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Iスペース Research Memo(6):中期経営目標として連結売上高250億円、営業利益15億円を掲げる

注目トピックス 日本株
■今後の見通し

(2)中期経営計画

インタースペース<2122>は中期的な経営目標値として、連結売上高25,000百万円、営業利益1,500百万円を掲げている。今の成長ペースでいけば3〜4年後には達成できるものと考えられる。前期から今期にかけて人材投資や新規事業の開発など将来の成長基盤を構築するための投資を行ってきたが、来期以降はこうした投資の回収期に入り、収益成長が加速していくものと予想される。

収益のけん引役となるのは、国内のインターネット広告事業で、アフィリエイトサービスでは営業強化によるシェア拡大に加えて、生産性向上による利益率の改善を進めていく。ネイティブ広告については、「X-lift」のサイト連携を拡大していきながら、販売増を目指していく。当初はコンテンツの制作などにコストが掛かり、利益率は低くなる可能性があるが、中長期的には顧客にとって費用対効果の高い広告手法であることから、成長が期待できる事業と言える。同社では2017年9月期からの利益貢献を見込んでいる。

一方、メディア運営事業では「ママスタジアム」に続く新規メディアの開発、育成を進め、広告収入を増やしていくことで、会社全体の利益の最大化に注力していく方針だ。

海外事業に関しては、アフィリエイトサービスを展開する各国で市場シェアNo.1を目指していく考えで、売上高が現状の3倍程度の規模になる2018年9月期からの利益貢献を見込んでいる。東南アジアにおけるeコマースの市場規模は2013年の70億ドルから、2018年には日本の約3分の1の水準となる345億ドル規模まで急成長するとの予測もあり、アフィリエイトサービスの成長ポテンシャルも大きいと言えよう。

(執筆:フィスコ客員アナリスト 佐藤 譲)



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