注目銘柄ダイジェスト(前場):パナソニック、OLC、東レなど
[15/03/27]
提供元:株式会社フィスコ
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注目トピックス 日本株
パナソニック<6752>:1588円(前日比+60.5円)
急反発。前日に2015年度の事業方針説明会を開催している。ADRでも2%弱の上昇となっており、ポジティブな反応となっている。16年3月期営業利益は4300億円と示されており、4000億円強の水準である市場コンセンサスを上回る内容に。販売増、構造改革効果、合理化効果などがプラスに働くとしている。想定以上の強気見通しにまずはプラスインパクトが先行へ。
OLC<4661>:9571円(同+571円)
大幅反発。本日は配当・優待権利落ち、並びに、1:4の株式分割権利落ちとなっている。中長期スタンスで個人投資家の購入ニーズは強いとみられるなか、分割による最低売買単位の低下に伴って、資金が積極的に流入する状況となっているようだ。配当・優待権利落ち分を十分にカバーする流れとなっている。
東レ<3402>:1053円(同+24円)
しっかり。15年3月期営業利益は前期比2割増の1250億円前後になる見通しとの観測報道が伝わっている。炭素繊維が好調で最高益を更新も、従来予想の1300億円には届かない見通しと。1290億円強レベルの市場コンセンサスも下振れに。一方、16年3月期は今期予想比2割増の1500億円程度に拡大の見通しと伝わっている。こちらは市場予想の1480億円強を上回っており、ポジティブな株価反応につながる格好へ。
日本カーボン<5302>:347円(同+9円)
連日の上値追い。特に新規の材料は観測されていないが、貸借倍率が0.8倍台などの需給面から、売り方の買い戻しなどが優勢の展開と見られる。また、直近ではメリルリンチ(ML)の紹介レポートなどが観測されている。次世代航空機エンジンLEAPに供給している炭化ケイ素連続繊維「ニカロン」が成長ドライバーとして注目しているもよう。
ソケッツ<3634>:1080円(同+150円)
ストップ高。同社が提供しているアプリ「Sockets Music」が、クラリオン<6796>の提供する自動車向けクラウド情報サービス「Smart Access」に対応するカーナビに連携を開始したと発表している。「Sockets Music」は世界中のネットラジオを検索、視聴できるサービス。専用ケーブルを接続することにより「Smart Access」と連携し、お気に入り登録したステーションなどを車内で楽しむことができるようになるという。
ニューテック<6734>:ストップ高買い気配
ストップ高買い気配。15年2月期業績予想の上方修正を発表している。営業利益見通しは従来の0.35億円から0.57億円(前期は0.84億円)へと引き上げた。OEM製品について新規の取引先の拡大と新製品の開発に注力したほか、期末にかけて学校及び独立行政法人向け等の販売が好調だったことから、売上高が当初予想を上回ったことが要因としている。
セルシード<7776>:731円(同+11円)
反発。東京女子医科大学と共同して推進する文部科学省の科学技術振興事業費補助金事業「再生医療本格化のための最先端技術融合拠点 CSTEC」プロジェクトにて実施した食道再生上皮シート臨床研究の今後の実用化開発、治験及び製造販売承認申請について相互に協力体制を構築した上で推進していくことを目的として、同大学と基本合意書を締結すると発表している。海外も視野に入れて実用化を目指していくという。
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