カイオム Research Memo(3):人員削減と研究開発テーマの絞り込みにより営業損失は縮小
[17/04/27]
提供元:株式会社フィスコ
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注目トピックス 日本株
■業績動向
1. 2016年12月期の業績概要
カイオム・バイオサイエンス<4583>の2016年12月期の業績は、売上高が前期比10.0%減の252百万円、営業損失が1,042百万円(前期は1,269百万円の損失)、経常損失が1,047百万円(同1,253百万円の損失)、当期純損失が1,491百万円(同1,282百万円の損失)となった。
売上高は創薬支援事業の減収を主因に落ち込んだものの、期中に希望退職募集による人員削減を進めたほか、研究開発テーマの絞り込みを行うなど費用の削減に取り組んだことで、営業損失は前期比で227百万円縮小した。ただ、特別損失として固定資産の減損損失を321百万円、(株)イーベックにかかる投資有価証券評価損を113百万円、希望退職者の募集に伴う特別退職金24百万円を計上した結果、当期純損失は前期比で208百万円拡大した。なお、イーベックは血液Bリンパ球から完全ヒト抗体を作製する独自プラットフォーム技術を有するバイオベンチャーで、抗体作製技術においてシナジーが見込めると判断し、2015年10月に同社株式の10%を114百万円で取得していた。なお、2016年12月末の従業員数は前期末比18名減の42名となったが、当面は現状の人員規模で事業活動を継続していく方針となっている。
(執筆:フィスコ客員アナリスト 佐藤 譲)
<NB>
1. 2016年12月期の業績概要
カイオム・バイオサイエンス<4583>の2016年12月期の業績は、売上高が前期比10.0%減の252百万円、営業損失が1,042百万円(前期は1,269百万円の損失)、経常損失が1,047百万円(同1,253百万円の損失)、当期純損失が1,491百万円(同1,282百万円の損失)となった。
売上高は創薬支援事業の減収を主因に落ち込んだものの、期中に希望退職募集による人員削減を進めたほか、研究開発テーマの絞り込みを行うなど費用の削減に取り組んだことで、営業損失は前期比で227百万円縮小した。ただ、特別損失として固定資産の減損損失を321百万円、(株)イーベックにかかる投資有価証券評価損を113百万円、希望退職者の募集に伴う特別退職金24百万円を計上した結果、当期純損失は前期比で208百万円拡大した。なお、イーベックは血液Bリンパ球から完全ヒト抗体を作製する独自プラットフォーム技術を有するバイオベンチャーで、抗体作製技術においてシナジーが見込めると判断し、2015年10月に同社株式の10%を114百万円で取得していた。なお、2016年12月末の従業員数は前期末比18名減の42名となったが、当面は現状の人員規模で事業活動を継続していく方針となっている。
(執筆:フィスコ客員アナリスト 佐藤 譲)
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