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メディアフラッグ Research Memo(4):2014年12月期は11期連続増収、7期連続営業増益を達成

注目トピックス 日本株

■決算概要

(1)2014年12月通期決算の概要
メディアフラッグ<6067>の2014年12月期の連結業績は、売上高が6,935百万円(前年同期比101.9%増)、営業利益が332百万円(同34.5%増)と、11 期連続増収、7 期連続営業増益を達成した。

2014年8月の営業利益・純利益の下方修正から一転し、決算ではほぼ期初予定で着地した。下期の売り上げ回復の要因は、営業支援事業における連結子会社impactTVとの相乗効果が挙げられる。3000社の取引口座を持つimpactTVの顧客にメディアフラッグの営業支援のメニューを相互に紹介し合うことで、双方にとって利益が伸びた形となった。店頭用TVの設置販売とTV周辺の販促提案の合わせ技により受注単価も上がり、下期の売上をけん引した。

海外でのコンサルティング事業の伸長も利益面に貢献した。2014年からの新規先であるインド財閥系CVSチェーンからの受注による約1億円の売上高は、流通支援事業へ計上されている。また、ストア事業は減収減益とはなったが、ローリスクな事業として安定的な収益を維持している。

連結子会社では、(株)MEDIAFLAG沖縄、cabicは通期で黒字、K9(株)は下期で黒字に転じた。十勝たちばなは、物流・製造の効率化や不採算店舗の整理によって経営状態は改善したが、黒字化には至っていない。(※再生事業の十勝たちばなは△69百万円の損失計上のため、営業利益の算出はない)

売上高に対する営業利益率、経常利益率、当期純利益率は前年度比から全体的に2%前後減少している。また、直近3ヶ月の実績である第4四半期(2014年10月−12月)の連結経常利益は前年同期比64.6%増の172百万円に拡大したが、売上高営業利益率は前年同期の9.5%から8.7%に減少した。利益率低下の要因は、十勝たちばなとimpactTVののれん代によるものとしている。また、十勝たちばなの約1,900百万円の有利子負債を引き継いでおり、40百万円強の支払利息が生じている。

(執筆:フィスコ客員アナリスト 原 美香)



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