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CAICAD Research Memo(5):2025年10月期はDXソリューションサービスの伸びで大幅増収増益見込み

注目トピックス 日本株
*12:05JST CAICAD Research Memo(5):2025年10月期はDXソリューションサービスの伸びで大幅増収増益見込み
■CAICA DIGITAL<2315>の業績見通し

1. 2025年10月期の業績予想
2025年10月期の連結業績について同社は、中間期における特別利益の計上を踏まえ、期初予想(親会社株主に帰属する当期純利益のみ)を増額修正した。売上高を前期比11.0%増の6,220百万円、営業利益を同87.0%増の215百万円、経常利益を同55.8%増の215百万円、親会社株主に帰属する当期純利益を725百万円(前期は30百万円の利益)と大幅な増収増益を見込んでいる。

売上高は、引き続き「ITサービス事業」が順調に拡大する。とりわけ既存事業が堅調に推移するとともに、新規事業として取り組むDXソリューションサービスによる上乗せ分(4.8億円を想定)が業績の底上げに大きく寄与する想定だ。一方、「金融サービス事業」は「Zaif INO」の取扱高拡大などに取り組むも、未だ本格的な業績貢献は見込んでいない。

利益面でも、「金融サービス事業」への先行費用が継続するものの、「ITサービス事業」の伸びや高単価案件の選別継続により大幅増益を見込んでいる。

2. 弊社の見方
通期予想の達成のためには、下期で売上高3,676百万円、営業利益189百万円が必要となる。チャレンジングなハードルではあるものの、そもそも下期偏重の傾向があることや、下期にはDXソリューションサービスの本格的な業績寄与が期待できることから、同社の業績予想の前提には一定の合理性があると判断している。いずれにしても、順調に受注が積み上がってきたDXソリューションサービスに負うところが大きいと弊社では見ており、まずは第3四半期における数字の出方に注目したい。人的リソースの確保を含めて、順調に立ち上がってくれば、今後の収益ドライバーとしてのポテンシャルにも期待が持てるだろう。また、中長期の視点からは、引き続き「Zaif INO」やWeb3ビジネスの進展に注目したい。

(執筆:フィスコ客員アナリスト 柴田郁夫)



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