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フュージョンパートナー---大型案件など受注順調、ソフトブレーンを連結子会社化

注目トピックス 日本株
フュージョンパートナー<4845>は、サイト支援サービスやニュース配信サービス、電話・FAX等の自動音声応答技術を利用したサービス、情報ポータルサイト運営など、複数のチャネルを利用したSaaS/ASPサービス(ネットワーク経由でシステム機能を提供するサービス)を提供している。

14日、営業支援ソフトを展開するソフトブレーン<4779>の株式を市場内で45.57%まで取得し、国際会計基準(IFRS)上の連結子会社化したと発表。上場会社として事業運営の独立性をお互いに尊重しつつ、両社が保有する顧客基盤やサービス、ノウハウ等の事業資産を有効活用することにより、付加価値の高いサービス提供を進め、企業価値の向上を目指していく考え。

足元では、主力のサイト内検索サービス『i-search』の導入実績が順調に増加しているもよう。また、Webサイト上に掲載する「よくある質問」や社内情報の共有管理ツールとして利用されている『i-ask』についても堅調にシェアを拡大。また、e-ラーニングサービス『i-learning』は行政機関のコールセンターに、『IVR(自動音声応答)』サービスは地震保険の受付サービスとして損害保険会社に、また、DM配信停止受付サービスとしてポイントプログラム運営会社に導入されるなど、同社サービスの引き合いが増加している。その他にも、IVR及びSMSをシステム連携し、マルチデバイスからの各種業務の受付対応を行うサービスが電力会社に導入された。さらに、大型案件として損害保険ジャパン日本興亜(株)のIoT・ビッグデータ処理に関連するシステム開発を受注している。

2016年第3四半期における売上収益は20.62億円(前年同期比20.2%増)、営業利益は5.49億円(同14.7%増)、親会社の所有者に帰属する四半期利益は4.01億円(同29.4%増)の大幅増収増益となった。利益率の高い主力サービスの売上増加が寄与した結果、売上収益営業利益率は26.6%となった。

同社は6月22日に、2016年6月通期の業績予想を修正した。売上収益については、複数のSaaS/ASPサービスの同時導入による月額利用料の積み上げや、顧客ニーズに合わせた新規サービス開発の売上が好調に推移しており、前回5月に上方修正したとおり26.80億円を見込む。前回予想で期初計画を下回った営業利益も前期比14.7%増を予想しており、増益見通しは変わらず。持分法適用会社であるエイジア<2352>の株式を売却したことに伴い約5.50億円の利益計上を見込み、税引前利益で前回予想比51.9%の12.00億円、当期利益で同47.2%増の7.80億円、親会社の所有者に帰属する当期利益で同47.2%増の7.80億円と大幅な利益増となる見通し。




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