせ鶏」の鶏足からヒアルロン酸の産生を著しく促進する成分「HAS-II」を、独自技術により開発することに成功したと発表している。ウサギを用いたモデル試験では、軟骨組織の細胞分化を促し、軟骨基質であるヒアルロン酸の産生量を増加する効果を示しており、この結果に基づき2月に特許出願を行っている。今後は関節障害改善食品として「HAS-II」の事業化を進めていくという。

ALBERT<3906>:4010円(同+220円)
反発。ACR(自動コンテンツ認識)技術を活用した各種ソリューションを提供するエヴィクサー社と業務・資本提携すると発表している。両社の提携により、放送データ及び店舗・イベント会場などのオフラインの接触行動と、スマートフォンなどモバイルデバイス上のオンラインの接触行動をユーザ単位で把握し、プッシュでメッセージを送って双方向のコミュニケーションをとるといったことが可能になるという。

ODK<3839>:340円(同+34円)
大幅続伸。15年3月期業績予想の上方修正を発表している。営業利益見通しは従来の0.70億円から1.50億円(前期は2.90億円)へと引き上げた。大学入試アウトソーシング業務の処理件数増による増収が寄与したほか、退職給付費用が市況の影響により当初予想を大幅に下回ったことが要因としている。第3四半期までの営業損益は2.57億円の赤字(前年同期は0.17億円の赤字)で推移していた。

Aiming<3911>:1218円(同+92円)
大幅高。前日25日にマザーズ市場へ新規上場、初値は公開価格920円を約12%上回る1032円だった。同社はオンラインゲームの企画、開発及び運営を手掛けており、特にMMO(Massively Multiplayer Online)ジャンルのゲーム開発を積極的に進めている点に期待する向きが多いようだ。ベンチャーキャピタル大株主のロックアップが除外される公開価格の1.5倍高(1380円)が1つのメドとして意識されるか。



<KO>

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