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注目銘柄ダイジェスト(前場):三菱自、野村不動産、ゲンキーなど

注目トピックス 日本株


三菱自<7211>:523円(前日比+1円)
朝方に急伸後は伸び悩み。会長に日産のゴーン社長が就く人事が固まったと報じられ、今後の構造改革進展や日産との提携効果の拡大などに対する期待感が高まる状況となっている。一方、前日の引け後には業績予想の下方修正を発表。営業損益は250億円の黒字から280億円の赤字に、最終赤字は1450億円から2400億円に下方修正。ただ、下方修正の主因は保守的で一過性のものとの見方が強いようだ。直近の上昇で短期的な過熱感も。


ゲンキー<2772>: - 円(前日比 - 円)
ストップ高買い気配。前日に発表した第1四半期決算がポジティブサプライズにつながっている。営業利益は10.6億円で前年同期比72.5%増益、上半期計画12.3億円、同7.2%増益予想に対する進捗率は86%に達している。月次動向などから売上の順調拡大は想定されていたものの、収益水準の大幅な上昇には意外感も強いと見られる。


JAC<2124>:1299円(前日比+89円)
大幅反発。前日に発表した月次動向がポジティブ視されている。9月の売上高は前年同月比31.2%増、4月以来の高い伸びとなっている。6月は同7.1%増と伸び率が1ケタにとどまり、警戒感が強まったものの、その後は2割強の増加ペースが続く形になっている。あらためて業績成長への期待感などが高まる状況に。


THK<6481>:2077円(前日比+76円)
大幅反発。ゴールドマン・サックス証券が投資判断を「売り」から「中立」に格上げしていることが材料視されている。中国工作機械やエレキ分野における受注や出荷動向の上振れを考慮、業績予想を増額修正するとともに、目標株価も1800円から2000円に引き上げているようだ。また、ここまでの株価のアンダーパフォームから、相応の業況低迷や中長期的リターン悪化も織り込まれつつあると。


東製鉄<5423>:727円(前日比-24円)
反落。高炉各社が製鋼原料となる鉄スクラップの調達拡大に動き始めたと報じられている。原料炭の値上がりでコークス価格が高騰しているため、原料をコークスからスクラップに切り替えているようだ。製品価格の値上げが行いにくい状況下、電炉各社にとっては、スクラップ価格の上昇によるマージン悪化が見込まれる状況に。足元で高まっていたリスク要因が顕在化する形。


野村不HD<3231>:1766円(前日比+88円)
大幅続伸。今期住宅販売計画の達成可能性が高まったとの観測報道が伝わっている。今期計上予定物件のうち、成約に至った物件の比率は9月時点で8割程度に達したもようとされている。7-9月期の巻き返しによって、業績下振れ懸念の後退につながるとの期待が先行へ。なお、本日は大手不動産株で強い動きが目立っているが、相対的な出遅れ感の強さに関心が向かう状況でもあるようだ。




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